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では収録内容の詳細を
FREEFALL
(約75分収録)
このDVDは2002年2月23日にロスの殿堂オリンピック・オーディト
リアムにおいてXPWが開催した興行を収めたものですんや。
廉価版ってことでやろか収録時間も短く、興行全体を完全収録したこ
れまでのDVDに比べるとボリューム不足なんやけど、その分内容は
結構濃いんですワ。では見所を紹介いたしまっさ。
①"Rock Superstar" Kaos vs. Angel/ Chris Hamrick
(XPW TV-Title Gauntlet Match)
まずは
TV王座戦
でお茶の間の皆さんの御機嫌伺いを。タイトル
を保持するケオスに対し最初に挑戦するのが
“おカマちゃん”のエ
ンジェル
。以前はタイトル試合など組まれることのなかった只のイ
ロモノやったんやけど、人材不足のアオリを食らってか堂々の出場
ですんや(苦笑)。ま、エンジェルは軽く秒殺され、続いてハーミ
ックにバトンは渡されるんですが...。
で、二番手の挑戦者ハーミック。末期ECWにも出場しておりまし
たが、この夜はメジャー団体に比較して非常に狭いリングの特性を
活かし(我ながら嫌味ったらしい表現やな)
コーナー~コーナーの
ヴァン・ダミネーター
なども披露してくれとります。
フィニッシュはケオスが放ったコーナー最上段からの垂直落下式の
DDT。これはなかなかデンジャラスな一撃でしたワ。
②Webb vs. GQ Money
(XPW World Title Match)
団体発足当時は
『白人のクズ野郎』ギミック
で結構デスマッチ等
にも参戦していたウェブなんやけど、XPWにおける悪のCEOロ
ブ・ブラックに見出されて王座に就いてからは、なにやら
ヘタレ・
キャラ
へと転向してしもた模様。で、なんとこのDVDではカンフ
ー・ギミックを披露しております。
③Supreme vs. The Sandman
(King Of The Deathmatch)
この興行が収録される約3週間前の
2002年2月3日、大阪に
ある枚方パークって遊園地
(関西ではひらぱーで通ってます)にF
MWがやって来たんですが、ここで我らがサンドマンはサブゥ、グ
ライムスを相手に3WAYをみせてくれましたんや。
またその日、会場のグッズ売り場では
サンドマンご愛用のECW時
代のジャージ
が売られていて、現在は6千円也を払ったワシのアパ
ートの箪笥に仕舞われております
(当HPのお宝展示室に詳細)
。
枚方大会では足を負傷していたのか全く動けなかったサンドマンな
んやけど、約3週間経過した本興行においてもかつてのエクストリ
ーム・アイコン振りは何処へやら。XPWのデスマッチ王であるス
プリームもどう戦って良いのやら困り果てているみたいですワ。
ただしスプリームが
サンドマンを最上級のリスペクト
でもって迎え
ているのが手に取るように分かりもしますんや。流血大王のスプリ
ームらしくない試合内容ですが、選手間の微妙な機微を感じ取って
欲しいですな。試合はサンドマンを援護すべくケオス、GQマニー、
リゾーノらが乱入。彼等の働きもあってスプリームは伝説のエクス
トリーム・アイコンへ『ベルトという名のバトン』を手渡します。
しかし
枯れ果てたサンドマン、もはや『デスマッチ界の森繁久弥』
の域に達してしもてるね
。
④Veronica Caine vs. Lizzy Borden
(Buck Naked Match)
XPWの親会社ってのがどうやらポルノ映画製作会社
らしくって、
XPWマットでは女子マネ役に多数
AV女優
さんが駆り出されてい
る模様。この夜は悪のCEOロブ・ブラック率いるブラック・アー
ミーからリジー・ボーデン嬢が、XPWにおける第3勢力団体エン
タープライズ軍からベロニカ・ケインが選出され
ブラ&パンティ戦
へと臨んでおります。尚この試合、ランバージャック形式が導入さ
れており、リング下には両軍の男性陣をはじめ日本人代表として野
沢の姿も。試合はWWFでのブラパン戦よりははるかにスケベな展
開で、ボーデン嬢がケイン嬢の
ブラに手を掛け、あわやって瞬間に
ジャストのタイミングで場内が暗転
。やはりなんぼ親会社がポルノ
映画製作会社でもライヴではここが限界のようですな。
⑤Veronica Caine & Lizzy Borden Promo
先の試合、ライヴ会場でXPWの罠にハメられて悔しい思いをし
た客への精一杯のお詫び。なんと
ボーデン嬢とケイン嬢のオッパイ
丸出しのプロモが収録されとります
。しかしなんですな、シリコン
で整形したオッパイってヘンでっせ。地上には重力ってものが働く
はずやのに、ニュートンさんの理論を無視して全く垂れへんのは違
和感でいっぱいや。やっぱり重力によってある程度自重で垂れへん
と、オッパイ本来の美しさが表現されへんと思うんですが...。
⑥New Jack vs. Vic Grimes
(40-Foot Scaffold Match)
いよいよメインへ突入。なんとこの夜、XPWは
高所デスマッチ
を挙行しよったんですが、リング上に組まれた足場ってのが洒落に
ならん高さなんですワ。公式には40フィートとされておりますが、
とりあえず楽に
マンションの3階のベランダ位の高さ
はありますん
や。この正に命懸けの試合を志願したのはニュージャック親分とグ
ライムス。同形式の試合は以前ECW時代にトミー・ドリーマーと
ブライアン・リーが経験済みで、この時はブライアン・リーが体を
張ったバンプを取ったんやけど、やはりさてこの試合ではどちらが
って好奇の目で観てしまいましたワ。
ま、試合序盤は足場へ上がることなくリング上及びリング下で試合
が進み、終盤グライムスから先にヤグラに手を掛け、遥か彼方の足
場を目指す。勿論ならばとニュージャック親分もグライムスが昇る
のとは反対側のヤグラを昇り始め、巨漢グライムスより一歩先んじ
て足場頂上を制覇。余裕を持って後から昇って来るグライムスを迎
え撃つ態勢を確保しましたんや。不安定な足場と高さから来る恐怖
で足場上での両者の絡みは当然制約を受け、これを払拭しようとの
考えからかニュージャック親分はスタンガンを取り出しグライムス
を集中攻撃。
そしていよいよ『その時』を迎えるんです...
。
前述したドリーマーとブライアン・リーの試合では、足場からの
直接落下を防ぐためにリング上に机を多数組み上げ緩衝材として使
用。ここを目掛けてブライアン・リーが落ちたので見た目は派手で
も安心して鑑賞できたんです。そしてこの夜もリング上には横方向
に3個、縦方向に4個の計12個の机が設置され、選手のリングへ
の直撃は避ける工夫が施されてはおりましたんや。それやのにニュ
ージャック親分の込めた力が強かったのか、グライムスが勢い良く
飛び出し過ぎたのか、なんと
グライムスの巨体は緩衝材であるはず
の机の最上段とその下の段をかすめただけでロープを直撃。
もしもう少し勢いがついていたらグライムスはリング外の床に直接
落下していたやろし、下手したら客席最前列にまで飛び込んでいた
可能性も。いや、ホンマにヒヤッとさせられましたワ。
以前購入したアメプロ本ではミック・フォーリー(カクタス・ジ
ャック)の伝記が紹介されていて、ミックの出世試合となったアン
ダーテイカーとの金網戦で披露された
高所落下スポットを実際に行
なうにあたっての両者の葛藤
が克明に掲載されとって感動した覚え
があるんやけど、ここまで無茶をやって果たしてニュージャックと
グライムスには
互いを信頼し、リスペクトする念
があったんやろか。
ワシにはW★INGやBJW等で過去に起こった事故と同様、
低予
算からの準備不足と演者の『蛮勇』
にしか見えんのですが...。
【DVD特典映像】
①Evan Karagis vs. Psicosis
ゴング選手名鑑によるとカレイジャスはWCWのパワープラント
主席卒業生であられるそうで、あぁそうなんですかって感じ。
それよりも覆面を取ってしまってかつての神通力まで喪失してしま
ったかのようなシコシスが残念やなァ。
②Scott Snott vs. Vinnie Massaro
いかにもインディ団体の前座試合って感じの試合ですワ。
③サンドマンの試合後のインタビュー
④スプリームの試合後のインタビュー
⑤ニュージャックの試合後のインタビュー