では収録内容の詳細を

NO RULES ... NO LIMITS! 
(約60分収録)
 現時点でこれがCZWの唯一DVD−Rではない正規プレスのDVD。
内容は2000年7月22日にニュー・ジャージーはセウェルにて開催され
た定期戦から主要な試合をチョイスしたものです。 

@N・モンド&R・ブレードVSバックシート・ボーイズ
  モンド(←どうも中村主水を想像してしまうな)やブレードは
  大日本プロにも上がっているので、インディ・ファンの皆さんには
  お馴染みやろか。ワシも大阪鶴見緑地大会で観たことがおます。
  その際、ブレードは前座のペーペー扱いで、独特の風貌からリングに
  登場するなり会場のアチコチから失笑が漏れました。
  ワシも一目見て、「あっ、これは食わせモンやな」って舐めてかかっ
  てたんやけど、このDVDにもあるように序盤に花道にいる相手めが
  けてシューティング・スター・プレスを放ち、これ一発で会場の雰囲気
  を一転させた事を覚えてますワ。
   また相手のバックシート・ボーイズ(←意味深なチーム名やね)は
  WWFのハーディ・ボーイズがどれだけ米国で受けていて、彼等に影
  響されてプロレスを始めた選手がよく分かるチーム。
  インディらしく会場ところ狭しと試合は繰り広げられ、
  高所からのダイヴなどの命知らずのムーブが堪能できますワ。
AN・ゲージVSワイフビーター
   これまた大日本プロでお馴染みの大型悪者キャラ同士の激突。
  当然血飛沫飛びまくりの乱戦で、お客からの凶器手渡しがOKな事
  もあって、リングは足の踏みようもないほどのゴミの山。
  工業用大型ホッチキスでの針の打ち込み合いがあり、蛍光灯での
  殴り合いがあり。
  で、どこの国にも受け狙いの客がいるもんで、なんと活きた伊勢海老
  (当然、アメリカ産やろけど)を手渡したヤツが居て、さすがのワシも
  頭を抱え込みましたワ(笑)。 
BザンディグVSJ・ペイン
    先の二つの試合がなかなか楽しめたので、期待をしながら鑑賞し
  たザンディグ親分のシングル戦。
   けど、これが全くの消化不良。流血すればそれで良いのかと厳し
   い声がある事でしょうが、ここはやっぱり流血戦が観たかった。
   また相手を務めたペインは、線の細いところばかり気になるし。
   大日本での親分の暴れっぷりを知るワシら日本のファンにとっては、
   残念無念となるのではないやろか。

<総評>何と言ってもメインが盛り上がりに欠け、流血しないザン
  ディグでは満足できまへんでしたワ(ワシもしつこいなァ)。
  左にあるジャケットの写真とは全く中身が違うんやモン。
  それにカメラワークもこれまた難点。活きた伊勢エビを凶器として使
  用する場面なんか、もっと伊勢エビをアップで収録せんと、後日モニタ
  ー画面で観てるワシらには何がなんや伝わらんのやないかな。
  また1試合目の高所ダイヴかって、事前のカメラマンとの打ち合わせ
  が出来てないからやろけど、折角の山場を巧く捕らえきれて
  いないし。
  それとケチの付けついでに書いておくけど、たった3試合なのに
  頭出し信号を入れ過ぎ。
  なんぼDVDの特長やからって、どうって事のないムーブにまで
  御立派なタイトルを付けて頭出し信号を入れんでもエエやんか。
  ま、それでもアメリカの小さな会場でこんな興行が実際に行われ
  ているのを知れて、これはこれでなかなか貴重な内容でしたワ。


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