では収録内容の詳細を

WRESTLEMANIA X (VHS−TAPE)
(約1時間53分収録)
 私どものHPによく遊びに来ていただいている『コスモ石油さん』
が、収録内容の情報を報告して下さいました。

WMも10周年を迎え、節目の時期にホーガンがWWFの舞台から消え、
ニュー・ジェネレーション達だけでどこまでWMという大きな大会を成功
させられるのかが今回の課題だった。
日本語版 実況:伊津野亮 解説:竹内宏介

・WMTの名場面
@Owen Hart vs Bret "Hitman" Hart
  この年のロイアルランブルから確執が生まれた兄弟同士の
 遺恨試合。
 誰もが知っている凄く仲が良い兄弟は、幼い頃から地下でレスリング
 ごっこをし、業界の中で育ち業界最高峰のレスリング・スキルをもった
 二人の試合は名勝負になる事は予想できた。
 この試合をオーエンのベストバウトととの呼び声も高い。
 まず純粋なグランド・レスリングから試合は始まり、お互い血の
 繋がった兄弟にもかかわらず妥協なき攻めの連続(特にこの二人の
 パイルドラバーは強烈すぎ)。
 途中プランチャで左足を痛めたブレットの左足を攻めるオーエン。
 そしてついにオーエンが先にシャープシューターを極めるもブレットが
 シャープシューターで切り返す。
 最後はコーナーポストから前方回転エビ固め狙ったブレットの丸め
 込みを潰しエビ固めでオーエンの逆転勝利。
 リング上では悔しがっていたブレットだが僕には弟オーエンといい
 試合が出来たブレットの内心は喜んでいたように思えた。
・WMUの名場面
ABam Bam Bigelow&Luna vs Doink The Clown&Dink
  根はものすごい良い人なビガロ、試合開始早々から見た目からは
 想像できないドロップキック等の技を繰り出していく(しかもこの人は
 しっかりとした基礎ができている)。
 アイドル的な存在ディンクがコミカルな動きで会場を沸かしていく。
 ビガロは体格を活かした攻めをからドインクのバックドロップを潰し、
 ヘッドドロップ連発から必殺のフライング・ヘッドバッドでビガロ組の
 勝利。
 ○ビル・クリントンのそっくりさんティム・ワッターズが映される
・WMVの名場面
B"Machoman"Randy Savege
 vs Crush wish M'r Fuji(count anywhere match)
  リング以外でピンフォールしてから60秒以内にリングに戻らないと
 負けというルール。
 クラッシュの入場時から奇襲していくマッチョメン。クラッシュが序盤は
 攻め込む。しかし早くもフライング・エルボードロップを出すマッチョメン。
 終盤場外戦にもつれ込みエントランスゲートの奥になぜか置いてある
 撮影現場とかにある脚立と台車を合体させたような物にクラッシュを
 逆さづりにし、60秒かせいでマッチョメンの勝利。この試合はピン
 フォールしてから60秒の空白があるのでその間にテンションが落ちて
 しまうという、なんとも意味のない特別ルールでした。
・WMWの名場面
C女子王座戦:Alundra Blayze vs Leilana Kai
  序盤からスピーディーな攻防で試合を作る両者。最後はジャーマン
 SHでアルンドラがタイトル防衛。
 ちと大技にたよりすぎな感もになめないが。
・WMXの名場面
DWWF世界タッグ戦:Men On a Mission vs Quebeckers
  ラップを歌いながら入場してくるミッション
 ○その途中でアップ・オールナイトのロンダ嬢を口説くショーン、しかし
 途中でバート・レイノルズが現れロンダ嬢をバートにとられるショーン。
 ロンダ嬢が「今夜は興奮しちゃって眠れない(アップ・オールナイト)」と。
 メイブルは体に似合わず軽やかな動きで試合を組み立てていく(現地
 実況もメイブルをほめる)。ケベッカーズが場外カウントアウトで負け、
 だがベルトの移動はなし。
・WMYの名場面
EWWF世界ヘビー級選手権:
 Yokozuna wish M'r Fuji vs
 Lex Luger(by Specail ref Mr. Perfect)
  当時全然オーバーしないのにプッシュされまくるルガー(個人的に
 この人好きくないです)。試合が下手なルガーをレスリングの基礎が
 しっかりできてるヨコズナが試合を引っ張っていく展開が続く。
 ヨコズナはルガーの首筋に狙いを定め打撃&チョークで攻め続ける。
 ヨコズナのうっちゃりスープレックスをこらえたルガーがココから一気に
 反撃していく(ウォーリアーと一緒やん)。カバーに入ったルガーのカウ
 ントをとらないでM'rパーフェクトは引き上げていく→ヨコズナ王座防衛。
 アナウンサーがパーフェクトに話を聞く「俺が審判だ」「ひどい試合だっ
 た(たしかにルガーの試合はひどいの間違ってない)」
 「審判に手を出すと自動的に失格になる」→そしてルガーと口論に。
・WMZの名場面
FAdam Bomb vs Earthquake
  ハワード・フィンケルとハーピー・ウィップルマンが小競り合いしてる。
 そこにアダムボムが出てくる、さらにアースクエイク登場。アースクエイ
 クのベリートゥベリー→ボディスラム→ヒップドロップで一瞬にして試合が
 終わってしまう。
・WM[の名場面
G統一Ic戦:HBK Shawn Michaels wish Diesel
 vs Razor Ramon
  自称チャンプvs本物チャンプの試合、まぁショーンは実際に負けた
 わけではないから言い分は正しい。この試合はWWFで初めて行われた
 ラダーマッチ(と言われている)で僕が本気でこの試合の感想を書こうと
 したら行数の関係で納まりきらないので軽く書きます。
 この試合は始めてのラダーマッチなのに「エッ!?そこまでやるの?」って
 ぐらいにお互い激しい攻防の連続で、初めてでほとんどのラダーマッチの
 ムーブを出してしまったという伝説の試合、まだこの試合を超えるラダー
 マッチは現れていないと断言できる、それほど試合の完成度、二人の
 レスリング・スキルの高さがうかがえる。
 途中で半ケツ・フライング・エルボー(もう少しでショーンのアレが見えて
 しまいそう)をはさみながらも、最後はラモンが2本のベルト奪取して
 試合終了。この大会のベストバウトです!
・WM\の名場面
HWWF世界ヘビー級選手権:
 Yokozuna wish M'r Fuji vs Bret"Hitman"Hart
  お互い本日2試合戦い抜いてついにメインで雌雄を決する、去年も
 これと同じカードがメインでブレット去年の恨みをここで晴らしたいところ。
 お互いレスリング・スキルが高いもの同士の激しい一進一退の攻防の中、
 体格で勝るヨコズナは自分の体格を利した攻めで少し試合を優勢に
 進めていく。ヨコズナの猛攻をくぐりぬけたブレットは一気にコーナーポスト
 からのブルドッグや得意のエルボースタッブで反撃し、コーナー最上段から
 飛んだところをヨコズナにキャッチされ得意のうっちゃりスープレックスから
 必殺のバンザイドロップにいこうとするがバランスを崩し転落したヨコズナ
 をブレットがカバーして試合終了。
 見事ブレットが1年かけてリベンジをはたし新王者に!
 試合後ルガー、マッチョマン等ベビーフェイス勢がリングに雪崩こみ
 皆でブレットを祝福し大会は大団円で終了。
 実はこの試合1回もブレットはシャープシューターを出さなかった!

<総括>
  ホーガンがいない中ニュー・ジェネレーション達でちゃんと団体を支えて
 いけること提示した大会でした。しかもベストバウトもいくつか生まれます。
 でも一つだけ言わしてもらえばニュー・ジェネレーションでがんばった大会
 の中に、団体のトップであり当時すごい人気をはしていた僕も1番好きな
 テーカーがいないのが少しもったいない気がした。
 難攻不落のホーガンを倒し新世代の代表格ともいえる彼がいればもっと
 大会は盛り上がっていたことだろう(最後の方はテーカーが好きなので
 私情が入ってしまい申し訳ないです)。


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