では収録内容の詳細を

THE BEST OF CACTUS JACK  (210分収録)
@カクタス vs. サブゥ(94年6月:完全収録)
 まだイースタン時代のECWの映像。実況のジョーイ・スタイルスが叫
 びます、「タイトルでも金でもなく、ただプライドのために!」。
 ポール・Eもメチャクチャ若い。
 ※完全版と表記しましたが、実はポール・Eがトレード・マークの携帯電
 話でカクタスの後頭部を殴り、これが元凶となってサブゥにフォールされる
 ラスト・シーンはカットされていた事が判明。
 ホンマの完全版はWWEから出された『MICK FOLEY : GREATEST
 HITS & MISSES』にてどうぞ。
Aカクタス&マイキー vs. パブリック・エネミー
 (94年8月27日:ダイジェスト版)
Bカクタス&マイキー vs. パブリック・エネミー
 (日時不明:ダイジェスト版)
Cカクタス&マイキー vs. パブリック・エネミー
 (94年11月5日:ダイジェスト版)
 初期ECW名物チームのパブリック・エネミーとの抗争。PE、かっこよ
 ろしいデ。
Dカクタス&サリバン vs. パブリック・エネミー
 (日時不明:ダイジェスト版)
 妖怪児ケビン・サリバンとのタッグ。これはこれで貴重な映像か。
Eカクタス vs. サンドマン(95年2月:ダイジェスト版)
Fカクタス vs. ?(日時不明:ダイジェスト版)
 ?はどうでも良くって、ここから以降が注目。引田天功顔負けのイリュ
 ージョンによりリングに現れたのは生ける伝説テリー・ファンク!!!
Gカクタス&ダグラス vs. テリー&サンドマン
 (95年3月18日:ダイジェスト版)
 完全版は【DEEP IMPACT】ってDVDに。テリーの火炎攻撃含む。
Hカクタス vs. テリー(日時不明:完全収録)
 テリーのシャツの背中に殴り書きされた「CACTUS MY ASS」が
 泣かせる一戦。テリーのイカレポンチ度とカクタスの受けに徹する姿に
 感動。便座にビール瓶に、最後は情け容赦なしの火炎攻撃が飛び交
 います。
Iカクタス vs. サンドマン(95年7月1日:ダイジェスト版)
 完全版は【HARDCORE HISTORY】ってDVDにあり。有刺鉄線に
 よる王座戦。
Jカクタス vs. サンドマン(日時不明:完全収録)
 ECW一座、夏のフロリダ巡業より。ECWの映像もいろいろと観てき
 た けど、これは初公開の映像かも。貴重な内容の有刺鉄線戦。
Kカクタス&ドリーマー vs. レイヴェン&S.リチャーズ
 (日時不明:ダイジェスト版)
Lカクタス・ジャックのアンチ・ハードコア宣言
 田中正志氏の著書によるとECWフリークに向けた警鐘で、内容の良
 さにレスリング・オブザーバ誌の95年インタビュー大賞を受賞。
 15分程カクタスが喋るんやけど、誰か英語に堪能な人、訳していた
 だけまへんか。
Mカクタス vs. ドリーマー vs. レイヴェン(日時不明:ダイジェスト版)
 いわゆる3WAYダンスです。
Nカクタス&レイヴェン vs. テリー&ドリーマー(日時不明:完全収録)
 95年11月の年間最大イベント、ノーヴェンバー・トゥ・リメンバーより。
 カクタスお手製であろうTシャツに描かれた人物に注目。なかなかトン
 チが利いてます。
Oカクタス&マイキー vs. イリミネーターズ
 (96年2月3日:ダイジェスト版)
 WWF転出がマニア間で云々されだした頃の試合。ここでもお手製の
 Tシャツに注目。
Pカクタス vs. ダグラス(96年2月17日:完全収録)
 WWFに転出するカクタスと、WWF転出が失敗してECWに舞い戻っ
 たダグラスとの一戦。二人はレスリング学校の同期であり、この辺り
 の事情を知って観ると非常に趣深いですな。またこれぞ99年ロイヤル・
 ランブルにおけるロック様との『アイ・クイット戦』の原点であるのでは
 ないか、とワシは思ってますんや。
Qカクタス vs. マイキー(96年3月9日:完全収録)
 ECWでのラスト・マッチは不肖の弟子、マイキー君と。ちなみにこの
 直前にカクタスはIWAジャパンの興行に参加し、日本のファンにもケ
 ジメをつけていて、3月3日の後楽園において顔面を有刺鉄線で切り
 裂く負傷を負っており、当然まだ癒えていなく、大きなバンソウコウを
 貼っての試合となっています。
 尚、IWAの最後の試合は3月6日の埼玉大会でした。
QECW退団にあたってのスピーチ(96年3月9日:完全収録)
 以前週プロ絡みで出たVTRに和訳があったので、
 以下に引用します。
 みんなとはお別れだけど、悲しくもなんともねえや。(観客の声援)
 いくらワルの振りをしてもお見通しって訳か。やさしいじゃねえか。
 涙ぐんじゃうぜ。正直な話、このリングで戦うのが怖いこともあった。
 4時間のライブ・ショーだぜ。バックステージでのんびりと試合を見て
 いる3時間45分はいいんだ。出番が怖いんだ。
 流れモノの血が教えてくれる。オレはこのECWアリーナで素晴らしい
 奴らに出逢えたと。プロレスが本当に好きな男たちだ。
 友達は裏切らない。テリーが居なくなっても大丈夫なんだ。
 カクタスが居なくなっても大丈夫さ。
 ホントだよ。いいレスラーがたくさん居るぜ。みんな明日のスターだ。
 NY(←WWFの事です、念のため)なんてクソくらえだ。

 <総評> 以上、ざっぱくですがDVDの内容を紹介してみました。
 どないですか、WWFで丸くなった
 ミック・フォーリー氏しか知らない人には刺激的な内容でしょ。
 ベスト版DVDといいながら、そのほとんどが負け試合やボコボコに
 されている場面のみって狂った内容ですが、
 ファンなら一見の価値はおまっせ。


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