では収録内容の詳細を

IN YOUR HOUSE : ROCK BOTTOM’98
(約2時間36分収録)
 アティテュード・コレンションと銘打ち、以前VHSのみで
発売されていた作品をDVD化。一挙に12枚が廉価版
として発売されたんや。これはその中の一枚ですワ。
基本的にこのシリーズにはDVD特典映像はなく、過去の
VHSテープがそのまんまDVDとなったと理解していただ
いて結構です。ただしなんぼ過去のVHSのフォーマットを
変えての発売でも、DVDの最大の機能である頭出し信号
まで入っていないのは大きな欠点。
従ってチャプター番号もなく、観たい場所があるなら、ひた
すら早送りボタンを押し続ける事になってしまいますんや。
仕方がないよって、以下はワシが勝手に試合と重要と思える
場面に番号を振って解説しまっさ。

内容は、98年12月13日のPPV『ROCKBOTTOM』を収録
したものですワ。大会名からもお分かりになるように、この夜は
ロック様によるロック様のためのPPV。
ビンスの管理下にあった『企業の王者』時代のお話で、
多分ロック様がビンスに、「一丁、ロック様の名前を冠した
PPVをやってみろ」と注文を付けて実現したもののはず(笑)。
いや、冗談はさておき、一個人の名前でPPVをやるんやから、
『企業』の管理下にあるヒールであろうと、どれだけロック様の
人気が爆発しつつあったのか理解できようというもの。
尚、この当時JRは体調不良(顔面が麻痺する病気で、未だに
顔の半分が表情に乏しいでっしゃろ)でお休みしており、キング
の横にはマイケル・コールが座っております。

@オーブニング・プロモ
AMark Henry & D-Lo Brown vs Val Venis & The Godfather
 ・1年足らず前はロック様と同じ軍団であり、しかも上位に位置
 付けられていたはずのヘンリーとDロウ。それが今夜はロック様
 のPPV。人気商売の宿命とは言え、なかなか厳しい現実が
 ここにありますな。しかし「ROCKY SUCK!」の罵声だけは
 しっかり「D−Lo SUCK!」と、Dロウが引き継いだようで。
Bロック様のインタビューをマンカインドが襲撃
CThe Headbangers Vs Golga & Kurrgan
 ・ゴルガ、クルガン、シルバの3人でオディティーズと言う名の
 フリークス軍が組まれていたんやけど、相手のバンガーズを
 含めてみんな消えたな。オディティーズの面々のうち、一部は
 最近新日本に来とったみたいやけど。
D企業軍首脳部、悪の作戦会議(笑)
ESteve Blackman Vs Owen Hart
 ・当時『ブルー・ブレイザー』なる謎のマスクマンが居てて、こい
 つの正体はオマエやろって、互いに疑心暗鬼になっていた二人
 の対決。尚、ブルー・ブレイザーとオーエン・ハートに関しては
 悲しい出来事がおますんやけど、それはまた別の機会に。
Fビンス、マンカインドのオフィスを訪ねる 
 ・マンカインドは会場のボイラー室が生息地ってギミックなもん
 で、ビンスもボイラー室へと『商談』に入って行きました。
GThe Brood Vs The J.O.B. Squad
 ・腕は立つけど仕事に恵まれない者同士のチームである
 ジョブ・スクワッド。構成員はアル・スノー、ボブ・ホーリー、
 スコーピオのお三人。確かにこの人達、腕は確かですワ。
 尚、アルが人形の生首を振りまわしていますが、これは
 ECW在籍時にやったら大ウケしたギミックで、これに目を
 付けたWWFが引き抜いたって曰く付きの代物ですワ。
 ちなみにこの首、ヘッドと呼ばれておりました。
 で、対する相手チーム。ドラキュラのギミックで、これまた
 ちょっとだけウケていたガングリルのもとに、エジクリの
 二人が加わって結成されたブルードですワ。
Hビンスとマンカインド、まだ『商談』中です
IGoldust vs Jeff Jarrett"Strip Tease" Match
 ・負けたらゴールダスト本人か、JJのマネージャがストリップを
 するってルール。ここでの注目は、JJに付いている女子マネ。
 現オースチン夫人のデブラですワ。オースチンは前妻も師匠
 の嫁ハンを強奪した前科があり、いわば『他人の嫁ハン』を
 好きになる、どうにも困った癖のある人みたいですな。
 オースチンとデブラの交際が伝えられる頃、JJはWCWへと
 移籍し、腕も悪くないのにWWFへ戻ってこれないのは、この
 辺りのジメジメした事実があるからやないやろか。
JHBK登場し、デブラにストリップを命令
 ・先の試合、デブラの介入もあってJJが勝つんやけど、誰も
 ゴールダストのストリップなんて見たくないですわな。
 で、ここに登場したのがコミッショナーHBK。判定を覆して
 デブラにストリップを命令。殿方期待の時間となりました。
 しかしワシはオースチンには悪いけど、あの女は勘弁やワ。
Kビンスとマンカインド、『商談』に何かの結論が出たようで
LThe New Age Outlaws vs Ken Shamrock & The Big Boss Man
 ・タッグ王座戦です。当時ロード・ドッグが試合の冒頭に
 すらすら喋るアウトローズのアナウンスメントを、ワシも練習した
 モンです。結構同じ事をしていた人が居てるんやないですか。
 ホンマに良いチームでしたな、アウトローズは。
MMankind vs The Rock
 ・この夜に先立つPPV『サバイバー・シリーズ』において、トーナ
 メントを勝ち抜き王座を奪取したロック様。
 その時の決勝戦の相手がマンカインドやったんやけど、ビンス
 と手を組んでいたロック様が汚い手を使ったってのが、この夜
 への伏線。復讐を誓うマンカインドの待つリングへ、ビンス
 とシェインを引き連れて、『企業の王者』が堂々の入場や。
 で、ビンス懸命の『商談』も、マンカインドには通じず、試合は
 開始されよります。途中ビンスの介入、シェインの誤爆なども
 絡んで、遂にマンカインドが必殺のミスター・ソッコを。
 ちなみにミスター・ソッコとは、履き潰した靴下を相手の
 口に押し込み窒息されるといった荒業で、これにはたまらず
 ロック様も失神。マンカインドの勝利が告げられますんや。
 しかしビンスも抜け目がおませんな。「タイトルはピン・フォール、
 もしくはサブ・ミッションで決した場合でないと移動しない」と
 ルール・ブックを紐解き、ベルトをロック様のもとへ。
 まだまだ物語りは続きますって寸法ですワ。
NSteve Austin Vs The Undertaker"Buried Alive" Match
 ・オースチンとテイカーの抗争は、テイカーによるオースチンへ
 の『悪魔への改造未遂事件』、『シンボルへの磔事件』と発展
 し、対するオースチンもテイカーのマネージャーであるベアラー
 をマンホールへ突き落とすなど、オカルト度と暴力度を増して
 臨界点に達する寸前。で、それならばとビンスが発案したのが
 今夜の生き埋め戦。花道奥に土を盛って、腰の高さまでの
 穴を掘り、両者の顔を掘った墓石までしつらえて、舞台である
 墓場も準備完了や。
 しかしこんなギミック・マッチでも、さすがはオースチンとテイ
 カー。キチンと試合はこなした上で、埋めるか埋められるか
 ってハラハラドキドキを演出してくれるんやモンな。
 試合はテイカーともめていたケインが介入し、哀れテイカーが
 生き埋めに。また特殊車両の運転が得意なオースチンは、
 ショベル・カーで乗り付け、墓穴に土を掛ける始末。
 ホンマ、滅茶苦茶しよりますワ...。


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