では収録内容の詳細を

DEEP INPACT                      (146分収録)
@Steve Austin vs. Mikey Whipwreck vs. The Sandman
 (12/9/95)
  マニアの皆様なら先刻ご承知でしょうが、WWFのスーパー・スタ
 ーであるガラガラ蛇も、なんとECWに上がっていたんですワ。
 これはその頃の映像で、頭頂部の髪の毛が大分と怪しくなりつつも
 サラサラの金髪をなびかせてリングに登場(多分、95年10月7日
 のECWアリーナ定期戦)や。
 さてさてオースチン絡みのネタの相手を務めますは、ECW最弱キ
 ャラのマイキー君と、元祖エクトスリーム・アイコンのサンドマン。
 で、なんとオースチンが尻の穴まで晒してマイキーに無様にフォー
 ルされる(95年11月18日の定期戦"November To Remember '9
 5"での出来事)場面もあって、これは現在のスーパー・スターとな
 ったオースチンしか知らん方にはなかなかショッキングな場面やな
 いかな。でも、これを観たからってオースチンを嫌いになったらアカ
 ンよ。逆に、オースチンの知られざる一面を知れたと喜ばんとね。
 あ、これらの構図を下地に95年12月9日の定期戦"December To
 Dismember"での3者揃い踏みによる3WAYダンスへと雪崩込んで
 行くんですが、ここでもオースチンの負けっ振りに注目でっせ。
ATerry Funk vs. Sabu(8/9/97)
  これまで、そしてこれからも発売されていくであろうECWのDVD。
 それでもこれだけの試合はもう二度と収録されないはず。
 御大テリーとサブゥの有刺鉄線戦なんやけど、ホンマに両者とも体を
 張っております。まだまだ世間にはプロレスなんてインチキの
 出来レースやなんて、己の頭の悪さ加減も認知せずに声高に話す
 アホが居てますが、そんな奴らにこそ観せてやるべき代物。
 途中、アクシデントにより有刺鉄線で腕をザックリとやったサブゥが、
 試合をこなしながら自らテーピングを施す場面なんて
 たまりまへんデ。
 これ一試合で、必ずモトはとれると断言しますから、
 興味を持たれた方は購入してみて下さいな。
BTaz vs. Bam Bam Bigelow(3/1/98)
  実力者同士の力の入った一戦。
CTerry Funk & The Sandman vs.
 Cactus Jack & Shane Douglas(3/18/95)
  初期ECWを支えた看板選手4人によるタッグ戦。
 テリー・ファンクの狂気が垣間見えますが、ワシはいかにも
 プロレスIQ、が高そうなダグラスが気になってしまいますな。
 最近は表舞台から消えてしもてるけど、もう一度どこかの団体で
 辣腕を振るってくれへんかなァ。
DMasato Tanaka & Jerry Lynn vs.
 Mike Awesome & Justin Credible(7/18/98)
  ローマ字表記されるとやっぱり違和感がありますな。
 やっぱりここは田中正人と表記しましょか。
 大仁田時代のFMWに入団し、常に華のあるハヤブサの陰になり
 つつも団体をリードして来た田中と、FMW時代は田中の好敵手で
 あったオーサム。いや、こちらもFMW時代のグラジエーターで表記
 しましょか。曲者のリンやジャスティンも加わり熱戦が続きます。
 また田中のECWでの受け入れ方が注目ですワ。
 こんな礎があってこそ、後のタジリのブレークに継がるんやろね。

以下はDVD特典映像
EYoshihiro Tajiri vs. Psicosis(8/19/00 ECW ARENA)
  で、そのタジリのECW時代の試合がこれ。
 WWF転入後はPPVクラスの興行やないとじっくりとした試合が
 やれない(それでも数分の試合で己の全てを表現できるのは
 特筆モノ)のタジリやけど、ここではシコシス(ライガーやないデ)
 相手に見せ場タップリの試合を披露しとります。
FFrancine vs. Beulah McGuillicuty(8/26/95)
  最後は殿方お待ちかねの女子マネ同士の試合。
 同じような試合はWWFでもよくやるけど、WWFが【エッチ】なら
 ECWは【スケベ】やろか。この辺りのサジ加減が微妙なんですワ。
 けどしっかり書いときまっせ。プロレスで抜くな! 失礼いたしました。
FBill Alfonso vs. Beulah McGuillicuty
  おまけがこの試合(?)なんやけど、悪徳マネのアルフォンソと
 ビューラ嬢の絡みが収められております。
 ここではアルフォンソが実践してくれる流血戦のお手本とでも評す
 べき手際の良さに注目。これからレスラーを志す若い方、
 一度観てみなはれ。エエ勉強になりまっせ。

<総評>やはり上にも書きましたが、テリーとサブゥの一戦だけで
 お腹いっぱいになれること請け合いの1枚。
 試合以外にもカクタス・ジャックとオースチンのプロモーション・ビデオ
 まで収録されていて、オースチンによるホーガンのパロディなんて、
 その後の両者の数奇な運命を知る現在となっては、非常に貴重な
 ものやと思いますな。
 点数付けするなら、90点は確実なDVDですワ。

  私どものHPによく遊びに来ていただいている
 『キンゴコングニーさん』から隠しトラックの情報をいただきました。
 隠しトラックの再生方法
 @MENU画面でSPECIAL FEATURESを選択する。
 AWRESTLER BIOGRAPHIESを選択する。
 BSTEVE AUSTINにカーソルを合わせて
  方向キーを『右』⇒『上』⇒『左』の順で押す。
  と、オースチンの寸劇が再生されます。かつらを被りジャケットを
 着て、どうやらエリック・ビショフに扮しているオースチン。
 自分がWCWをお払い箱になった時の状況を演じているらしいの
 ですが...。


トップへ
戻る