では収録内容の詳細を

HARDCORE                        (約3時30分収録)
 RAWやSDでお馴染みのハードコア戦に着目した作品で、
司会はタズです。

@what is hardcore?
まずはブラッドショー、マット・ハーディ、クリスチャン、バハレイらが
各自の試合経験を元に、ハードコアとはなんぞやって難問に
答えていきます。
で、真面目に答えていそうな選手もいるのに、大きな辞書を開いて
辞書にはこうありますってボケをかますのがクリスチャン
やっぱりエエ味を出してくれよりますワ。
AMick Forey
ハードコアっていうとやっぱりこの人。96年の『サマースラム』での
テイカーとのボイラー室戦や、師匠テリーとのRAWでの熱戦が語られ、
ビンスが新設したハードコアのベルトを手渡す場面もあります。
BEary action
初代ハードコア王者のミックに立ちふさがるは、【世界一危ない男】
がギミックのシャムロック。ここではRAWでの一戦をダイジェストで。
CWho is hardcore?
今度は、ハードコアって言ったら誰って質問です。
やはりミックって意見があり、2000年の『レッスルマニア』で観客の
度肝を抜いたTLC戦を戦った3チーム、ダッドリーズ、ハーディーズ、
エジクリらが当時を振り返る場面も。
DHardcore Woman
女性陣も負けてません。99年9月6日のRAWで行なわれ、スカパー
放映の際はモザイクの入っていたアイボリー対トリー(元全日本女子
のテリー・パワーちゃん)も無修正で収録。ま、見せてはアカンものは
映ってはないけど、殿方の股間を熱くするのは間違いなしかな。
EDown by the river
99年2月14日のPPV『バレンタインディの虐殺』より、
アル・スノーとハードコア・ホーリーの一戦を。
何と極寒のミシシッピ川まで乱戦は繰り広げられます。
確かこの前後に、ボブ・ホーリーが、ハードコア・ホーリーに改名
するんやったはず。また蛇足ですが、この夜のメインは
オースチンとビンスの金網戦でした。
FInjurise
ハードコア戦をやる代償を各自が語ります。
クラッシュ・ホーリーは頭の縫いキズを見せ、ハードコア・ホーリーは
カート君が放った月面水爆を腕に受け、試合中に骨折した場面を
振り返ります。腕がブラブラのまま戦う姿が、スカパーでも流れたん
やけど、見ていて気持ちの良いモノではなかったですワ。
GBattle royal
続いて2000年4月20日のPPV『バックラッシュ』より、ハードコア
ルールによるバトル・ロイヤルを。そろそろドタバタ度が増して
来た感じがしてくるはず。
HStreet fight!
2000年の『ロイヤル・ランブル』ではストリートファイト形式の
WWF王座戦が極悪非道のHHHと、彼さえも恐れる凶獣カクタス・
ジャックの間で行なわれました.
こ存知でしょうが、カクタスとはミック・フォーリー氏が持つ三つの人格
の中の、一番凶悪な顔。この試合に至るまでミックはHHHに痛め
つけられ続け、遂に凶獣と化してしまったんでしたな。
内容は残酷そのものの試合で、よくもまぁお子さんも観ているで
あろうPPVでこんな試合が流せたなと驚いてしまいます。
尚、HHHもこの試合を高く評価している様で、自身の特集DVDで
ある『THE GAME』の特典映像として完全収録しています。
I24/7
ハードコアのベルトをクラッシュが奪取。それと共に24時間中、
王者は気を抜けない状況に。それでも挑戦者はTPOをわきまえず
戦いを挑み、試合の舞台は自然とリング以外の場所へ。
詳しくは特典映像で報告しまっさ。
JMemories
2000年の『サマースラム』でのTLC2、96年の『キング・オブ
・ザ・リング』での、マンカインドの金網頂上からの落下
テリー・ファンクが扮したチェーンソー・チャーリーが映り、
これらの元祖として、ジミー・スヌーカの“スーパーフライ”
パターソンとスローターの流血戦がフラッシュ・バックされます。
KA.P.A.
凶器なんて使わなくっても十分ハードコアなのが、強面の彼等
酒場での大暴れの場面が収められておりますワ。
L50-foot fall
2000年の『サマースラム』でブラックマンを相手にハードコア王座の
防衛戦を行なったシェイン・マクマホン。なんと映像放送用の梯子の
テッペンから突き落とされて...。確かに金なんて掃いて捨てるだけ
あろうシェインがやるんやから、ハードコアもここに極まりってとこや。
MMop it up
最後は司会を務めたタズのキメ台詞で幕。
以下はDVD特典映像ですワ。
@Hardcore Holly vs. Bart Gunn
本編Eで新王者になったハードコア・ホーリーの防衛戦を完全収録。
食べ物を粗末にする、教育ママなら激怒ものの試合。
ACrash Test
テストの王座をクラッシュが、正にかすめ盗り。
B24/7 is Born
スマック・ダウンにおいてまたもや奇跡的に王座を守ったクラッシュ、
調子に乗って思わず何時でもどこでも誰の挑戦でも受けるなんて
口走ったものやから、会場からの帰りをミーンストリート・ポッセの
面々に襲われるはめに。
CLaundry 24/7
クラッシュ君、今日はコインランドリーで襲われました。
DAirport 24/7
クラッシュ君、今日は空港で襲われました。
EFuntime USA
クラッシュ君、今日は巨大ゲームセンターで襲われました。
FCrash vs. Hardcore Holly
遂に従兄弟の挑戦を受けたクラッシュ君。途中参加もたくさん現れた
ものの、何とか今日も生き延びたようです。
GJeff Hardy vs. Matt Hardy
やはりこの二人がやると梯子が出てきて一味違ったハードコア戦に。
またもや途中参加多数なれど、やっぱり最後はクラッシュ君が
火事場泥棒のようにしてベルトを奪取。
HHardcore Brisco
王者の定めで、おちおち寝てもいられなくなったクラッシュ君。
疲れきったのか、会場の片隅で熟睡していたところをブリスコが
抜き足忍び足で近づき、一度はベルトを奪うものの...。
またブリスコを助けようとパターソンが染みの付いたブリーフ攻撃まで
繰り出します。僅か数分の試合ながら爆笑の連続やデ。
IHardcore Patterson
王者となったブリスコをパターソンが祝うが、当然これは罠で...。
JBig Boss Man vs. Steve Blackman
ここからは、ハードコアに開眼した地味々々ブラックマンの試合を。
まずはこれまた地味なボスマン相手に、ちょっとだけ派手な一戦を。
KEdge & Christian vs. Steve Blackman
今度はとぼけた派手さで迫るエジクリとのハンディ戦を。
LSteve Blackman vs. Tazz
今度はこのDVDの本編司会を務めたタズとの一戦を。
MTiger Ali Singh vs. Steve Blackman
今度はあのタイガー・ジェット・シンの息子との一戦。元々気乗りの
していないシン・ジュニア、哀れボコボコにされてしまいました。
NRaven vs. The Undertaker
哀れと言えば、この一戦。当時コミッショナーに収まっていた
ミック・フォーリー氏の発案で実現したんやけど、実況席へ向けて
テイカーの必殺のラスト・ライドが火を吹いて...。
OTriple Threat
ロック様、カート君、当時の王者であったビッグ・ショーの3人による
豪華な一戦。しかしここでも途中参加がたくさん現れ、ビッグ・ショーを
攻撃。その様はまるで蟻の大群が巨象を襲うよう。いつしかロック様と
カート君は画面から消え、単なるビッグ・ショーの防衛戦に...。
PWrestlemania X-Seven
2001年の『レッスル・マニア』より、ケイン、レイヴェン、
ビッグ・ショーの三つ巴戦で行われたハードコア戦。
この時はアトランタのアストロ・ドームが会場となっていたのですが、
当然戦場はリング外へ移行。球場での試合らしくバックステージでも
各選手が、本来なら交代投手が乗るべきブルペン・カーに飛び乗り、
カー・チェイスを展開。哀れケインの暴走運転の餌食となり、
レイヴェンが轢かれてしまうところなんて爆笑モノでっせ。
QBacklash 2001 (Raven vs. Rhyno)
ここからはライノが主役の時代。先代王者であったレイヴェンを
軽く一蹴しとります。
RJudgment Day 2001 (Rhyno vs. Test vs. Big Show)
ここでもテスト、ビッグ・ショーのデカいだけで役に立たんポンコツを
軽く一蹴しとります。
SBig Show vs. Rhyno
RAWでビッグ・ショーに敗れて、ライノは王座から落ちてしまいます。
けど誤解したらあきませんデ。もうライノは【次のステージ】に向かった
んですワ。何時までたっても中堅でウロウロしているビッグ・ショーに
ベルトを返して。

<総評> 特典映像はなんとトータルで2時間強が収録。
内容はクラッシュ君がやっていた24時間営業の王座を巡って、
MSポッセやHバンカーズ、ブリスコにパターソンが絡む寸劇に
始まり、ブラックマンが防衛していた頃、レイヴェンが主役の頃、
ライノに王座が移動してから、とこれ一本でWWFハードコアの歴史を
ざっくりと振り返れる優れもの(さすがにRVD時代は無理でした)。
しかも2001年のWMから始まり、バックラッシュ、
ジャッジメントデイ、各々の特番でのハードコア戦が完全収録。
ワシとしては特番での試合の完全収録より、初期の寸劇もどきを
たくさん入れて欲しかったんやけど、これはこれで結構満足しとります。
総合評価は★4つかな。
あとワシの感想やけど、これを観ているとビック・ショーに対する
その場その場での適当な登用の方法が良く分かって、
趣深いモノがありました。
それにハードコアって切り口で切ると、脇役メインのDVDとなって、
とても新鮮でした。


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