では収録内容の詳細を
このDVDはPAL方式で収録されており、通常の国産モニターでは
鑑賞できませんので、ご購入の際はご注意下さい。
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MENTAL! (PAL版)(約1時間59分収録) |
ECWの映像が米国に比較して非常に充実しとる英国で新たに編まれた
ハードコア・TV・シリーズ。このDVDはその第5弾となるもので、どうやら
95年4月頃の映像がまとめられているみたいですワ。
@Pitbulls vs.
Broad Street Bullies(Tony Hitman Stetson, Johnny Hot Body)
多分『THREE WAY DANCE』と銘打たれた95年4月8日のECW
アリーナでの興行から収録された一戦のはず。
シリーズ第4弾DVDに収録された95年3月18日の『ジェネレーションX・
ガントレット戦』にてレイヴェンやリチャーズ君をヘルプできなかったトニー
とジョニーが冒頭リチャーズ君からクビを宣告され、その上罰として組ま
れたのがこの試合や。レイヴェン一家に新たにワラジを脱ぐこととなった
ピットブルズのスーパー・ボムにより短時間で決着となってますワ。
ARaven (with Stevie Richards) vs. Tommy Dreamer
@と同日の収録。まずはリチャーズ君が何処から連れて来たのか、以
降ECW劇場の重要人物となるビューラ嬢をレイヴェンや会場にお披露
目。続いてドリーマーが入場し、客席最前列の客が掲げる『ワシらはレイ
ヴェンの血が欲しい』って残酷なプラカードも見える中、因縁の対決はス
タート。今夜のドリーマーはプラカードの文句に焚き付けられたのか、『暴
力の発明家』の面目躍如。客席から次々と手渡される凶器を手に、レイ
ヴェンを流血に追い込んで勝利を掴む一歩手前。けどリング・サイドでは
試合などそっちのけでリチャーズ君がビューラ嬢にキスを迫り、リング上
の流血戦とは対照的な痴話喧嘩が勃発。しかしこれこそが巧妙に仕組
まれたドリーマー潰しの罠。止めとけばエエのに痴話喧嘩に割って入っ
たドリーマーを待っていたのはビューラ嬢のスプレー攻撃や。
これによって敗戦色濃厚であったレイヴェンが逆転勝利を収めました。
○場面は変わって...
TV王者であるエディ・ゲレロがノリノリでアピールや。
BSandman vs. Shane Douglas (with Woman)
『HOSTILE CITY SHOWDOWN』と銘打たれた95年4月15日のE
CWアリーナでの興行から収録された一戦。シリーズ第4弾DVDに収録
された『THREE WAY DANCE』と銘打たれた95年4月8日のECWア
リーナでの興行で行われた一戦にてウーマン女史の土壇場での裏切り
により虎の子のベルトを失った傷心のサンドマンによるリターン・マッチや。
試合はやはり上り調子のダグラスのペースで進み、スタンディングのチキ
ンウィングをダグラスがサンドマンにガッチリと決め、これで試合も終わり
やと誰もが思ったはず。けどなんと、またまたウーマン女史がダブル・ク
ロスを敢行。ダグラスにリング下から竹刀攻撃を見舞い、これによってダ
グラスの腰からベルトがスルっと落ちてしまいましたんや。
で、さばさばした表情のダグラスには『裏事情』に通じたファンから、『マ
ンデー・ナイト・ロウ』のTシャツが手渡され、ダグラスも少しも悪びれるこ
となく手渡されたこのTシャツを着用。そう、ダグラスはWWFから誘われ
てたんですワ。よってベルトをサンドマンに返した、と。
会場からは『ナナナナ、ナナナナ、ヘイ、ヘイ、ヘイ、グッド・バイ』の大合
唱が巻き起こり、ダグラスは恥ずかしそうに裏口へ逃走。
いやはや、なんとも『大人のプロレス劇場』ですな、ECWって。
○場面は変わって...
サンドマンのベルト奪回をテリー御大やロン・シモンズが祝福。
CStevie Richards (with Raven) vs.
Mikey Whipwreck (with Hack Myers)
ヘタレ同士の迷勝負数え唄。試合中の度重なるレイヴェンによる介入に
よりマイキーがブチ切れ。それならワシもと控え室にとって返し、“シャー”
ハック・マイヤーズを連れて出て来よりましたんや。試合はマイキーのフラ
ンケンにより決着したけど、例によって後見人同士のイザコザが勃発し、
最後はピットブルズやパブリック・エネミーまでが絡んでめちゃくちゃに。
あ、この試合の収録日はBと一緒ですワ。
○場面は変わって...
ピットブルズ、吠えまくってます。
○場面は変わって...
マイキーは寂しくエレベーターへと姿を消しました。
○場面は変わって...
カクタス・ジャックも吠えてます。
○場面は変わって...
レイヴェン&リチャーズ、仲が良いのやら悪いのやら。
○場面は変わって...
ハック・マイヤーズも吠えてます。
○場面は変わって...
パブリック・エネミーは何時もの調子でラリラリ〜。
○場面は変わって...
ポール・Eはトレード・マークの携帯電話を片手にあくまでも胡散臭く。
DTommy Dreamer vs. Raven (with Beulah McGillicutty)
BやCと同日の収録。Aと同じ顔合わせなんやけど、Aとは全く正反
対の展開でこの夜はドリーマーが大流血。しかもこれでドリーマーは頭
に血が昇ったか、レイヴェンの手助けにと試合に介入したリチャーズ君
やレフリーのジョン・フェネガンにまでDDTを見舞って大暴れ。
最後はAの試合で悪行を見舞ってくれたミニスカ姿のビューラ嬢をパイ
ル・ドライバーに捕らえ、ビューラ嬢の白パンツを四方のお客さんにお披
露目の上で情け容赦なくマットへズドン!。女子マネへのパンツ丸出し
のパイル・ドライバーはECWの名物となるんやけど、もしやこれが記念
すべき第1回目なんやろか。
○場面は変わって...
抜けるような青空の、ここはフロリダ州フォート・ローダーデル。衛星回
線を使用してサンドマン、カクタスの会見をどうぞ。どうやらダグラスが有
していた王座への挑戦権がカクタスに移った模様なんです。
○場面は変わって...
インチキ臭いバロック音楽に乗せて、“エクストリーム”選手紹介。
ディーン・マレンコとエディ・ゲレロをご紹介や。
EECW TV Title Match
Dean Malenko vs. Eddie Guerrero
まずは大きく書きます、これは必見の一戦や!
BCDと同日の収録である、マレンコを迎えてのエディのTV王座防
衛戦。マレンコによるリバースのインディアン・デス・ロックから入る変形
の逆さ波乗り固め、エディによる超変形逆エビ固め〜STF、マレンコ十
八番のテキサス式四葉固めやゲレロ家伝統のゴリー・スペシャルを巡る
攻防と、25分の試合時間はアッという間に過ぎて時間切れの引き分け。
客席からの「頼むから5分延長してや!」コールを完全無視し、表情ひと
つ変えず(あ、何時ものことか)リングを下りるマレンコは何て渋いんや。
内容の素晴らしさから、以降何度もECWマットで組まれることとなるエ
ディ対マレンコの、これが多分(ECWでの)ファースト・コンタクト。
○場面は変わって...
ダグラス、カクタスに渇を入れるも、サンドマンやベノワ、マレンコの闇
討ちにあってしまい...。
○場面は変わって...
カクタス・ジャックのプロモ。惜しむらくはBGMがオリジナルと差し替え
られていること。資料によると当時のカクタスのテーマはAC/DCの『バ
ック・イン・ブラック』かステッペンウルフの『ワイルドで行こう』。皆様もど
ちらかお好きな方と再度差し替えて楽しまれてはどうやろか。
○場面は変わって...
フロリダの海の家にて冷やしたワイン・グラスを傾け、パブリック・エネ
ミーは今日もご機嫌でラリラリ〜。
FDean Malenko & Chris Benoit vs.
Mikey Whipwreck & Norman Smiley
日時不明のフロリダ巡業からダイジェスト収録の一戦を。ベノワが“黒
い藤原”と称されたスマイリーを力でもって丸め込みや。
しかし“黒い藤原”か、今やったら発行差し止めで放送禁止やろな。
○場面は変わって...
フロリダ巡業中のパーティでのひとこま。一杯呑んでエエ気持ちのドリ
ーマーをレイヴェンが襲撃してせっかくのパーティは大混乱や。
GECW World Heavyweight Title Match
Sandman (with Woman) vs. Cactus Jack
これまた日時不明のフロリダ巡業から収録。ダグラスから譲り受けた
王座挑戦権を引っさげてカクタスがサンドマンと激突。カクタスの隠し持
ったチーズ削り(実況はそう言うけど、ワシには大根おろしに見えた)や
サンドマンの洒落にならん勢いの椅子攻撃など、試合は荒れに荒れま
した。その上カクタスの場外自殺エルボーは今夜もまた相手にかわさ
れ、またもや自身の選手生命を縮めただけやし(嗚呼)。
試合はサンドマンがゴミ箱へのブルドッギング・ヘッドロックを2バージョ
ン披露し押せ押せとなったものの、このまま負けては挑戦権を譲ってく
れたダグラスに申し訳が立たんとカクタスが奮起。チェーンを悪用してサ
ンドマンをチョーク・アウト寸前まで追い込んだんやけど、ウーマン女史
の介入からベノワ&マレンコの乱入があってジ・エンド。
やはり巡業ではベルトは移動せんか。けどその分、エクストリームな内
容であって、ECWにおいてはフロリダ巡業も楽やないって証明した形
でしたワ。 |

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