では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

GLOBAL WARNING TOUR MELBOURNE   (約2時間50分収録)
 このDVDはWWFが2002年8月10日に、オーストラリアは
コロニアル・スタジアムに56,743人の観衆(このスタジアム
の動員新記録)を集めて開催した興行を収録したものですんや。
この当時の話題と言うと、直後に迫った夏の本場所『SUMM
ERSLAM』。ロック様とレスナーの一騎打ちが決定していて、
この豪州遠征でもキチンとストーリー・ラインは守られております。
ではコロニアル・スタジアムへと参りましょか...。

@ステフ登場
  今回の豪州遠征は基本的にスマック・ダウン・チームの受け
 持ちだったようで、GMのステフがリング上から開会宣言
 同時にリキシのテーマが流れます。この辺りの演出は、シェイ
 ンの開会宣言〜エッジのテーマへと移行した横浜大会と同様
 ですな。16年振りの興行に、豪州の皆さんも非常に盛り上が
 っております。
A"KISS MY ASS"Match Rikishi vs. Rico
  敗者が勝者の尻にキスをするって罰が用意された『KISS
 MY ASS』戦。開会宣言を終えて控え室に戻るステフと、リ
 ングへ向うリキシが花道途中で合流後ひとしきりダンスを披
 露し、リコの登場を待って試合は開始されました。
 試合はリコが美しい空中姿勢を保った月面水爆を見せ(自爆
 しましたが)たものの、リキシのサモアン・ドロップに沈み一度
 は拒否しましたが、やはりお約束のスティンク・フェイスを食ら
 いました。また試合後リキシがリング・サイドの少年二人をリン
 グに上げダンス・タイムに突入。
 これで広いスタジアム内もエエ感じに温まって来ましたワ。
B場面は変わって...。
  ノーブル&ニディアのお馬鹿二人が波乗りに挑戦。けど南半
 球豪州の8月は冬でして、ウェット・スーツ着用で寒々とした浜
 辺での撮影。それでもお馬鹿二人は楽しそうでした。
CCruiserweight title
  Jamie Noble vs. The Hurricane
  ノーブルの保持するクルーザー級王座にハリケーンが挑みま
 した。内容に特記すべき点はありまへんが、ニディアのディー
 プ・キス攻撃と、ノーブルのロープ悪用フォールが目に付きまし
 たな。また試合後はハリケーンが怒りの特大チョーク・スラム
 ノーブルに見舞っております。
Dカート君&クリスチャン&ストーム、豪州を行く!!
  豪州特産のブーメランで遊び、動物園へ行きましたとさ。
 しかしストームのダサい服装は何とかならんかったんやろか。
ETag Team Championship
  Lance Stome & Torrie Wilson vs.
  Rey Misterio & Billy Kidman
  クリスチャン&ストームの保持するタッグ王座にミステリオ&
 キッドマンが挑戦。ミステリオの619〜ハリケーン・ラナ、キ
 ッドマンのシューティグ・スターであわやストームをフォールっ
 てところまで追い込んだんやけど、絶妙のタイミングでクリスチ
 ャンが介入。ベルトは王者チームへと戻ってしまいましたワ。
Fエッジ&トーリー、豪州を行く!!
  DVDのチャプター表示にはキッドマンの名前はないのに、キ
 ッドマンがトーリーの横に映りっぱなし。やはり私生活でトーリ
 ーとラブラブやからやろか(笑)。
GChris Jerico vs. Edge
  米国でのストーリー・ラインを遵守しているものの、まずタイ
 トルの移動はない他国での遠征試合。で、こんな時に一番困
 るのがタイトルの懸からない人気者同士の一騎打ち
 どちらに土を付けるべきか悩みますモンね。
 でも今夜はジェリコがヒール役をまっとうの上で、グッド・ジョブ
 を見せてくれましたんや。
 試合前のお客イジリから、ウォール・オブ・ジェリコの態勢を崩
 されてのエッジの丸め技でのフォール負けまで、終始一貫して
 エッジをリードしとりましたワ。ワシは横浜大会でのMVPは
 ジェリコやと思っているんですが、改めてジェリコの懐の深さ
 思い知らされました(ただ、本人がこれを納得しているのかが
 心配やね)。
Hファン・フェスティバルの模様
  マーク・ヘンリーやテストの姿もあり。またネットではこの夜、
 カート君VSテストの試合が組まれたとの情報もあるんですが、
 このDVDには未収録。真相をご存知の方、居てはりますか?
IBra and Panty Match
  Stacy Keibler vs. Torrie Wilson
  またまたお約束のブラ&パン戦。巨根の持ち主と噂のバルボ
 スキーが特別アナを務めて試合開始。途中、レフリーが二人の
 下敷きになった挙句、ピンクのパンツ着用を暴露されるってお馴
 染みのネタを仕込み、ニディア(当然パンツ姿にされました)の
 介入を防いだトーリーが激勝。珍しくロープ・ワークを披露したス
 テイシーでしたが、哀れ透け透け黒パンツを大観衆の前に晒す
 事とあいなりましたんや。
Jスーパースターズを招いての晩餐会の模様
KTriple-Threat Match For The Undisputed Title
  Rock vs. Triple H vs. Brock Lesnar
  どうでっか、この豪華なマッチ・メイク。米国でも実現していない
 (ハウス・ショーでは毎晩やっているかも)顔合わせや。
 直後に迫った『SUMMERSLAM』にピタリと照準の合ったロッ
 ク様対レスナーに、レスナーとは不思議と絡みの少ないHHHも
 加えたトリプル・スレット方式の統一王座戦
 通常この試合形式やとフォールに入っても、残った3人目が邪魔
 をするストレスの溜まる展開になる事が多いんですが、この試合
 ではその欠点を逆手に取って素晴らしいムーブが続々出現
 HHHのペディグリー、レスナーのF5、ロック様のスパイン・
 バスター〜『人民の肘』と、どれもがスバリと決まり、通常なら
 それで幕となるんやけど、残った3人目がすかさず介入してくる
 んやから、全員が安心してフィニッシュ・ムーブを披露できます
 んや。最後は『SUMMERSLAM』での大一番には直接関係
 しないHHHがロック様からフォールをされました。
 先のジェリコといい、HHHといい、やっぱり『大人の態度』を
 示す者が居てると気持ちエエ興行が可能となりますなァ。

【DVD特典映像】
@スーパースターズ、豪州入国の様子
A豪州遠征を振り返るクリップ
  多分、RAWやSDで流されたものやと思います。
Bメイン戦終了後の様子
  横浜大会で今も語り草となっているのは、メイン終了後のロッ
 ク様とジェリコのエンドレス・コント。で、ここにはメインのトリプル
 ・スレット方式統一王座戦終了後のボーナス・トラックが収録
 れとります。まずはロック様とHHHが、フォールした者、された
 者の遺恨を超越して共闘の上、レスナーをリングから追放。
 試合中なにかとうるさかったレスナーの代理人ポールE苛めへ
 と移行ですワ。ロック様とHHH、互いにニコニコしながらポール
 Eに詰め寄ります。そしてなんとロック様の勧めでHHHは『人民
 の肘』まで披露。道化に徹したポールE、激務の中で仕事を十
 二分に堪能するロック様とHHH。
 いやー、実にエエものを見せて貰いましたワ。
 叶うなら、来るべき代々木大会でもこんなハートウォームな興行
 を体験したいものですな。
Cロック様による大団円
  ポールE苛めも滞りなく終了しHHHも控え室に戻ったようで、
 リング上には虎の子のベルトを肩に掛けたロック様ひとり。
 豪州の熱心なファンに向け、お約束の「とうとうロック様が〜」と
 「ロック様の妙技を〜」を披露
DThe Rougeaus vs. The Moondogs
EDon Muraco & Mr,Fuji vs. S.D.Jones & King Tonga
FAndre The Giant vs. Big John Studd
  16年前の豪州遠征の試合を3つも収録。16年の間にプロレ
 スって見世物がどれだけ洗練されたのか痛感できます。
 またパンチ3発、チョップ2発、ヒップ攻撃2回、頭突き3発、
 エルボー1発、ビッグブーツ1発で試合を構築した故アンドレに
 はホンマに脱帽でした。


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