では収録内容の詳細を
このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!
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BLOODBATH :
Wrestling's Most Incredible Steel Cage Match
(2枚組:合計約5時間30分収録) |
火事と喧嘩は江戸の華と言いますが、それなら金網戦と大流血はプロ
レスの華やろか。さてこのDVD、WWE(当時はWWF)によるWCW併
合により米国プロレス界の過去の貴重な映像の大多数の権利を得たらし
いWWEが放つ、団体の枠組みを超えた2枚組の金網戦特集なんです。
では金網戦には付き物の流血シーンもタップリと収録された本作、驚愕
の内容を御紹介いたしますワ。
尚、おおまかな本DVDの構成ですが、2時間程度の本編ではダイジェ
スト収録(どれもこれもダイジェストなのが惜しまれる内容や)された各試
合をコーチマンの司会により振り返り、要所要所にブリスコ爺、フィンケル
さん、キングさん、スパイク君、ドリーマーらがコメントを寄せており、皆さ
んお待ちかねの特典映像では歴史的名(迷)戦をノー・カットでどうぞって
寸法。ブッ通しで鑑賞すると半日潰れてしまいますので覚悟して観てや。
★★DISC−1★★
@Bob Backlund vs. Pat Patterson (9/24/79)
詳細は完全収録された特典映像編でどうぞ。
ABruno Sammartino and Larry Zbyszko (8/9/80)
シェア・スタジアムを舞台にした一戦なんやけど、折角の試合が細か
くカットされ、いろいろな人のコメントがその都度入って、しかも試合中
の音声さえコーチマンの無粋な解説で聞き取り不能。情けないなァ。
あ、当日はホーガンとアンドレによる大一番もあって、こっちは完全収
録でホーガンの個人特集2枚組DVDにて鑑賞可能や。
BBob Backlund vs. Jimmy Snuka (5/19/80)
殿堂MSGでの試合。額を割られたスヌーカーの表情が何ともプリテ
ィ・グッドでして、試合はスヌーカーによる金網頂部からのスーパー・フ
ライが物の見事に自爆し、バックランドが金網から脱出して勝利を収
めとります。
CDon Muraco vs. Jimmy Snuka (10/17/83)
詳細は完全収録された特典映像編でどうぞ。またムラコとスヌーカ
ーの前哨戦での絡みも隠しトラックにて鑑賞可能でっせ。
DTully Blanchard vs. Magnum TA (11/28/85)
女性警備員を使ったブランチャードによるズル勝ちの前哨戦もあり、
本編の詳細は完全収録された特典映像編でどうぞって構成や。
EHulk Hogan vs. Paul Orndorff (1/3/87)
タッグ・パートナーであったオーンドーフがホーガンの成功に嫉妬し
た末にダブル・クロスを決行。これがハートフォードで行われた本金
網戦の背景ですワ。で、試合前のホーガンらしいこってりしたアピー
ルでワシのお腹はもう一杯なんですが、ホーガンはそれでは堪忍し
てくれまへん(笑)。オーンドーフと息を合わせて両者同時金網脱出
を演じ、そのままヒーナンが介入する再試合へと移行。
当然山場はハルク・アップから始まる例の定番コースですワ。
FRic Flair vs. Ronnie Garvin (11/29/87)
隠しトラックとして収録された9月25日のガービン戦にてNWA王
座を明け渡したフレアーによるガービンへの復讐戦。
まずはレイヴァン風サングラスとスーツで決めたフレアーがスタジオ
で俺節をブッ放す(背後にWorldChampionshipWrestlingのロゴあり)
ところから始まるのやけど、Eのホーガン同様にこのマイク・アピー
ルだけでも必見の価値あり。
で、肝心の試合は十八番の流血ジョブ大爆発で、フレアーの千両役
者としか評しようのない名人芸が堪能出来ますワ。
エ、試合結果でっか。フレアー5回目の王座戴冠となってますデ。
GBret Hart vs. Owen Hart (8/29/94)
詳細は完全収録された特典映像編でどうぞ。って言うか、このダ
イジェスト版だけでワシには充分ですワ。
HIsaac Yankem vs. Bret Hart (10/16/95)
はい出ましたヤンカム、現ケインですな。当時はキチガイ歯医者さ
んって役どころ(めちゃくちゃな設定や)で、キングさんと歩調を合わ
せておりましたんや。よってブレットの金網脱出をキングさんが鉄拳
阻止するんですが、哀れキングさんWWFの良心ゴリラ・モンスーン
の裁定により小型の檻に押し込められて花道に宙吊りにされてしま
います。喜々として当時を振り返るキングさん(どうやら宙吊りが怖
かったみたい)のためだけに収録された一戦やね。
ITriple H vs. Mankind (8/3/97)
詳細は完全収録された特典映像編でどうぞ。
JTriple H vs. The Rock (10/2/99)
上り調子にあった両者によるWWF王座戦。これは米国ではなく、
『リベリオン』って名称の秋の英国遠征から収録された一戦ですワ。
試合はレフリー誤爆スポットから金網戦であるのに場外戦へと舞台
を移し、ロック様の猛攻によりHHHが大流血。
しかも当時ロック様ともめていた“英国犬”ことブルドッグ(元デイビ
ー・ボーイ・スミス)が無差別テロを決行し、HHHのボディ・ガード役
であるチャイナも追って試合へ介入。練りに練ったネタが次々と披
露されるんや。ダイジェスト収録が惜しまれる一戦やけど、テンポ良
く編集されているので、これでも充分楽しめましたデ。
KSteve Austin vs. Vince McMahon (2/14/99)
99年のPPV『聖バレンタインディの大虐殺』より収録の金網マッチ。
最初に本DVDのインフォメーションを見た際にこのカードがあったの
でめちゃくちゃ嬉しかったのですが、これが激怒もののダイジェスト収
録。ホンマ、なんでなんや!!!。
ま、怒っていても仕方ないので試合の背景を説明いたしますが、年
明けのランブル戦を軍団総出で制して優勝したビンス御大に、レッス
ルマニア出場権を巡って泣きの一回でオースチンが挑戦するって形。
老体にムチ打って金網から本部席へと落下するビンス御大の姿には
涙が出てきますデ。また試合の最後にはマットを床下から突き破って
ポール・ワイト(現B・ショー)が突如出現するってハプニングもあり。
あぁ、なんで特典映像で完全収録してくれんかったんやろ。
まだまだ当時VHSで標準録画したテープはお払い箱には出来んな。
LWWF World tag team champions :
Edge & Christian vs. Hardy Boyz (9/24/00)
梯子まで持ち出して高所落下があちこちで行われるタッグ形式の
金網戦。エジクリもハーディーズも身体を張ってますな。
あ、ハーディーズの特集DVD『LEAP OF FAITH』には特典映像と
して既に完全収録されており、これを既に所有するワシには余り有
り難味のない内容でしたワ(未入手の方、プチ自慢してゴメンな)。
MKurt Angle vs. Chris Benoit (6/11/01)
カート君による金網頂部からの月面水爆の誠に天晴れな自爆、ベ
ノワによるこれまた金網頂部からのダイビング・ヘッドバットが本試合
の最大の見所。放送席に陣取るオースチンの、「お前ら大丈夫なん
か」って表情はストーリー上のものだけではないんやと思います。
NEdge vs. Kurt Angle (5/30/02)
詳細は完全収録された特典映像編でどうぞ。
【特典映像】
@WWF World championship :
Bob Backlund vs. Pat Patterson (9/24/79)
今やWWEの重役パターソンと、バックランドによる殿堂MSGでの
一戦(実況はビンス)。試合は終始金網脱出を狙うパターソンを流血
を強いられたバックランドが追いかけるって展開で、終盤溜めに溜め
たバックランドの尾てい骨割りが火を噴き客席大爆発って内容です。
また金網上でのパターソンの持ち出したメリケンを巡る攻防なども配
されており、これは実に見応えのある試合でしたワ。
あ、試合はバックランドの金網脱出により幕となっております。
ABruno Sammartino vs. Ivan Koloff (12/15/75)
これまたMSGでの試合。アーノルド・スコーランをマネージャーに
従えたサンマルチノが一方的にイアン・コロフを叩き潰すって内容で、
なにやら制裁マッチのような雰囲気さえ漂いますワ。
ま、金網戦って脱出を競い合うゲーム性の高い試合ではなく、相手
の退路を断って完全にKOするまで試合をやるってのが本来の姿の
はず。ならばこの試合なんか、金網戦の持つ残酷性が最大限に表
現されたグッド・マッチなんやろね。
BWWF Intercontinental championship :
Don Muraco vs. Jimmy Snuka (10/17/83)
ムラコの保持するインタ・コンチのベルトにバディ・ロジャーズを従え
たスヌーカーが挑戦するって試合。スリング・ショットを喰らって金網に
激突し流血に至るって定番コースをスヌーカーが志願。最後はスヌー
カーのダイビング・ボディ・アタックをモロに喰らったムラコが勢い余っ
て金網出口からリング外へ転がり落ち、幸運なベルト防衛を果たす
んや(ベタベタやね)。けど本試合の最大の見所はここから。
スヌーカーがムラコをリングへ再度強制的に放り込み金網頂部から
“スーパー・フライ”をお見舞いや!。
尚、このシーンを若き日のミック・フォーリー君が現場で生観戦、その
後のレスラー人生に大きな影響を与えております。
CWWF World championship :
Bob Backlund vs. Stan Hansen (4/6/81)
サンマルチノの首を折り大暴走していたハンセン、こうして当時の
映像を観てもめちゃくちゃ強そうや。何気ないエルボーやニー・ドロッ
プが相手に再起不能の致命傷を与えそうな説得力で溢れとるワ。
試合はバックランドが金網脱出を果たして勝利を得るんやけど、リン
グ上ではハンセンが“テキサス・ロング・ホーン”をかざして雄叫び。
当時この姿に憧れたファンって、もう多分オッサンになっているんや
ろな(ま、人様のことは言えんか)。
【隠しトラック情報】
○サンマルチノとビンスのトーク
メニュー画面で本編Aを選択し右矢印ボタンを2〜3回押すと、
お揃いの黄色いスーツで決めたサンマルチノとビンスが対ズビス
コ戦を振り返るトークを行っている場面が再生されます。
○Ric Flair vs. Ronnie Garvin (9/25/87)
メニュー画面で本編Fを選択し右矢印ボタンを2〜3回押すと、
こんな重大な一戦が再生されます!!。
デトロイトでの試合で僅か3分程度の収録であり、ガービンに凱
歌が上がるのですが、内容はフレアーのプロモって評することも
可能な完全無欠のフレアー・ワールドが十分に体験出来る逸品。
こんなのを隠しトラックとしてしまうとは、もはや犯罪行為やデ。
○スヌーカーとムラコの前哨戦
メニュー画面で特典映像編のBを選択し右矢印ボタンを2〜3
回押すと、本編Cでも断片的に紹介されていたスヌーカーとムラ
コの前哨戦が再生されます。
トップ・ロープを飛び越してリング下のムラコに放たれるスーパー
・フライ式のプランチャ、ホンマに格好よろしいワ。
ただ乱闘の末額を割られたスヌーカーの姿が当時のフィルムで
は検閲の対象となったのか確認不能。これは残念でした。
★★DISC−2★★
【特典映像】
@NWA U.S. championship "I Quit" cage match :
Tully Blanchard vs. Magnum TA (11/28/85)
DISC−2は全編特典映像でして、まずはNWA時代の映像から
ブランチャードとマグナムTAによる『降参』式の金網戦。
皆様ご存知のように相手をボコボコにして「堪忍してくれ、もう降参
や」って言わせたら勝ちって形式。それを金網の中でやるんやから
当然血生臭い展開になりますわな。試合はブランチャードが持ち出
した木製椅子の破片をマグナムTAが奪って渾身の大反撃。
顔面を朱に染めたブランチャード、マグナムTAの「降参するか?」
って問いに「イエス」って答えるしかおまへんでした。
あ、相手に「降参するか?」って問いかけるためのマイク、現在のよ
うに無線式のものではなく長いコードで繋がれた有線式のもの。
これにはちょっと牧歌的なものを感じましたワ。
ANWA World championship :
Ric Flair vs. Dusty Rhodes
(Great American Bash,7/26/86)
これまたNWA時代の試合。どないでっか、フレアーとローデスに
よる金網式の王座戦でっせ。これだけで本DVDを所有するって立
派な理由となりますワ。
さて試合ですが、冒頭の両者による大見得の切り合いだけでワシ
の涙腺は緩みっぱなし。続いてローデスによるファンキーなステッ
プから繰り出されるエルボーで狂喜してしまいました(アホやね)。
尚この試合、20分以上のロング・マッチとなるんですが、前半の1
0分程度は両者とも金網を利用した攻撃は全く披露せず、まるで
通常ルールでの試合のよう。そこからフレアーがローデスを金網に
投げ付け、待ってましたのローデスによる流血ジョブへと発展。
いやはやこの場面転換の妙味、ホンマに最高ですワ。
またローデスの左足首を各種攻撃で痛めつけておいて客席を焦ら
せた末に披露されるフレアーの四の字固めも絶品。
一応ローデスの小包固めによる王座のスイッチが結末として用意
されてはおりますが、正にプロレスって芸は試合結果やなしに試
合経過やと再認識させられる内容でした。
BNWA World tag team championship :
Rock 'n' Roll Express (Robert Gibson & Ricky Morton)
vs. The Minnesota Wrecking Crew (Ole & Arn Anderson)
(Starrcade,11/27/86)
NWAタッグ王座を巡る“ロックン・ロール超特急”と“4人の騎士”
の2/4による金網戦。試合の全編を通してリック・モートンとロバー
ト・ギブソンからなる“ロックン・ロール超特急”を応援する婦女子の
絶叫が途絶えることはなく、これならリック・モートンも十八番の流血
ジョブなんてやらなくってもエエのに、これがやっぱりやってしまうの
が芸人の悲しい性(苦笑)。いや、お客さんを十二分に楽しまそうと
の思いでダメ押しとして繰り出したと理解しとこか(再度苦笑)。
職人肌のアンダーソン兄弟による渋みある試合運びも堪能出来る
本試合、どさくさで王者チームであるモートン側に凱歌が上がって幕
となりましたワ。
CWWF World championship :
Bret Hart vs. Owen Hart (SummerSlam,8/29/94)
シカゴのユナイテッド・センターを舞台に30分以上に渡って繰り広
げられた兄弟対決。当然ステュ爺やヘレン夫人、デイビー・ボーイに
ジム・ナイドハードらハート一族は各々の奥方等まで動員していて、
会場最前列の一角は完全にハート一族により埋め尽くされてます
ワ(苦笑)。さて肝心の兄弟対決なんですが、これが何とも評価のし
ようのない大凡戦。またまたヒットマン嫌いの道頓堀次郎の愚痴が
始まったとお思いかもしれませんが、ならば30分以上ずっと相手の
金網脱出を互いに寸での所で阻止しあうってだけの内容の試合の
何処をどう褒めれば良いのかお教えいただきたいですな。
ヒットマンの勝利決定後にデイビー・ボーイやナイドハードを加えた
新たな一族の内乱ネタへと移行されるんですが、実に眠たくなる試
合でしたワ(不眠症の方には睡眠薬代わりにお勧めします)。
あ、オーエンが試合中にコーナー上から放った両足を揃えてのミサ
イル・キック、これだけは飛行姿勢が美しい絶品の代物でしたデ。
DTriple H vs. Mankind (SummerSlam,8/3/97)
どこから見てもド根性ガエルに出てくる名脇役“うめさん”にしか見
えないチャイナを従え登場して来たのはインチキ臭いフランス貴族
の末裔を気取る現HHH。対するはスヌーカーの金網頂部からのス
ーパー・フライを生観戦したことにより人生の進路が決定されたミッ
ク・フォーリーことマンカインドや。2000年のミック現役引退を巡って
激突することになる2人の、これは言わば序章の序章やろか。
試合は金網脱出寸前まで辿り着いたマンカインドの脳裏に、一瞬以
前MSGで観戦したスヌーカーの勇姿が浮かんだか、目先の勝利を
投げ捨てて再度金網頂部へと踵を返し、そのままダイビング・エルボ
ーへと移行するところが最大の見せ場。ミックによるスヌーカーへの
憧れと畏敬の念が感じられるシーンでしたワ。
EWWF Intercontinental championship :
Shawn Michaels vs. Marty Jannetty (1993)
若きマイケルズによる金網戦。マイケルズには当然ディーゼル(現
ナッシュ)が寄り添っており、両者の現在までの長きに渡る信頼関係
も理解出来ようものやね。試合はマイケルズ珠玉の“半ケツ”ネタも
堪能させておいてそのまま勝利。他の収録試合と比較するとどうっ
てことのない内容ですが、やはり現時点でのマイケルズ本人とWW
Eって会社の良好な距離の取り方を思うと、なにかしら本DVDにマ
イケルズの試合も入れておかないとアカンって判断(ミッドナイト・ロッ
カーズ解散って理由もあろうけど)なんやろか。
あ、本試合を手際よく裁くレフリーですが、ECWで『オトコ芸者』と化
すビル・アルフォンソ。ECWマニアには嬉しいポイントなんですワ。
FEdge vs. Kurt Angle (Smackdown,5/30/02)
先のヒットマン対オーエンに引き続き何故ここに完全収録する必要
があったのかどうにも理解に苦しむ一戦。
5月19日のPPV『審判の日’02』においてエッジと髪切りマッチをや
ってつるぴか頭(J−SKYでは、つるぴカートって訳されてたね)にさ
れたカート君がヅラをアマレス用のヘッド・ギアで固定して現れ、試合
の中盤には6月23日のPPV『リングの王’02』において禿頭同士で
激突することとなるホーガンの介入もありました。
けど「最近の育毛剤の発展は凄いね」なんてアホ丸出しの台詞を恥
ずかしくもなく喋るカート君のサイド・ストーリーにこそ値打ちがある訳
で、それに全く触れないここでの編集はねェ...。
【隠しトラック情報】
○オーエンとナイドハードのインタビュー
Cに先立ち収録されたもののようで、メニュー画面でCの項を選択
して右矢印ボタンを2〜3回押すと再生されるはずです。
【総評】
冒頭、本DVDを団体の枠組みを超えた金網戦特集と御紹介いたし
ましたが末期NWAの試合は収録されたものの、その後WCWへ買収
された以降は何故か未収録。昨年発表されたホーガンの特集DVDに
はWCW時代の映像もタップリ収録されていたはずで、これはちょっと
残念でしたワ。また過去の名試合と現在のWWEを結ぶ、言わば過去
と現在の橋渡し的な試合がヒットマンとオーエンの大凡戦(ファンの方
々、ゴメンね)、現在進行形の試合の代表がカート君とエッジの絡みっ
てのも特典映像編集者の良識(本編Mのカート対ベノワなんて完全収
録の候補として思い浮かばんのやろか)を疑いたくなりましたな。
最初に本DVDのインフォメーションを知った時は2003年の最優秀DV
D候補やと直感しただけに、ホンマにもうちょっと何とかならんかったの
やろか。ビンスさん、ワシを映像部の責任者として雇いはりまへんか。
ワシならもうちょっとましな編集をしまっせ、いやホンマに。
あ、それとサンマルチノ対コロフの項でも触れたけど、どうも最近の金
網戦って金網からの脱出のみを競い合うゲーム性の高い試合形式とし
て定着しつつあるみたい。でもサンマルチノ対コロフのような凄みのあ
る金網戦を見せられると、スポーツ・エンタテイメントと判ってはいてもな
にやら最近の金網戦には喰い足りないものを感じてしまいますワ。
ま、それを補完するものとしてWWEには『ヘル・イン・ア・セル』戦があ
るんやないかって言われると、あぁそうですなって返事するしかないの
ですが。 |

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