では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

BUSTED OPEN  (約2時間9分収録)
 WRESTLING GOLDなる会社(?)から発売されている
レトロもののDVD5枚組のボックス・セットに収められている、
これはその第1巻目のディスクですワ。
内容は懐かしい選手達の試合が満載で、サムライTVのレトロ・
アワーが好きな方には喜ばれるはずやと思います。
尚、音声は二重に収録されていて、当時の実況とは別にジム・
コールネット氏とレスリング・オブザーバー紙のデイヴ・メルツァー
記者が解説をしているので、英語に堪能な方はこちらを
聞かれてみてはどないかな。ワシは英語が苦手やからアカン
けど、多分非常に『濃い』会話がなされていると思うから。
それと、このシリーズは1枚づつでも購入可能やけど、割高に
なるし、セットものならチープながら化粧箱に収められていて
それなりに見栄えもするからBOXでの購入をお勧めしますワ。

@Sheri Martel vs. Judy Martin
 ・SCWなる団体での試合。ワシは既に『姐御肌』と化していた
  シェリーしか知らんから結構新鮮でしたワ。
AShawn Michaels vs. Ken Johnson
 ・テキサス・オールスター・レスリングでの試合。マイケルズは
  まだ二十歳そこそこみたいやけど、随所に非凡な動きが見れ
  て、やはり出来るヤツは最初から違うんやなと思わされます。
BTully Blanchard and Gino Hernandez vs. the Grapplers
 ・SCWタッグ王座戦。試合後にベビー組の仲間割れが発生や。
  それはそうと、W★INGにグラップラーっ奴が来て、故ワフー・
  マクダニエル酋長とストラップ戦をやっていたけど、あれって
  このチームのなかのどちらかの選手なんやろか。
  被っている覆面なんてそっくりなんやけどなァ。
CTully Blanchard vs. Gino Hernandez
 ・で、上の試合で仲間割れした両者の決着戦ですワ。
DCowboy Bob Orton Jr. vs. Adrian Adonis
 ・この両者なら、ワシも良く知ってますワ。現在WWEで売り出し
  中のランディ・オートンの親父さんと、『マンハッタン・ライダー』
  やね。尚、何やら王座戦のようで、なんとルー・テーズ爺が
  ウィットネスとしてリングに上がっており、試合のグレードが
  グンとアップしておりますワ。
EBruiser Brody vs. Abdullah the Butcher
 ・グレートなカードでしょ。往年の全日本みたいでもありますワ。
  これを観ると、ブロディを『インテリジェンス・モンスター』などと
  崇めていたのは日本だけで、米国では只の体のデッカイ怪奇
  派扱いやったって事が良く理解できますワ。
FLarry Zbysko vs. Scott Casey
 ・かろうじてズビスコの名前だけは知ってますが、あとは全くの
  勉強不足。申し訳ありません、とパソコンのキーを叩き終わっ
  た途端、なんとスタン・ハンセンの乱入がありましたワ。
GJerry "The King" Lawler vs. Bob Sweetan
 ・WWEの番組内では毎週ベタな笑いを提供してくれる”キング”
  やけど、実は『南部の帝王』と呼ばれて(無理やり呼ばせて?)
  いたんですワ。この夜は敵地での試合やったみたいやけど、
  現在の”キング”そのままの試合運びを見せてくれます。
  ホンマにずるいけど、憎めない芸風なんですワ(苦笑)。
HTerry Funk and Ivan Putski vs.
  Tully Blanchard and Gino Hernandez
 ・これまたSCWタッグ王座戦。カメラが遠くて会場が暗いから
  観辛いとこもあるけど、まだまだ元気なテリー師匠に注目や。
IDick Slater vs.
  The Mongolian Stomper, Guest Ref Bob Sweetan
 ・SCWで行なわれた金網戦とのこと。WWFなんかで使用する
  金網と比較すると牧歌的な感じやけど、これぞオールド・スク
  ール金網戦かもね。ピン・フォールで決着するのも渋いワ。
JBruiser Brody vs. Nick Bockwinkle,
  Guest Ref Lou Thesz
 ・どうやらAWA世界戦らしいです。さてAWAっていったらやはり
  ニックさんですな。全日本で毎回毎回姑息にベルトを守って
  いたのがまるで昨日の事のように思えます。
  当時はあのダルイ全日本の試合の中でも、飛び抜けてダル
  さを誇示する試合運びで、日本中のプロレス小僧どものヒート
  を一身に買っておりましたな(笑)。
  さて試合ですが、レフリーをテーズ御大が勤め、ニックのマネ
  にはヒーナンさんが当然付くといった豪華版。
  内容は例によって相手の攻撃をダラダラと受け続け、最後は
  AWA王者の特権で、試合を途中放棄するもベルトはキチン
  と守るといった、全日本でもよくあったヒンシュクものの試合。
  当時、これを笑って許るせた人はホンマに『おとな』やったん
  でしょうな。しかしこんな試合(失礼)をやっていたからこそ、
  全米各地で『今日こそは負けるよるやろ』って思いの観客が
  会場に押しかけ、それで動員が伸びるもんやから結果として
  長期政権が敷けたんやろな。ウン、勉強になる試合やった。
  尚、ロング・マッチやったんやろね、途中からの収録でしたワ。

 私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコング
ニーさん』が、以下の情報を報告して下さいました。

「フジワラ・アームバー!」「エンズイギーリー!」「アサイ・ムーン
ソルト!」等々、アメプロの実況席から聞こえてくる日本名の技、
なんだか誇らしい(?)気がしますが、#1”Basted Open”収録、
ディック・スレーター対モンゴリアン・ストンパー(金網マッチ)の決
着後、負けたストンパーがスレーターにコブラクラッチを決めた途端、
メルツァーとコルネットが揃って「SHINANOMAKI!」と技の名前を
叫ぶのですが「シ・ナ・ノ・マ・キ」って???以下2人の会話。

コル:「思わず、ハモっちゃったな!この技またの名を―コブラクラッ
 チ―シナノマキは、恐らくストンパーが使い始めて世間に広めた技
 で、首の両側を絞めることによって脳への血流を止めダメージを与
 える...」
メル:「ところでこの技の名前どこから来たか知ってる?」
コル:「さて?」
メル:「東京の後楽園ホールに近い駅の名前から来ているらしいん
 だけど...」
コル:「はぁ?駅の名前??」
メル:「そう、確か後楽園から1〜2つ目の駅だったと思うけど...」
コル:「てゆうか、どうやったら駅が脳への血流を止めてダメージを
 与えるんだよ!?」

 と、どうやら「シナノマ・キ」の正体は「シナノマ・チ」⇒「信濃町/
JR中央線の駅名」らしいのですが、このネーミングって一体何処
から???モンゴリアン・ストンパー自身が来日時に信濃町駅で
電車待ちしている時に「フッ」と、閃いたのでしょうか?
どなたか御存知の方教えて下さい!
このままでは不眠症になりそうです(笑)。


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