では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

HULK STILL RULES (2枚組:約6時間収録)
 2002年早春、まさかのWWF復帰を果たしたホーガン。
今更ノコノコと帰って来て何をするつもりや、帰って来てもバックステ
ージでのトラブルの種になるだけやんけ等々と、当初は今回の復帰を
全く肯定的に捉えていなかったワシ。
それが気が付けばこうしてホーガンのDVDを購入し、嬉々としながら
鑑賞しとるんやから、ワシもホンマにいい加減な奴ですな(苦笑)。
ま、こうしてビンス御大の仕掛けにドップリと浸かるのもWWFの楽し
み方のひとつと自己弁解し、テリー・ボレア(←ホーガンの本名ですワ
、念のため)の半生を描いた冒険活劇を紹介をいたしますワ。
そうそうヤクザものの映画を観ると、観客は皆肩をいからせながら映
画館から出て来るそうですが、このDVDを観た後は絶対にアナタも
ハルク・アップしたくなるはず。
さぁ皆さんもご一緒に、「ワッチャ、ゴナ、ドゥ?、ブラザー!」。

DISC−1
まずは約63分収録の本編。自身の歴史を本人や周囲の人間が語っ
ております。英語の苦手なワシやから、細かいところは勘弁してね。
@Growing up
  ・ボレア青年はローカル・ロック・バンドに在籍していたそうで、い
  かにも売れていなさそうな当時の写真が収録されとります。
  ・名伯楽ヒロ・マツダのコーチによりプロレスラーへ転身。影響を
  受けたのはジャック・ブリスコみたいや。
ABeginnings
  ・デビアス(デビアーシに聞こえるな)相手に殿堂MSGデビュー
  当時のマネージャーであった御大ブラッシーが懐古しとります。
  ・アンドレとの抗争や、映画『ロッキーV』への出演もありました。
BDawn on a superstar
  ・一度AWAへ転身し、ボックウィンクルと抗争を。
  ・そしてWWFへ復帰してみると、かつてのマネージャーであった
  ブラッシーはアイアン・シークと結託してイラン軍を結成中。
CThe birth of Hulkamania
  ・84年1月23日、殿堂MSGにてアイアン・シークの保持するWW
  F王座へ挑戦。凶器シューズによる攻撃にてこずるも、シークを撃
  破して念願の王座を奪取。控え室ではアンドレやパツキが祝福に
  訪れるんやけど、最後に現れた黒人選手はロック様の父上であら
  れるロッキ−・ジョンソンさんやおまへんか!。
DHulkamania runs wild
  ・ホーガンの熱狂的ファンを称して“ハルカマニア”と言うそうで、
  ブラッシー爺やパターソン爺が当時を懐古されとりますワ。
  またWWFもホーガン人気を後ろ盾に85年3月31日、遂にレッ
  スル・マニアの第1回目を開催。巨大レスリング・カンパニーへと
  変貌を遂げて行くんですな。
E"Randy"Roddy Piper
FKing Kong Bundy
GPaul Orndorff
HAndre The Giant
IRandy Savage
  ・名勝負を繰りひろげたライバル達を、ホーガン自身が振り返って
  おります。詳しくはDVD特典映像を観て下さいなって編集方針み
  たいですが、珍品としてアンドレを紹介する際に新日本で放映され
  たカタカナ表記のテロップが入る映像も収録されとるデ。
  また若き(七三分けのヘア・スタイルがたまらん)藤波“ドラゴン”
  辰巳にも触れとりましたワ。
JHulkamania winds down ?
  ・アンダーテイカーやアースクエイク、ヨコヅナら新しい時代の敵が
  続々出現。しかしホーガンのモチベーションが下がったのか...。
KWCW
  ・なんとWWFの敵対団体であるWCWへ電撃移籍!!!
  後を追うようにWWFを脱退したサベージらと合流し、ビンス撃墜
  を最終目標とするターナー&ビショフらの手駒として『月曜夜の視
  聴率戦争』の最前線へ
  そして96年7月、WWFからナッシュ&ホールが移籍して来ると、
  これまでベビー・フェイス一筋であったホーガンが...。
LThe nWo
  ・盟友サベージを裏切り、ナッシュ&ホールと結託。究極のヒール
  軍団であるnWoを結成するんですワ。
  この時の試合は、既発売の『BACK IN BLACK』にDVD特典
  映像として完全収録されとるから是非一度観ていただきたい。
  ホーガンのヒール・ターンがどれだけ観客には受け入れ難い出来
  事やったのかが如実に分かります。またそれ程の衝撃であったか
  らこそ、nWoは飛ぶ鳥を落とす勢いで勢力を拡大したんやろね。
  けど盛者必衰は世の常、nWoブームにてWWFを駆逐しそうやっ
  たWCWが、まるでシロアリ(しかも身内のシロアリ)に食い潰され
  る豪邸のように崩れ落ち、よりによってビンスに買収されて...。
MBack in WWF
  ・誰もが驚いたホーガンのWWF復帰。フレアーが統治するWWF
  など我慢ならんと、ビンスが『nWoという名の猛毒』を注入するっ
  てアングルでしたな。そしてホーガンとロック様の抗争が勃発や。
NWrestlemania X8
  ・レスリングの『未来』であるロック様と、レスリングの『過去』であ
  るホーガンの一騎撃ち。しかし2002年のレッスルマニアは、結局
  ホーガンに始まりホーガンに終わりました。ロック様もホーガンも、
  試合を組んだビンスでさえが事前に想像出来なかったであろう
  大歓声がホーガンに向けられたんでしたな。で、機を見るに敏な
  のがWWF。それならとホーガンをベビーに転向や。
OLeading to Backlash
  ・レッスルマニアにて念願の統一王者となったHHH。次回PPVで
  の挑戦者は誰かと皆が注目するなか、ビンス御大の強権が発動。
  「挑戦者はハルク・ホーガンや!」(←勿論大阪弁やないけど)。
PBacklash 2002
  ・ホーガンへ『ベルトという名のバトン』を手渡す。たった1ヶ月の
  王座在籍期間やったけど、さぞHHHは誇らしかった事やろな。
QHulkamaniacs
  ・NYのタイムズ・スクエアにある巨大おもちゃ屋のトイザラスにて
  開催されたホーガンとファンとの交流会。
  やはりファン層にも変化は訪れており、今回のWWF復帰を契機
  にファンとなった若者が多数居るみたい。
  そう、いわば21世紀のハルカマニアやね。彼等に支えられて、ま
  だまだホーガンは爆走中ですワ。

以下はDISC−1のDVD特典映像ですワ。
@World Wide Wrestling Federation debut at MSG
  (vs. Ted DiBiase, 12/17/79)
  ・御大ブラッシーをマネージャーに従えて、デビアス相手に殿堂M
  SGデビュー。まだ頭頂部には髪の毛もあって、現在の禿頭のホ
  ーガンに慣れた者にはちょっと新鮮な約23年前の試合ですワ。
  ベア・ハグで勝利を収めるのも、これまた新鮮かもね。
AShea Stadium (vs. Andre the Giant, 8/9/80)
  ・“ハルカマニア”という言葉の元ネタは、英国のロック・バンドであ
  るビートルズの熱狂的ファンを“ビートルマニア”と呼んだことやと
  思うけど、そのビートルズが『ソールド・アウト』させたシェア・スタジ
  アムが今夜の舞台。相手はご存知大巨人のアンドレですワ。
  ワシは初めて見る試合やったけど、実際は過去に公開済みの映
  像なんやろか。どちらにしても、これ一試合でDVDを買った金の
  元はキッチリ回収できるはず。
BThe Historic Trek Begins (return from AWA, 12/83)
  ・サモアンズと一戦交える事となったバックランド先生の『ミステリ
  アス・パートナー』として、AWAからWWFへ電撃復帰や。
CHulkamania Is Born! (vs. Iron Sheik, 1/23/84)
  ・イラン国のテヘラン出身と紹介されたアイアン・シーク。WWFの
  王座に君臨しとるんやけど、当時の米国の最大の脅威であった
  アラブの人間が王者やなんて許しておけんとホーガンが決起。
  かつてのマネージャーであったブラッシーがシーク側に寝返ってお
  り、その上シークが凶器シューズ攻撃を繰り出すものやから、少々
  手こずったものの遂にホーガンが初のWWF王座戴冠や。
  僅か5〜6分程度の試合やけど、見所満載の内容でしたデ。
  あ、シークやけど、83年12月26日にバックランドを破って王座に
  就いたらしいから、僅か1ヶ月弱の天下やったみたいやね。
  それと本編での紹介においても触れたんやれど、ホーガンを祝福
  にアンドレ、パツキ、ロック様の父上であられるロッキー・ジョンソ
  ンさんが現れ、続いてホーガンの両親までもが登場されます。
DMean Gene Learns the Ropes (TNT show, 8/21/84)
  ・コメンテイターのジーン・オカーランドをホーガンが鍛えるって内
  容の寸劇。葉巻とコーヒーで怠惰な生活に浸るジーンに、ホーガ
  ンの暑苦しい笑顔が迫り来る恐怖をアナタにも(苦笑)。
  それとホーガンの生卵3個の一気飲み×2回は、見ているこっち
  の気分が悪くなりましたワ(苦笑)。
  何故オカーランドを鍛えたかは、DISC−2のDに答えがおます。
EA Wonderful Night in Toronto (vs. Paul Orndorff, 8/28/86)
  ・オンドーフのタイツのお尻に書かれた『1derful』がお茶目やね。
  リング下には悪役マネの大御所ヒーナンさんも控えた、カナダは
  トロントでの大一番。ヒーナンさんの乱入や誤爆スポットも絡んで
  試合は進み、一度はホーガンを倒してオンドーフがベルトを腰に
  巻くもののやはり正義は最後に勝つようや。ホーガンもノリノリや
  ったのか、試合後の番外戦でもハルク・アップを出血大サービス
FWrestleMania III Epic Battle (vs. Andre the Giant, 3/29/87)
  ・アンドレ相手の王座防衛戦。またまた相手方にはヒーナンさん
  控えており、ホーガンは旗色が悪いのか、アンドレのベア・ハグ
  にあわやギブの一歩手前にまで追い込まれますんや。けどここで
  お待ちかねのハルク・アップが。慌てたアンドレの鉄柱誤爆を誘
  って、遂にカタルシスの塊のようなボディ・スラムが一閃。
  締めはギロチン・ドロップが火を吹き、強敵アンドレを完全ピン。
  やっぱりホーガンは強いんやと、しみじみ思わせる一戦でしたワ。
GDrink This! (TNT show, 8/21/84)
  ・上記したDの続編。今度はビンスとのスタジオ・トーク中に、ホー
  ガンがスペシャル・ドリンクを作って飲ますって内容。さすがのビン
  スも飲み干すことの出来ないスペシャル・ドリンクでした(笑)。
HThe Barber, The Monster, The "Macho Man" & Hulkamania
 (Hogan & Brutau"The Barber"Beefcake vs. Zeus &
 the"Macho Man" SummerSlam, 8/28/89)
  ・散髪屋さんギミックで登場したのはホーガンの実弟であるビーフ
  ケーキ。今夜はこの愚弟を引き連れ、マッチョ・マン&『人間粉砕
  機』とコールされたゼウス(って呼び方でエエの?)との対戦や。
  ちなみにホーガン側にはマッチョ・マンの奥方であられるエリザベ
  スさんが付いており、ここまでの紆余曲折が伺えますな。
  試合はマッチョ・マン側の女子マネであるシェリー(・マーテル?)
  が、鉄板を仕込ませた(のであろう)ハンドバックで強襲するも大
  失敗。それどころか散髪屋さんギミックのビーフケーキに黒髪をバ
  ッサリと切られてしまうといった、実に悲惨な幕引きとなってます。

★★隠しトラックを発見★★
  ・チャプター表示画面の3面目を注目。
  『HULK STILL RULES』のロゴ・マークを選択すると、『リアル・アメ
  リカン』のミュージック・クリップが再生されますんや。
  内容はアメリカの敵である○○や××への怒りに満ちており、一
  連の映画『ランボー』シリーズと似た感じ。しかし同時多発テロを
  経験した現在、冷戦の頃の名残やとは笑い飛ばせんワ。

DISC−2
DISC−2は全てDVD特典映像でっせ。
@All Star Wrestling (1/2/80)
  ・ホーガンのデカさを引き立てるために選ばれたのであろう、小柄
  な選手二名を相手のハンディ戦。当然彼等はホーガンの相手で
  はなく、強烈なバックブリーカーにてホーガンが楽勝。尚、彼等を
  隠語でジョバー、ロック様語ではジャブロニって言うんやろな。
  彼等二人の名前をご存知な方、連絡をお待ちしとります。
  
  私どものHPによく遊びに来ていただいている『stomebringerさん』
  が、ジャブロニ2人の名前を報告して下さいました。
  青のロング・タイツがベン・オーティズで、緑のジャケの方が
  アンジェロ・ゴメスという名前やそうです。
ABash at the Beach (vs. Ric Flair, 7/17/94)
  ・WCW買収により、ホーガンのWCW時代の映像の権利も手に
  入れたらしいビンス。しかしこのDVDでは、WCW時代の試合は
  これだけしか収録されず。何や、ビンスのケチって思ったんやけれ
  ど、唯一収録のこの試合、文句なしの内容でしたデ。
  94年6月23日にホーガンはWWFからWCWに移籍したそうで、
  それから1ヶ月足らずでのWCW王座挑戦。やはりビショフやター
  ナーもホーガンに懸けてたんやろな。
  試合はシェリー(・マーテル)のコーナー上部からのダイビング・
  ボディ・プレス、フレアーの四の字固め、フレアーのブラス・ナックル
  攻撃をことごとく凌いだホーガンが待ってましたのハルク・アップ。
  ビッグ・ブーツからギロチン・ドロップの殺人フル・コースにてフレ
  アーを沈め、WCW王座を獲得したんですワ。
  あ、忘れたらアカン。ホーガンのマネージャーのジミー・ハートも
  リング下に居てまっせ。  
  
  私どものHPによく遊びに来ていただいている『stomebringerさん』
  が、以下の情報を報告して下さいました。
  この試合でシェリー・マーテルを控え室へ連れて行ったのは「ミス
  スター・T」で、リングサイドでNBAのシャキル・オニールが観戦して
  います。
BTuesday Night Titans (Classic Hulk Hogan 10/18/85)
  ・ちゃんとクレジットしたらんかい。この試合でホーガンの相手を務
  めとるのはタイガー・チャン・リーこと、タイガー戸口こと、キム・“ビ
  ッグ・マウス”・ドクや。ワシらアジア人には嬉しい収録なんやけど、
  これで戸口ハンにはいくらかの小銭が入るんやろかなァ。
CMean Gene Interview
  ・次のDに収録の試合に向け、ジーンが決意を語ってまっせ。
DHulk & Mean Gene (vs. George "The Animal" Steele
 & Mr. Fuji, 8/26/84)
  ・DISC−1のDに収録された特訓は、この試合のためのものやっ
  たんやね。実況が入っておらず、終始ハルカマニアの絶叫が聞こ
  えるこの試合、勝負の鍵はフジの目潰し塩攻撃を見きったオカー
  ランドが握ってました。そう、またまた悪が負けたんですワ。
ETuesday in Texas (vs. Undertaker, 12/3/91)
  ・この試合を遡る事約10日、91年11月27日の『サバイバー・シ
  リーズ』において、フレアーの介入からテイカーにベルトを奪われ
  たホーガン。今夜はそのリターン・マッチですワ。
  試合は終盤のフレアー、ベアラーの連続介入をはね返し、ホーガ
  ンが虎の子を奪回や。尚、テイカーですが、ロープ渡りを2回も披
  露したところに若さが感じられましたな。

  私どものHPによく遊びに来ていただいている『stomebringerさん』
  が、以下の情報を報告して下さいました。
  この試合でWWFのプレジデントとして登場していた、ジャック・トニ
  ーという人はトロントのプロモーターのフランク・タニーの息子で、
  新間寿氏の次のWWFの会長でした。
FPuerto Rican Downpour (vs. Big John Studd, 10/19/85)
  ・楽園プエルト・リコでの一戦。一目見て感じるのは、リングの小さ
  さかな。WWFのものと比べると半分程度しかあれへんのやモン。
  試合の方は、何と野外開催やったんやけど、途中から集中豪雨が
  マットを直撃。これではどないしようもないと判断したんやろな、レ
  フリーが光速カウントによるリング・アウト負けをスタッドに宣告や。
GSaturday Night's Main Event (vs. Nikolai Volkoff 10/5/85)
  ・イラン国のシークを撃退すると、今度はソ連出身のボルコフがホ
  ーガンに宣戦布告。試合前には「スター&ストライプ(星条旗の事
  やで、念の為)は永遠や」と決意を語っていたホーガン。シーク戦
  に続き笑えん舞台設定やと眺めていると、ボルコフがゴング前の
  ホーガンを背中から強襲し、いよいよ卑怯なソ連のイメージが会
  場を支配しよる。試合はギロチン・ドロップ一発でホーガンが勝ち、
  またまた相手側に寝返っていたブラッシー爺からホーガンがソ連
  国旗を奪って、唾を吐きかけシューズを磨き...嗚呼...。
HSaturday Night's Main Event (vs. Mr. Perfect 4/28/90)
  ・天才ギミックのジニアス(テーズにダマされたアイツやないデ)を
  引き連れたカート・ヘニングが今夜のホーガンの対戦相手。
  パーフェクト・スープレックスという名の網打ち式原爆固めをかわし
  て、ビッグ・ブーツからギロチン・ドロップがズバリと決まれば、もう
  誰もホーガンのフォールを返す事なんて出来まへんワ。
ISaturday Night's Main Event (Hulk Hogan and
 Andre the Giant vs. Big John Studd
 & King Kong Bundy 11/2/85)
  ・大巨人アンドレとの、正に夢の超強力コンビが実現。ホンマ、そ
  れ以上でもそれ以下でもない試合でした。あ、それと試合の後半
  にアクシデントが発生。アンドレがロープに両手を絡ませて身動き
  をとれなくなるんやけど、相手チームの二人の動きを注目してや。
JWrestlevision (vs. Rowdy Roddy Piper, 11/7/85)
  ・まだタータン・チェックの民族衣装ギミックをやっていない頃のパ
  イパーが、今夜のホーガンの相手。レフリーの誤爆スポットを発端
  に、パイパーが椅子を振り上げるんやけど、ホーガンはこれをはね
  返すんや。それならとパイパー側の○×(誰か名前を教えて)が介
  入ると、ホーガン側もオンドーフがヘルプに現れて...。
KRoyal Rumble(1/20/90)
  ・年頭恒例のランブル戦。30人中の25番目にリング・インしたホ
  ーガンはスヌーカー、ハクの強敵二人を一気に駆逐。最後はヘニ
  ングとの一騎撃ちとなるんやけど、堂々の勝利を収めとります。
  尚、若き日のショーン・マイケルズが26番目にリング・インするん
  やけど、デクの棒のアルティメット・ウォリアー相手に秒殺される場
  面もあるなど、リング上の各選手の名を確認するだけでも楽しめる
  一戦でっせ。
LSurivor Series (Mega Powers vs. Mega Bucks, 11/24/88)
  ・本来『サバイバー・シリーズ』は軍団抗争にピリオドを打つ場であ
  り、88年はホーガン率いるメガ・パワーズと、ヒーナンさんを抱え
  たメガ・バックスの激突がメインに。ちなみにホーガン軍には、マッ
  チョ・マン、ヒルビリー・ジム、ココ、ハーキュリーズ(って読み方で
  エエの?)が属し、メガ・バックス軍には、デビアス、ボスマン、ハ
  ク、アキーム、レッド・ルースターが属しておりますんや。
  試合は相手側全員を全て倒すまで続く完全決着ルールで、終盤
  でのホーガンの手錠拘束スポットを絡め、長丁場の激戦を展開。
  マッチョ・マンの奥方エリザベスの決死の行動により拘束を解かれ
  たホーガンが粘るハクを倒し、マッチョ・マンとの二人残りで激勝。
MHarley Race (3/12/88)
NThe Genius (11/25/89)
OBig Boss Man (5/27/89)
PHonky Tonk Man (7/29/89)
QCardboard Rock (2/25/02)
  ・全て数分程度の試合前のアピール集
  しかし本編で一瞬映ったレイス戦は、なんとか完全収録して欲し
  かったな。美獣と超人の闘いなんて、ちょっとやそっとでは観れん
  のやモン。ホンマに残念無念や。

★★隠しトラックを発見★★
  ・エクストラ表示画面の3面目を注目。
  『HULK STILL RULES』のロゴ・マークを選択すると、85年5月24
  日放送のTuesday Night Titansより、ジーン・オカーランドやTNT
  バンドと『Tutti Fruiti』を演奏するホーガンの姿が拝めます。
  ただしオカーランドの歌いっ振りは堂々としているものの、ホーガ
  ンのベース・プレイは何やら『当て振り』っぽいなァ...。

<総評>
  ・あれが足らん、これが入ってないって言い出したらDVD2枚組
  はおろか、DVD5枚組でも10枚組でも文句が出るやろな。
  ワシはこれで充分満足いたしましたが、DVDを購入された皆さん
  は如何なモンでしたやろ。そしてまだ未購入の皆さんは、これを
  お読みになられて購入したくなられたでしょうか。もし興味を持た
  れた方で、お迷いの方なら是非購入して鑑賞してみて下さいな。
  絶対に後悔される事などないはずやと思いまっせ。
  ワシ自身、以前はホーガンなんてお子様ランチやないかって小馬
  鹿にしてたし、あの頃の自分を了見の狭い奴やったと反省するつ
  もりも毛頭ないけど、このDVDを観て改めてホーガンが米国のプ
  ロレスに与えたであろう影響の大きさを痛感しましたワ。
  ずっとホーガンのファンであられた年季者の方は勿論、ワシのよう
  に以前はホーガンなんてって思っていた方や、WWF復帰に際し
  て初めてホーガンを知り、なぜ現在のWWFのスター達がホーガ
  ンを尊敬するのか不思議でならない方、プロレスって商売がどの
  ようにしてビッグ・ビジネスと化したのかを知りたい方など、正に
  万人が楽しめる優れた内容のDVDや。値段も良心的やし、ホンマ
  に言う事なしでしたワ。


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