では収録内容の詳細を

ROAD TO THE TITLE (約3時間収録)
 私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコングニーさん』
が、収録内容の情報を報告して下さいました。

’02.6.22に開催された初代ROH王者を決めるA,B,
C,D各ブロックに分かれた総勢16名参加のトーナメント
「Road to the Title」大会の模様で、実況+解説は
ダニー・Bとスティーヴ・コリノ。約3時間の収録。
尚、このDVDにはチャプターがありません。
去る’02.2.23にフィラデルフィアで旗揚げされたRF−
VIDEO出資の新団体Ring Of Honorによる最初
のDVD(ビデオはこの前のものが数本出ています)。
この団体のコンセプトは名前の通り「栄誉(光)のリング」、
スタイルは新日Jr.が一番近いでしょうか。
ストロング・スタイルT−シャツとかも出してますし。

☆:いきなりロー・キィの左腕の刺青「勉」のクローズ・アッ
  プ。カメラが引いていくとバックステージでナチュラル・
  ボーン・シナーズ(NBS)がROHタイトルを獲るのは
  オマエだ!と焚きつけ、クリストファー・ダニエルズの名
  前が出たところでロー・キィがいきなり激高しブロック壁
  に拳を何発もブチ込みながら吼える。
  これがド迫力で、つかみはバッチリ。
☆:各選手の入場シーンに続き、
@:Cブロック第一試合―バイオ・ハザード
  vs. アメリカン・ドラゴン
  アメリカン・ドラゴンはHBKのレスリング・スクール
  TWA(テキサス・レスリング・アカデミー)卒、最近新
  日のLA道場経由で来日した選手。一方のバイオ君もドレ
  ッドにした髪とかキャラは立ってます。最後はドラゴンの
  キャトル・ミューティレーション(うつ伏せの相手の両腕
  をタイガー・スープレックス風にロックして前方に回転し
  てブリッジ)でギブ・アップ。
A:Aブロック第一試合―ポール・ロンドン vs. スパンキー
  両者共TWA出身で、ロンドンはリッキー・スティンボー
  ト風の濃い顔立ち、スパンキーはゼロワンに参戦後WWE
  に旅立ったあの甘いマスク。ロンドン善戦するも、スパン
  キーのスライスド・ブレッド#2(コーナー駆け上がり式
  のネック・ブリーカー)でピン。
B:Cブロック第二試合―ジェイ・ブリスコ
  vs. ダグ・ウィリアムス
  ブリスコは若干18歳(見えませんが)、弟のマークと大
  日に参戦。ウィリアムスは英国からの参戦。ウィリアムス
  は一見オーソドックス、が英国・日本・米国・ジャベまで
  こなす凄腕。ノア辺りで呼んだら面白そう。試合はウィリ
  アムスのローリング・ジャーマンでフィニッシュ。
C:Aブロック第二試合―ジョニー・ストーム
  vs. ジョディ・フレィシュ
  二人共、英国出身。ジョディはみちのくに参戦していた?
  試合前は空中戦を煽ってましたが緊張からか失敗が目立
  つも、ジョディの場外へのトップ・ロープからのシューティ
  ング・スターは「ホーリー・シット!」級。そのジョディ
  が勝ち上がり。
☆:バックステージでのジェリー・リンとザ・クリストファー
  ・ストリート・コネクション(オカマのタッグ・チーム)
  によるバナナを巡るスキット
☆:4月大会でのロウ・キー、プリンス・ナナ間の抗争映像
D:Dブロック第一試合―ロー・キィ vs. プリンス・ナナ
  試合の大半はナナの対角線から走り込んでのスティンク・
  フェイスをキィが受けまくり、最後はかわしたキィが鋭い
  延髄切りを叩き込んでナナをK.O。
☆:ジェリー・リンのヘッドホンを使ったスキット
E:Dブロック第二試合―ゼイビア
  vs. アメージング・レッド
  ゼイビアはマッチョ系、レッドは童顔。このレッド凄いで
  す!技の切れが素晴らしい。是非生で観てみたい。
  試合はレッドの一回転半スピニング・キック→トップ・ロ
  ープから物凄く回転するウルトラ・ヤン・タイム→グラン
  ドでのシューティング・スターでエンド。
☆:試合を終えた二人にC・ダニエルズがイチャモン。
  「ロー・キィを潰せ!」
F:Bブロック第一試合―クリストファー・ダニエルズ
  vs. スクート・アンドリュウス
☆:バックステージでアンドリュースが写真撮影中、唐突に
  J’dのスミエ・サカイを紹介される。
  まず、ダニエルズが入場してきてマイクを取り逆恨みする
  ROHを潰してやると宣言し勝手に結成した「プロパシ」
  のメンバー、シンプリー・ルーシャス(♀)を紹介。
  ただの黒人だったアンドリュウス、試合が始まってみると
  ディーボンに見えてきました。この人、巧いです。二人と
  も安定したレスリングを展開し、ダニエルズが二回のST
  Oを見せ最後はダブル・ジャンプ・ムーンソルトで3カウ
  ント。
☆:負けたアンドリュウをルーシャスが平手打ち。アンドリュ
  ウが反撃―と見せかけて、先程のスミエ・サカイを呼び入
  れ二人の対戦をコール!
G:ルーシャス vs. サカイ
  始めは戸惑うサカイ。ボディ・スラムを掛けるもルーシャ
  スはバンプをとるのが嫌なのか非協力的。ドロップ・キッ
  クで畳み込んでムーン・ソルトでピン。
  「ROHの策略だ!」と益々逆恨みするダニエルズ
H:Bブロック第二試合―ジェリー・リン
  vs. A.J.スタイルズ
  この二人は他のサーキット(NWA−TNA等)で既に何
  度も手を合わせているという事でスイングしあい、最後は
  スタイルズ・クラッシュ(ウォール・オブ・ジェリコの体
  勢からジャンプして前に叩きつける)でジェリー・リンは
  アウト。
I:ダン/マーカス組(どう見ても素人)がリングに登場し
  「俺達がROHトップ・タッグチームだ!」と宣言したと
  ころに、ダ・ヒット・スクワッドが登場し先の二人に制裁
  を加えるんですが、これがエグイ!
  ダブルのエース・クラッシャーやバーニング・ハンマー
  !!まで繰り出します。
  そこにデバイン/ストーム組にSAT(ジョス/ジョエル
  ・マキシモ)の2チームも乱入。
  次に、突如YMCAが流れバナナ・スキットを演じたオカ
  マ組が登場してリング中央でキス!乱入してきたナチュラ
  ル・ボーン・シナーズ(ホモサイド/ブガロウ)とカーネ
  ージ・クルー(ロック/デビート)に蹴散らされオカマ組
  について来たアリソン・デンジャー(♀)はケツを剥かれ
  ペンペン。
  NBSとDHSが組んでリング上を一掃するも、DHSの
  「俺達がトップだ!」のマイク・アピールでNBSと仲間
  割れし、バック・ステージに戻り際それぞれがロー・キィ
  に不満をぶちまける。
J:Aブロック決勝―スパンキー
  vs. ジョディ・フレィシュ
  フレィシュがトップ・ロープから場外へのアサイ・ムーン
  ソルト!を見せるも、最後はスパンキーのスライスド・ブ
  レッド#2に屈する。
K:Cブロック決勝―ダグ・ウイリアムス
  vs. アメリカン・ドラゴン
  ウイリアムスが光ってます。ゴリー・スペシャルやローリ
  ング・クレイドルまで飛び出し、最後はドラゴンのキャト
  ル・ミューティレーションを切り返しリバース・スープレ
  ックスでピン。
L:Dブロック決勝―アメージング・レッド
  vs. ロー・キィ
  観る前からワクワクする顔合わせ、期待を裏切らない攻防
  で開始。早々のやり取り(ロー・キィの全身全霊を込めて
  叩きつける打撃、レッドの身のこなし)に会場は早くも総
  立ち!凄いです必見!!熱戦を制したのは説得力抜群、
  ロー・キィがセカンド・ロープから放ったキィ・クラッシャ
  ー(フィッシャーマンの体勢からみちドラの様に前に叩き
  つける)。
  試合後敗れたレッドをブライアン・エクセルが急襲、がS
  ATが救出に現れる。
M:Bブロック決勝―AJ・スタイルズ
  vs. C・ダニエルズ
  この試合も見応えのある攻防―と、ここでいきなりレフリ
  ーがゼロワンにも参戦の「マイコー」である事の気付きま
  した(笑)。
  ダニエルズが繰り出す手足を駆使した頚動脈締めは必見。
  スタイルズは流血の末、ダニエルズのラスト・ライツ(ロ
  ーリング・リバース・ネックブリーカー式フェースクラッ
  シャー)の前に沈みました。
☆:実況のダニー・Bがリングに上がり9月からTV放映が始
  まるとアナウンス、再三邪魔をするダニエルズ→スパンキ
  ーが登場→ウイリアムスも登場し乱闘、最後にロー・キィ
  も登場してダニエルズを胴締めドラゴン・スリーパーで捕
  獲、他選手が説得しても頑なに放さずそのままの形でバッ
  ク・ステージに運び込まれる。
☆:スタイルズの9月大会で行われる vs. デイヴィッド・
  ヤング vs. アダム・ジェイコブスの3ウェイ戦プロモ
☆:カーネージ・クルーが8月大会の
  vs. NBSバンクハウス・マッチ予告
☆:スティーブ・コリノが会場の外で謎の美女とディープ・
  キス!?
  コリノ曰く「Thanks ルーディ・ボーイ(ゴンザレ
  ス=TWAのヘッド・コーチ)」→
  to be continued...のテロップへ

〜総評...の様なもの〜
 会場はとっても狭く(日本の倉庫位)、派手な演出もなくシン
 プルですがそれらを一切感じさせない選手及び試合のクオリ
 ティーです。
 DVDとしても、抗争の関係などちゃんと盛り込んでありボリ
 ュームたっぷりお腹一杯になる事請け合いです。
 お薦め!!!


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