では収録内容の詳細を

FAKE YOU TV : 5/8 & 5/15
(VHS-TAPE) (約2時間収録)
 ECW亡き後もエクストリーム・ムーブメントの火は消えず、“インディの
聖地”フィラデルフィアにはCZWがどっかりと根を下ろしております。
で、毎週木曜日の深夜12時からケーブルTVの42chではWGTWって
局がCZWの定期放送【FAKE YOU TV】をやってますんや。
今回紹介いたしますは、その定期放送を録画収録したVTRテープ。
権利関係がクリアーになっているのか少々不安ですが、当HPではお馴
染み【SMARTMARK】なる得体の知れぬ米国のビデオ屋が製作販売
しているブツで、ワシは大阪梅田のイグニッション・レコードさんで2千円
にて購入いたしましたんや(画質も十分に及第点でした)。
内容は2003年4月12日と5月10日の興行から試合をピックアップし、
各々次回興行へ向けて視聴者の興味を煽るって、ある種プロレス番組の
王道的な作りで、120分テープを使って1時間番組を2本収録してます。

○まずは前口上
  4月12日の「BEST OF THE BEST 3」にてクリス・キャッシュと戦
 うラッカスのインタビュー。
○場面は変わって...
  4月12日の「BEST OF THE BEST 3」、チケットは絶賛発売中!
@Trent Acid vs Sonjay Dutt (Best of the Best 3 semi-finals)
  CZWが声を掛け、友好関係にある各団体から若手のジュニア選手を
 選出してトーナメント方式で戦わせる「BEST OF THE BEST」の第
 3回目が4月12日に開催さてれおり、これはその準決勝第1試合。
 サンジェイがお客のハートを掴んで会場を温めて試合は好テンポで進
 んだんやけど、終盤ROHなどでも常連の“警官殺し”ハマサイドが疾風
 乱入。アシッドを襲撃し、ここにサンジェイのひねりの入った月面水爆が
 決まって幕に。サンジェイ、決勝へ進出ですワ。
○場面は変わって...
  “警官殺し”ハマサイド、CZW乱入の理由は『個人的なもの』とのこと。
AJay Briscoe vs B-Boy (Best of the Best 3 semi-finals)
  「BEST OF THE BEST 3」準決勝第2試合、これも血飛沫上がる
 CZWってイメージではなく、モロにROHの試合って感じ。
 ブリスコの通天閣スペシャル(実況者はサンダーファイアー・パワー・ボ
 ムって叫んだけど)や試合を決したボーイのシャイニング・ウィザードな
 ど、日本のプロレスをよく勉強しとるなって内容でしたワ。
○場面は変わって...
  CZWではレスリング学校を運営しており、ここのPRプロモを収録。
 マネージャー、レフリー等になりたい方も大歓迎で、月謝は3ヶ月で激
 安(?)の799ドルやそうです。 
○場面は変わって...
  決勝へ臨むサンジェイ、決意を語る。
BB-Boy vs Sonjay Dutt (Best of the Best 3 finals)
  「BEST OF THE BEST 3」の決勝戦。ボーイの武藤フリーク振り
 が微笑ましいような、ちょっと鼻に付くような試合でした。サンジェイの
 十八番であるひねりの入った月面水爆はかわされ、ボーイがレフリー
 の背中を踏み台にまたまたシャイニング・ウィザードを見舞って勝利。
 CZWの重鎮であるザンディグ親分と『妻殴り』、仲間の若手連中から
 祝福され、ボーイはこの世の春を満喫しとりますワ。
○場面は変わって...
  5月10日の興行、「Then & Now :Decade Of Defiance」にて
 梯子戦を行うサンジェイとリック・ブレードが、梯子を挟んで決意を語る。
○場面は変わって...
  ボーイの勝利者インタビューです。

【ここから5/15の放送分になっているみたい】

○まずは前口上
  ブレードと梯子戦を行うサンジェイが決意を語ってますワ。
○場面は変わって...
  次回6月14日の興行、チケットは絶賛発売中でっせ!
@Ladder Match : Sonjay Dutt vs. Ric Blade
  前回の放送から煽っていた梯子戦。試合開始早々両者梯子を使っ
 て手四つ状態のブリッジを各々披露するなど、過去幾多の団体で行
 われて来た梯子戦と差別化を図ろうとする志の高さはワシにも伝わっ
 て来ました。そう、伝わっては来たんですが、どうにもちょっと空回りっ
 て感じもこれまたしましたんや。試合はベルトではなく、なにやら契約
 書めいたものが天井高く吊るされ、ブレードがこれを掴んで勝利を収め
 てます。
○場面は変わって...
  ヘイトリッド、怒りのインタビュー。どうやら仲間であったはずのメサ
 イアやニック・ゲージとイザコザがあったみたい。
AFans Bring The Weapons Match :
 The Messiah vs. Nate Hatred
  リング上にはお客が持ち込んだ各種の凶器が並べられ、その上に
 ヘイトリッドが手押し車で運び込んだ凶器も付加されたこの試合、や
 っとCZWらしいハチャメチャ戦となりましたワ。安価で激痛の演出可
 能な画鋲や、血まみれの傷口に染み渡るアルコール攻撃なども含ん
 だ一戦は、終盤ヘイトリッドとはH8クラヴなるユニットを組んでいたは
 ずのニック・ゲージが介入。洒落にならん勢いでヘイトリッドの頭に椅
 子を振り下ろしてヘイトリッドを完全KO。メサイアがたなぼたの勝利を
 得ております。またメサイアには先日より手を組んでいるB−BOYや
 バックシート・ボーイズの面々が勝利を祝福に現れ、H8クラヴが分裂
 したことから、CZWは今後三派に分かれて抗争して行くみたい。
 それが証拠に意識の戻ったヘイトリッドがマイクを握り、次回興行にて
 メサイア、ゲージとの3WAY戦を要求しとりますワ。
○場面は変わって...
  次回6月14日の興行でヘイトリッド一派のニック・モンドと激突の決
 まっているバックシート・ボーイズの片割れジョニー・カシミールがイン
 タビューを受けております。
○場面は変わって...
  メサイアも次回興行へ向けて吠えてまっせ。

【総評】上記したようにプロレス番組の王道路線を踏襲した作りの本番
 組、結構楽しめましたワ。本番組を放送しているケーブルTVの42ch、
 WGTWって局は1ヵ月いくらで視聴契約できるんやろ?。
 【FAKE YOU TV】だけ、日本でもどこかの衛星放送局が流してくれ
 へんやろかなァ。
 あ、本VTRには現地で放映されているCMも当然収録されていて、ど
 うもこれがエロ・ビデオの宣伝みたいでした。プロレスなんてゲスな深
 夜番組、スポンサーに付くのも当然まともな会社ではないみたいで、
 これだけは我が日本国と一緒みたいや...(苦笑)。


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