では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

VENGEANCE 2003                 (収録時間調査中)
 私どものHPによく遊びに来ていただいている『USA−Pさん』
が、収録内容の情報を報告して下さいました。

 2002年4月に行われたドラフト制度によって、RAWとSD
は独立した番組(という設定)になり「お話中心のRAW」
「レスリング中心のSD」というブランド分けも1年以上かけて
やっと定着した2003年7月に行われたSD組初の単独開催
のPPV大会が『VENGEANCE』であります。
※@〜Lはチャプター番号

@:OPプロモ
A:Finals of the U.S. Championship tournament
  CHRIS BENOIT VS. EDDIE GUERRERO
   復活したUSヘビー級王者を巡って日本、WCWと様々な
  団体を共に過ごした者同士が意地と技のぶつかりあいを
  繰り広げる一戦。流石に長年やってきた者同士で見応えの
  ある展開ですが、ライノの乱入によってこのストーリーは
  TO BE CONTINUED… ってのはちょっと勿体無かったか。
B:Vince and Stephanie backstage
   RAWでケインにパイルドライバーをくらったリンダ夫人をネタに
  父娘の嫌味合戦。
C:Indecent Proposal Match
  BILLY GUNN VS. JAMIE NOBLE
   またも突然の親戚の死で更にお金持ちになったジェイミー、
  恋人の筈のニディアの目の前で「金ならいくらでも出すから
  オラと寝ろや!」とトーリーに申し込み、それを受けて「どうせ
  アンタじゃぁビリーには勝てやしないけど、もし勝ったら寝て
  あげるわョ!」とニディアとビリーを無視して宣言しちゃった
  トーリー、ってな流れの試合。
   健気なニディアのフォローも空しくトーリーがウロチョロする
  隙にタイツを掴んでのフォールを決めたジェイミーの実力勝利
  で大慌てになるも既に手遅れなトーリー。
D:Funaki interviews APA
   バー・ファイトについての意気込みも尋ねるつもりが何故か
  参加する事になってしまったNo.1アナウンサー。
E:APA INVITATIONAL
   復活したAPA主催の酒場喧嘩大会。謎の踊りのスパンキー
  や中身不明のイースターバニー、バッシャム兄弟やFBI、
  といったメンツにブラザー・ラブ、ドインクまで入り乱れての殆ど
  コントだが、勝ち残ったAPAよりもオイシイフナキさん(笑)。
F:Jamie Noble checks out the goods
   スタッフを呼び止め、ヨレヨレのカピカピになったトーリーの号
  のPLAYBOYを見せつつデロデロ期待に浸るジェイミー。
  しかし、PPV後のSDでアタッシュケースに色々なオモチャ
  を詰め込みまくって準備万端にしてたのにニディアに襲われ
  何故かそこにトーリーとビリーも加わり結局ベッドで四人は
  仲良し、ってオチつくが… そんなにいいか? トーリーって?
G:WWE Tag Team Championship Match
  THE WORLD'S GREATEST TAG TEAM
   VS. REY MYSTERIO & BILLY KIDMAN
   特にコレというストーリーラインの無いタッグ王者戦だが、
  主将カートを追放してチームアングルから世界最強タッグ
  チームとなったベンジャミン&ハースの技術も人気もレイ並
  になっているのがよく解る一戦。キッドマンにも技術はあるの
  だが、彼が出ると会場の熱気が音をたてて引いていく様は
  残酷でもある。最後の頃にようやく彼にも「HOLY SHIT!」と
  言われるけれど、当人の努力や技術だけでは人気に結び
  つかないプロレスの難しさをよく示している、と言えるか。
H:STEPHANIE McMAHON VS. SABLE
   言う事を聞かない娘のあてつけにとヴィンスが秘書として
  登場させたセーブルとの因縁、確執の決着戦だが女子王座
  の無いSDにおいてはただのキャットファイトになる筈だが…
  セーブル、ステフ共に技量があるゆえにSDのDIVAの試合では
  今年一番の好勝負でありつつもエロい、ってのはSD組の他の
  DIVAとは格が違うと言う事か。
   オチの「轢き逃げ」の見事さにも大笑いしました。
I:UNDERTAKER VS. JOHN CENA
   一応「オ−ルド・スクール対ニュー・スクール」という図式
  はあるものの、ストーリーライン的には特に練られたものと
  も言い難い試合だったが「レスラーはレスリングで語る」
  ばかりにテイカー御大もノリノリの一戦。
J:ZACH GOWEN VS. MR.McMAHON
   理屈とか好き嫌いはおいておいて、WWEという団体が常
  に世間に向かおうとしている姿勢の1つではないか、っと。
   極悪非道の挙句が大流血(アレはガチ?)の妖怪社長も、
  若気の至りもアヤマチもありつつも、派手な飛び技だけでは
  なく、バンプやフォール等の技術を見せたザックもまたレスラー
  だ、と私は思いたいです。
K:Eddie Guerrero Interview
   意気揚々と歩くエディにジョシュがインタビュー。
  「勝てば何だっていいんだって〜の」とは御尤も。
L:Triple-Threat Match for the WWE Championship
  BROCK LESNAR VS. KURT ANGLE VS. BIG SHOW
   既に名勝負連発のレスナーとビッグ・ショウに、首の手術から
  復帰したばかりなのがギミックにしか見えないカートが織り成す
  試合は、ただスポットをこなすだけではなく、各々が持ち味と
  技を惜しみなく出し合い、凶器も流血も実況席崩壊も折り
  込みながらも乱入等の余計な要素は入れずに最後までゆく
  様は、さながらギリシャ神話の大巨人に立ち向かう勇者達の
  物語のような一戦。特に終盤のカートとレスナーの感情表現
  はWM19を超えた! と思います。

【総評】
   普段の視聴率の差のせいか、それとも前月のRAW組単独
  開催のPPV『BAD BLOOD』があまりにもつまらなかったせいか
  WWEのPPV史上2番目に契約者数が少ない大会になって
  しまいましたが、だからと言って内容が悪いわけではありません。
   むしろギミックやスキットではなくレスリングで語る分だけ、この
  大会は日本人向けなのかも!? 

   だからこそ、
  「なんでこのDVDに映像特典が全く無いんだッ!(怒)」
  と、言いたいです。
  入れるべき素材ならプロモだけでなく、ザックのCONFIDENTIALや
  SD契約の対ビッグ・ショウ戦などいくらでもあるというのに…
  2003年度PPVの中で、ストーリーラインの弱さは確かにある
  ものの、試合内容の充実ぶりでは上位の筈のこの大会なのに…


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