では収録内容の詳細を
このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!
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BEAT ME IF YOU CAN (約1時間31分収録) |
WRESTLING GOLDなる会社(?)から発売されている
レトロもののDVD5枚組のボックス・セットに収められている、
これはその第5巻目のディスクですワ。
内容は懐かしい選手達の試合が満載で、サムライTVのレトロ・
アワーが好きな方には喜ばれるはずやと思います。
尚、音声は二重に収録されていて、当時の実況とは別にジム・
コールネット氏とレスリング・オブザーバー紙のデイヴ・メルツァー
記者が解説をしているので、英語に堪能な方はこちらを
聞かれてみてはどないかな。ワシは英語が苦手やからアカン
けど、多分非常に『濃い』会話がなされていると思うから。
それと、このシリーズは1枚づつでも購入可能やけど、割高に
なるし、セットものならチープながら化粧箱に収められていて
それなりに見栄えもするからBOXでの購入をお勧めしますワ。
@Nick Bockwinkel vs. Terry Allen (AKA Magnum TA)
・どうやら今夜はAWAのベルトは懸っていないようで、それなら
ニックさんも姑息な防衛手段を用いる必要などありまへん。
相手に攻めるだけ攻めさせて、最後は豪快なパイル・ドライ
バーで堂々の勝利。こんなニックさんもたまにはエエもんや。
AIvan Putski vs. Eddie Mansfield
・五寸釘のような凶器を悪用するマンスフィールド。格好だけ見て
いると『オカマ』系みたいやのに、なかなか反則攻撃に長けてる
みたいで、パツキの反則暴走をまんまと引き出しよりました。
BTito Santana vs. Kelly Kiniski
・WWFで一時代を築くことになるサンタナ。キニスキーの息子を
相手に、フライング・ボディ・アタックで勝利しよりましワ。
CThe Sheik (w/ Abdullah Farouk, AKA The Grand Wizard)
vs. Tom Jones
・相手を挑発しておいて、相手が逆上した途端に、「待て待て、
まだ試合前のお祈りがまだや」と相手をすかし、アラーの神に
祈りを捧げ始めるシーク。この時点でもう試合は完全にシーク
のペースですワ。しかもこの試合、シークがレスリング・テクで
勝つもんやから、驚いてしまいますな。もっとも途中の急所蹴り
がスタジオ・マッチを観戦する客には気に触ったみたいやけど。
DBobo Brazil vs. Michael Angelo
・『魔人』ブラジルか、これまた懐かしい顔や。リズムに乗った攻撃
の最後に出すのは十八番の頭突き。ワン・サイドの試合ですワ。
エェーっと、十八番の頭突きは『ココ・バット』って名やったかな。
EChief Wahoo McDaniel vs. Tully Blanchard
・ここには先日亡くなられたワフー酋長の勇姿が収録されとります。
どうもTV中継が入っていたようなんやけど、途中で中継の時間が
切れたのか、実況解説が途切れ、しばらくしたら今度は決着も
付いていないのに両者とも試合を止めてしまいよるんや。
TV中継の時間が終われば試合も終了ってルールなんやろか。
FEddie Gilbert vs. Jerry "The King" Lawler
・DVD5枚組を通して皆勤賞ものやったキング。けどこの試合では
“ホット・スタッフ”エディ・ギルバートに着目や。W★INGでは与
えられた『ブギーマン』のギミックが気に入らず、弟のダグと一緒
に試合中マスクを脱ぎ捨て、そのまま団体からおさらばするって
離れ技を見せてくれた事もあったよな。悪役を生きることの哀し
み(もう故人やけど)がひしひしと感じられるエピソードですワ。
終盤にリック・ルードとジミー・ハートの乱入がありまっせ。
GThe Sheik vs. Tiger Jeet Singh(Mud match)
・『MAD : 狂気』やなしに、何と皆さん『MUD : 泥』でっせ。
そうなんですワ、稀代の悪役二人が泥んこレスリングをやっと
るんです。リングの上に深さ数センチ程度の枠を組み、泥を
敷き詰めた中でもがく二人。試合が途中からの収録のため既に
二人とも泥だらけで、しかも会場が暗くカメラも遠いとあって
画面の中の選手がホンマにシークとシンなのか確かめようが
ないんやけど、これはこれで滅茶苦茶貴重なフィルムですワ。
HAustin Idol vs. Massao Ito (w/ The Bee Keeper)
・『大阪出身』と紹介された伊藤。塩をまいて、四股を踏んで、さあ
試合が開始ですワ。と、思った途端に、怪しい風体のマネージャ
ーがアイドルにヌンチャクで一撃。これが堪えたみたいで、何と
伊藤がベルトを奪取。大阪出身の王者と実況も言ってました。
ITully Blanchard and Gino Hernandez vs.
Scott Casey and Terry Allen (Magnum TA)
・このDVDシリーズ、シングル戦には頭の痛くなる試合も散見さ
れたけど、タッグ戦に外れはなかったと思いますワ。これも客を
沸すタッグ戦のお手本と評せる事の出来る試合でしたモン。
JTerry Taylor vs. Sabu
・若きサブゥの貴重なフィルムかと思ったけど、どうやら別人みたい。
ちょっと小柄なスヌーカーって感じの選手で、カンフー・ギミックを
多用してます。と片付けたいんやけど、ホンマに別人なんやろか。
試合はオーバー・ザ・トップ・ロープでサブゥの反則負けでしたワ。
KChief Wahoo McDaniel, Tommy Rogers and Marty Janetty
vs. The Grapplers (Tony Anthony and Denton) and Ted Oates
・いよいよDVD5枚組の大団円。6人タッグ戦の始まりでっせ。
各々がキチンとした技術を有しているのがよく理解できるタッグ
戦で、ワシは特にグラップラーズの面々が気に入りましたワ。
しかしDVD5枚組を鑑賞し続けるのは体力が必要でした。本業を
こなしつつ、襲い来る睡魔と丸々3日間の激闘でしたワ。
私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコングニー
さん』が、以下の情報を報告して下さいました。
副音声のコルネットとメルツァーの会話からのネタやそうです。
Gのシン対シークのマッド・マッチは、当時無敵(敗)であったシー
クを各テリトリーのレスラー達が自分の得意のフィールドで倒して
やろうと行われていた数々の試合形式の一つで、シン=ヒンドゥー
=伝説のガマ・シンが行ったヒンドゥー伝統の試合スタイル=マッ
ド・レスリング、オマケに場所はヒンドゥー人口が多く、唯一シンが
が英雄視されていたトロントでの試合とのこと。
Jのサブゥーは「ワイルドマン・フロム・ボルネオ」というギミックで、
ココ・サモアという選手やそうです。 |

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