では収録内容の詳細を
このDVDはPAL方式で収録されており、通常の国産モニターでは
鑑賞できませんので、ご購入の際はご注意下さい。
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HARDCORE HEAVEN 1999 (PAL
版) (約2時間34分収録) |
本DVDは99年5月16日にニュー・ヨークはミッドハドソン・シビック
センターにおいて開催されたECWのPPV『HARDCORE HEAVE
N 1999』の模様を収録したものです。
@World Title Match :
Taz vs. Chris Candido (w/Tammy Lynn Sytch)
有料放送の開始とともにリング上に現れたキャンディード&タミー
の馬鹿夫婦。なんやかんやとマイクでがなりたてて、自分と同様に
今夜タズの世界王座に挑戦する権利を持つババ・レイを含むダッド
リーズを呼び込み。どうやら挑戦権を有する者同士結託したところ
で、会場内にタズのテーマが流れ、まずはタズによる防衛戦の第
一弾がスタート。ま、試合はタズのワン・サイド・ゲームでして、前
田日明も顔負けの七色のタズ・プレックス(実際は3種類だけでし
たが)から片羽締めでキャンディードより楽々タップをゲット。
ただし試合終了後にダッドリーズの介入があり、ダッドリーズ十八
番の3Dを被弾する羽目に。メインでの防衛戦第二弾に暗雲が。
ATag Title Match : The Dudley Boyz (w/Joel Gertner &
Big Dick Dudley & Sign Guy Dudley)
vs. Balls Mahoney & Spike Dudley
@の試合後にそのままリングに居残ったダッドリーズ。ババが
マイクで過去に血祭りに上げてきた対戦者達の名を列挙したとこ
ろで巨漢マホーニーが現れダッグ王座戦が始まりました。
序盤はマホーニーも奮闘したものの、やはり多勢に無勢。パート
ナーのスパイクはどないしとるんやって会場のフラストレーション
が高まったところでAC/DCの『地獄のハイウェイ』が流れてス
パイクも勇躍リング・イン。しかしタッグのスペシャリストであるダ
ッドリーズの牙城はなかなか崩せないようで、まずはスパイクが
テーブル葬に沈み続いてマホーニーも3Dで轟沈や。
ダッドリーズの楽勝でしたな。あ、試合中にマホーニーがダッドリ
ーズお抱えリング・アナのガートナーへ火炎放射を見舞う場面も
ありましたワ。
○オープニング・プロモ
2試合も消化して流すんかいな。なんや、ここまでの試合は単
なるネタ振りでっか(苦笑)。
BSuper Crazy vs. TAKA Michinoku
なんとも摩訶不思議な提携関係が結ばれていた当時のECW
とWWF。ここではWWFより派遣されたスーパー・スターのTAK
Aみちのくが“キチガイ・ルチャ・ドーラ”のクレイジーと試合を組ま
れました。さて必要以上にヒールっぽい振る舞いで入場して来た
TAKA、腕達者なクレイジーとの試合でワシも楽しみにしていた
んですが、どうやらTAKAは試合中に左膝を痛めた模様。しかも
クレイジーが無慈悲にも負傷箇所を攻めるものやから、TAKAは
さっぱりエエとこなし。結局クレイジーのパワー・ボム二連発にT
AKAが完敗する結果となってしまいました。
○場面は変わって...
RVDとリンの抗争史プロモをどうぞ。
○場面は変わって...
Aで顔面を焼かれたガートナー、悶え苦しんでおります。
またババは控え室で他の選手(顔が見えない)を闇討ちや。
CYoshiro Tajiri vs. Little Guido (w/Big Sal)
ECW登場から半年弱が過ぎようとする田尻の試合。まだ大
日本プロ所属の頃のブルーのショート・タイツ姿ですが、半年弱
の経験から裏打ちされた自信が入場時の横顔に伺えますな。
さて今夜の対戦相手は『純血イタリア人』ギミックのグイドー。ア
ホ丸出しの道化を演じてはおりますが、実はUWFインターにも
参戦歴のある実力者なんですワ。
で、試合の序盤は完全なシュート・スタイル。大日本プロでの田
尻の試合を観た際に、「U系のルチャか、結構面白い選手やな」
なんて隣席の友人に漏らしたことを思い出させるファイト内容や。
またグイドーもマネージャー役の巨漢サルを適時介入させるか
と思えば藤原式アーム・バーや十字固めをビシビシと極めるな
ど、振幅幅の大きな試合展開を披露。最後は田尻の垂直落下
式ブレンバスターが火を噴きグイドーに土が付いたんやけど、
これはホンマにエエ試合でしたな。
補足:試合中、田尻のタランチュラも繰り出されたんですが、
実況のジョーイ・スタイルス氏は「タランチュラ」とはコールせず。
そうか、まだこの時点では「タランチュラ」とは命名されていなか
ったんやね。
○場面は変わって...
ドリーマーとストームの抗争史プロモをどうぞ。
DStreet Fight :
Lance Storm (w/Tammy Lynn Bytch) vs.
Tommy Dreamer (w/Francine)
“ミスター・ハード・コア”ことドリーマー、今夜はストリート戦っ
てことで恐ろしいほどにGパン姿の似合わないストームを迎え
撃っております。さて試合模様ですが、序盤はリング上に引っ
張り上げた場外フェンスを使用しての攻防。中盤はリング・サ
イドから搬入された梯子を巡っての各種スポットの展開。
そして終盤、嫌味系実況者のサイラス介入からフランシーン嬢、
ビッチ嬢(現WWEのダーン・マリー)を絡めた変形キャット・ファ
イト、続いてドリーマーによるビッチ嬢へのハイレグのパンツ剥
き出しの脳天杭打ち等がテンポ良く披露。最後は頭にゴミ箱を
被せられたドリーマーに、ストームのスピン・キックがモロに入っ
て幕。ま、勝ち負け度外視の定番ドリーマー・ワールドが繰り広
げられた一戦でしたワ。
○場面は変わって...
ダッドリーズ一派、今度は控え室でジャック・ビクトリーを襲撃。
○場面は変わって...
@で3Dを喰らったタズ、当然ながら怒ってまっせ。
ETV Title Match :
Rob Van Dam (w/Bill Alfonso) vs. Jerry Lynn
99年年頭から熱い試合を提供し続けてきた両者。前回3月
のPPV『LIVING DANGEROUSLY 1999』に引き続きまた
も激突や。ま、マンネリやないかって言われればそれまでなん
やけど、毎回非常に濃い試合を提供し続けてきたのも否定し
難い事実。で今夜もワシは大いに期待しての観戦となったので
すが、序盤ロープ際での攻防からリンがリング下へ顔面から落
下するアクシデントが勃発。これがワシも思わずモニター画面の
前で「痛い!」って口走ってしまった落ち方でして、リンはしばら
くリング下で全く動けなくなってしまう事に。さてこうなると困るの
はRVD。多分ECWにとっては生命線となるPPVで、いくらアク
シデントとは言え与えられた試合時間をまっとう出来ないのは
命取りやもんね。
RVD、この難場をどない乗り切るのやろって少々意地悪な思い
で観戦を続けましたが、ここはRVDよりもリンの回復力の強さと
与えられた仕事を完遂するって芸人根性に驚かされることに。
ホンマ、あれだけの落ち方をして頭部に衝撃も受けたやろうに、
なんで難易度の高いスポットを繰り出しながら20分以上も戦え
るんやろか。RVDもリンの激闘に応えようとしたか、一撃必殺
の5☆スプラッシュを一度は返させる粋な計らい。
最後はヴァン・ダミネーター(またも顔面攻撃かいな)から改め
ての5☆スプラッシュで幕となった試合ですが、名勝負って感じ
ではなくってワシはリンのプロ意識に感銘を受けましたな。
○場面は変わって...
ババ、打倒タズを誓ってまたもや若手選手?を襲撃。
○場面は変わって...
ジャスティンとシェイン・ダグラスの抗争史プロモをどうぞ。
FSid vs. Justin Credible (w/Jason & Jazz)
ってことで本来ならこの試合はジャスティンとシェイン・ダグラ
スによる新旧ヒール直接対決のはずやったんですが、なんと
PPV直前にポール・Eと揉めた末にダグラスはECWを脱退。
仕方がないと急遽組まれたのがこの試合なんです。ま、ダグラ
スの代役は直前まで告知されていなかった模様で、陪審員ギ
ミックのジャッジ・ジェフ・ジョーンズによりシッドが招き入れられ
て試合は開始されました。しかしこのシッド、ホンマに使えんな。
アホのひとつ覚えみたいにパワー・ボムしか出せんし、こんな
モン身体さえ大きかったら素人さんでもやれるデ。
結局ジェイソンやジャズ姉さん、ストームらの介入にジャスティ
ンによるパウダー攻撃なんかも盛り込まれましたが、実に大味
なやっつけ仕事的な試合は、最後の最後にサブゥによる無差
別テロ攻撃までがあって混乱の極みのままノー・コンテスト。
ないものねだりやけど、ダグラスとジャスティンの試合が観たか
ったと思うのはワシだけやないやろなァ。
GWorld Title Match :
Taz vs. Bubba Ray Dudley (w/Joel Gertner
& Sign Guy Dudley)
さて今夜のメイン。腕っ節自慢のタズとババの激突でっせ。
しかも試合開始前のババのマイク・アピールにタズが怒り心頭
となって「エニィウェア戦でやってやる」って応えたよってロビー
にまで戦場を求める大混戦となってしまいました。
で、ババにより額をバックリと割られて大流血を強いられたタズ
がD-ボンらの介入を乗り切って巨漢ババをテーブルへのTボン
・タズプレックスに沈め、そのまま必殺の片羽締めにて料理。
実にタズらしい男臭い試合でしたワ。 |

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