では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

THE MAIN EVENT  (約1時間54分収録)
 WRESTLING GOLDなる会社(?)から発売されている
レトロもののDVD5枚組のボックス・セットに収められている、
これはその第2巻目のディスクですワ。
内容は懐かしい選手達の試合が満載で、サムライTVのレトロ・
アワーが好きな方には喜ばれるはずやと思います。
尚、音声は二重に収録されていて、当時の実況とは別にジム・
コールネット氏とレスリング・オブザーバー紙のデイヴ・メルツァー
記者が解説をしているので、英語に堪能な方はこちらを
聞かれてみてはどないかな。ワシは英語が苦手やからアカン
けど、多分非常に『濃い』会話がなされていると思うから。
それと、このシリーズは1枚づつでも購入可能やけど、割高に
なるし、セットものならチープながら化粧箱に収められていて
それなりに見栄えもするからBOXでの購入をお勧めしますワ。

@The Rock N' Roll Express (Ricky Morton/
 Robert Gibson) vs. "Macho Man" Randy Savage and
  "Leaping" Lanny Poffo (w/Angelo Poffo)
 ・砂漠の道を車で走り続けていたら小さな町に着いて、なぜか
  体育館ではプロレスの興行中。どんなモンやろってのぞいて
  みたら、やっていたのがこの試合って感じやろか。
  南部テイスト溢れるグッド・マッチで、相手側の故意のオー
  バー・ザ・トップロープによりモートンが反則勝ちや。
  しかし試合後は、本部席でパイル・ドライバーの餌食に。
AManny Fernandez vs. Nick Bockwinkle
 ・オラが町のチャンプがAWA王座に挑戦て図式なんやろか。
  ニックさん、今夜も『身も骨も切らすけど、ベルトは守る』
  の信条に基づき、試合に臨んでおります(笑)。
  最後はニックさんがスリーパーに失神寸前となるものの、
  タイミングよく試合終了のゴング。実況担当が怒っているので、
  単なる時間切れではなくって、タイム・キーパーをニックさんが
  買収していたとも考えられる、実に謎の幕切れでしたワ。
BThe Sheik vs. Mark Lewin
 ・実況によると、どうやら『敗者追放ルール』で行なわれている
  試合みたい。もともとレスラーなんて旅芸人みたいなモンやか
  ら、稼げなくなったら他所へ行くだけなんで、追放ルールなん
  て現実味はないんやけど、それでも当時は興奮したものです。
  試合はもう、シーク爺の独壇場。凶器攻撃から始まり、最後は
  火炎攻撃。しかもこの夜の火炎攻撃は、自分のマネージャー
  ごと相手を燃やすといったどこまでも非情に徹したもの。
  橋本と小川の合体攻撃に『俺ごと刈れ!』ってのがあるらしい
  けど、それならこれは『お前ごと燃やす!』か(苦笑)。
CDavid and Kerry Von Erich vs. Gene Yates and Killer Krupp
 ・『青銅の爪』『鉄の爪』の息子達って顔合わせ。
  しかし息子達は親父譲りの『鉄の爪』は何故か使用せず。
  頑固親父に、「まだ早いワ!」って言われていたのやろか?
DThe Fabulous Ones (Steve Keirn and Stan Lane) vs.
  the PYT Express (Koko Ware and Norval)
 ・すんません。勉強不足ですワ。
EThe Road Warriors (Hawk and Animal w/ Paul Ellering)
 vs. Jerry "The King" Lawler and Austin Idol
 ・キング、強い!。あの『暴走戦士』&マネのエラリングを相手に
  一歩も引かない大健闘。業を煮やした相手側が反則に走って
  自滅したんやけど、これもキングの強さに恐れをなしたから?
F"Macho Man" Randy Savage vs. Jerry "The King" Lawler
 ・キング、またまた強い!。今度はマッチョ・マン相手の金網戦や。
  マッチョ・マンの反則&ラフを耐えに耐え、ついに怒りが爆発
  するところなんて、カタルシスそのものですワ。
  熱戦ながら長時間に渡ったためか、完全収録やないのがホン
  マに惜しいなァ。マッチョ・マンのヘルプに乱入して来るのは、
  ジョー・ルダックやろか。
GThe Samoans (Afa and Sika w/ "Big Cat" Ernie Ladd)
  vs. Ted DiBiase and Bob Roop
 ・由緒正しきサモアン・コネクションの皆々様が登場や。対する
  デビアス(原語では、デビアシが正しいな)も日本ではお馴染
  だった顔で、なんとなくタッグ・リーグ戦における白星配給係
  同士の対戦って趣きがあって、なかなか捨てがたい内容。
  しかも不可解裁定により、デビアス組のベルト奪取は無効に。
HBruno Sammartino, Dick the Bruiser vs.
  Baron Von Raschke and "Big Cat" Ernie Ladd w/
  "Pretty Boy" Bobby Heenan
 ・『人間発電所』のサンマルチノ、初めて動いているところを
  観ました。ふーん、こんな選手やったんやね。ワシはもっとバカ
  デッカイやつを想像してましたワ。ま、それよりもブルーザーが
  いかにも腕っ節だけでこの世界を渡っているって感じで、
  格好よかったな。
ITully Blanchard vs. Manny Fernandez
 ・これまた力の入った一戦。派手な飛び技など皆無なんやけど、
  プロレスの原点である『どつき合い』が堪能できます。
  また終盤にはG・ヘルナンデスとチャボ・ゲレロ(親父の方やデ)
  も介入し、華を添えて(地味けどね)くれますんや。
JRick Rude w/ Jim Neidhart and Angel vs.
 Jerry "The King" Lawler
 ・どうやらキングの地元での試合のよう。まだルーキーっぽい
  リック・ルードが取り巻きを引き連れてキングのベルトに挑戦
  した試合みたいや。ここでも『地元では正義の人』であった
  キングの一人舞台。なんと女子マネのエンジェル相手に鉄拳
  を振るっても客席は大喜びなんやから、WWFの番組でしか
  キングを知らん方には新鮮なはずやと思いますな。
  さて3対1ではいくらキングでも分が悪く、なんとベルトを獲ら
  れてしまうんやけど、ここにトミー・リッチ、エディ・ギルバート、
  Dの試合に出ていたPYTの面々も絡み、大乱戦が勃発や。
KDick the Bruiser, The Crusher and Little Bruiser vs.
  Blackjack Mulligan and Lanza and
  "Pretty Boy" Bobby Heenan
 ・注目はやはりヒーナンさんやね(笑)。しかもベビー側には、ヒ
  ーナンさんの相手に適役と思われたか、ミゼット版のブルーザ
  ーも参戦していて、第2巻の幕を下ろすのに持って来いの
  楽しくも激しい試合に仕上がっておりまっせ。

私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコングニー
さん』が、以下の情報を報告して下さいました。
副音声のコルネットとメルツァーの会話からのネタやそうです。
Fで乱入してきたのはジョー・ルダック。当時ローラーとは絶賛抗
争中、過去にローラー戦で負った傷跡をわざわざ目立つ様に残し
たり、実際に当時の観客からは精神錯乱者と思われて不気味が
って誰も近づかなかったとか。


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