では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

INSURREXTION 2002               (約2時間26分収録)
 WWFは1年に2度、英国遠征を行なっており、春の遠征は
『INSURREXTION』、秋の遠征は『REBELLION』と呼ばれて
おりますんや。
このDVDは2002年5月4日、ロンドンはウエンブリー・アリーナ
満員御礼にして開催した2002年版の『INSURREXTION』で、
日本は勿論のこと、米国でも中継されなかった興行ですワ。
スーパースターズの面々は大半が参加し、実況席にはJRとキング
も着席。地方興行にありがちの手抜きは全くなしの布陣でっせ。


@オープニング・プロモ
AE.Guerrero vs RVD
 ・4月21日の『BACKLASH 2002』にてRVDからIC王座を
  奪ったゲレロ。舞台を英国に移しての防衛戦ですワ。
  やはりここでの注目はゲレロのフロッグ・スプラッシュとRVDの
  5★スプラッシュのどちらが決まるかやね。
B場面は変わって...
 ・ジャズとモーリーちゃんのインタビュー。多分モーリーちゃんが
  露出の多い他の選手を揶揄したんやと思いますが、これを聞い
  たインタビュアーのテリーがご自慢の『子犬』をご開帳や。
CTrish & Jaqueline vs Jazz & M.Holly
 ・米国の試合でも見られた、乱闘の巻き添えでレフリーが女子選
  手の下敷きになるネタを仕込み、よく練られた試合は進みます。
D場面は変わって...。
 ・ブラッドショーと戦うX-PAC、やる気満々です。
EBradshaw vs X-Pac
 ・怪我で長期欠場中の『盟友』ケインのマスクを片手に、X−PAC
  が登場。続いてブラッドショーが入場、試合は開始。やはりこの
  試合、nWo仲間のスコット・ホールの存在は欠かせんな。
  X−PACの座右の武器であるヌンチャクが悪用され、哀れブラッド
  ショーは惜敗。せっかく流血までして頑張ったのにね。
F場面は変わって...。
 ・テイカーのインタビュー。締めはやはり「レスト・イン・ピース」。
GBooker T vs S.Richards
 ・この頃、何故かジャズと蜜月であったスティービー君。ジャズの
  献身的な手助けで何とハードコア王座を奪取したんですワ。
  で、この英国大会。あまりハードコア戦とは縁のなさそうなブック
  様の挑戦を受けることになりましたんや。しかしこれまでのハード
  コア戦とはイメージの違う、リングで真っ向勝負の内容はブック
  様も望むところ。最後は十八番のブック・エンドでベルト獲り
  あとはお客様お待ちかねのスピン・ルーニーが大爆発、となるは
  ずやったんですが、ハードコア王者に休息の時はなく、次から次
  へと挑戦者が乱入や。それでも意地で彼等を撃破したんやけど、
  ホントにヘトヘトになったブック様、見せ場のスピン・ルーニーさえ
  も不完全に終わって...。お疲れさんでした、いやホンマに。
H場面は変わって...。
 ・レスナー&ポールE&ステイジアックの控え室。ここでの注目は
  レスナー。米国の番組内ではなかなか喋らなかったんやけど、
  何とここではステイジアックにヘマをするなよとでも言ったんやと
  思いますが、一言二言喋りよるんですワ。レスナーの喋りでの
  デビュー戦は、『INSURREXTION 2002』や。試験に出るから
  覚えておきや(笑)。
I場面は変わって...。
 ・英国興行前夜祭の模様が収録されております。注目して欲しい
  のは娘に負けずと豊胸手術を受けたと思われるビンス夫人のリ
  ンダさん。いやに胸を強調したドレスで、ちょっと気持ち悪いワ。
JB.Lesnar & S.stasiak vs Hardy Boyz
 ・米国の番組では軽量級のハーディーズを力任せに潰して衝撃の
  デビュー(喋りやないデ、試合やデ)を飾ったレスナー。視聴者の
  反応も良かったんやろな、英国興行でも同一趣向の試合が組ま
  れましたんや。けどハーディーズもそうそう毎日潰されていたら体
  がもちまへんワ。それで『緩衝材』として呼ばれたのが惑星男の
  ステイジアックって寸法や。実際、思惑通りの仕事振りでしたワ。
KW.Regal vs S.Dudley
 ・渡英直前のRAWにてリーガル卿が隠していたブラスナックルを
  使用し、見事に欧州王座に就いたスパイク君。ま、英国興行の
  前フリやったんでしょうな。で、リーガル卿の凱旋試合が始まった
  んですが、開始直後にスパイク君が足を負傷。試合続行不能
  なるアクシデントが発生や。さぁリーガル卿、この難場をどうしのぐ
  ってワシも身を乗り出して(ちょっと大袈裟)見入ってたんですが、
  ヒールの役回りがここでは幸いしたようで、動揺した様子など
  少しも見せずにプロの仕事を立派にまっとうしてくれました。
  折角の凱旋試合にミソが付いたけど、ワシ個人の判断基準で
  言わせてもらうなら、リーガル卿のポイントは大幅アップですワ。
LStone Cold Steve Austin vs B.Show
 ・4月21日の『BACKLASH 2002』にてテイカー相手に統一王
  座戦挑戦権を懸けて戦ったガラガラ蛇なんやけど、この時は
  特別レフリーを買って出たフレアー御大の誤審により王座挑戦
  権の奪取はならず。それどころか大きなシコリを残す結果に。
  また『BACKLASH 2002』以降、nWoにB・ショーが加入する
  事態も発生しており、終わりなき連続物語は海を渡って英国へ。
  まずはいきなりフレアー御大がレフリー用のシャツを着て現れ、
  「nWoも不穏な動きをしとるし、ここは一発ワシが第2レフリーを
  務めますワ」とごり押しや。早くもリング上には不穏な空気が立
  ち込めだしよります(笑)。
  さて試合やけど、ガラガラ蛇の中指立て〜腕立て伏せによる挑
  発行為で幕開け。ガラガラ蛇お得意の鉄拳と蹴りが乱舞する
  内容で、モチベーションの低かった『レッスルマニアX8』でのホ
  ール戦なんかよりは余程マシに見えましたワ。
  けどB・ショー相手では起承転結のある試合構築は辛いかなと
  思っていると、B・ショーが狙いすました(?)レフリー誤爆
  ここからnWo勢の乱入とフレアーの仲裁も加わって、一気に
  感動のエンディングへ雪崩込みますんや。
MTriple H vs Undertaker
 ・4月21日の『BACKLASH 2002』にてホーガン相手に統一王
  座防衛戦をやったHHHなんやけど、テイカーの介入もあって虎
  の子のベルトをなくしてしもた。当然テイカーとは遺恨が高まりま
  すわな。それで英国にて決着戦をやろかってなったみたいやね。
  ガラガラ蛇の試合が乱入者多数で賑やかやったのに対し、こち
  らはレスリング好きの二人だけの重厚な試合展開となりました。
  結果はHHHのペディグリーが見事に決まって、とりあえず遺恨
  に終止符が打たれたんやろね。米国に戻った途端、新たな火種
  がまたまた生れるんやろけど(笑)。

<総評> もともと英国興行は、米国での番組で受けたネタを披露
 するって場って感じで、まず王座の移動はないはずやから過度の
 緊張感もなく、どちらかと言ったら練り込まれた芸を安心して観る
 って雰囲気やと思いますワ。そやから日本興行の豪華版って考え
 てもらうとイメージしてもらえるんやないやろか。
 横浜大会を生で観たワシとしては、次回の日本興行がこのくらい
 の内容になってくれへんやろかって希望しとりますんや。
 また今回の英国興行後に、ガラガラ蛇の解雇が発生することを
 考えると、ガラガラ蛇最後(?)の英国興行ってことになり、ファン
 なら購入するきっかけになるんやないかな。
 尚、英国トンボ帰りの強行スケジュールが老体にはキツかったん
 やろな、ホーガンは参加しとりませんので、ご注意下さいませ。


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