では収録内容の詳細を

EXTREME EVOLUTION (UNCENSORED)      (171分収録) 
@Rob Van Dam vs. Jerry Lynn(99-5-16)
  99年春のPPVである『HARDCORE HEAVEN』より。
 TV王座を掛けた両者の戦いは30分に迫ろうかという長期戦に。
 しかも全くダレた瞬間を作らないんやから、ホンマ二人には敬服
 してしまいますワ。RVDファンを自認するならこれは外せまへん。
AMike Awesome vs. Masato Tanaka(99-11-7)
  大仁田亡き後のFMWを実力でリードした2人の一戦をECWに
 輸出してみました。
 これはECW世界王座を掛けた試合であり、田中正人(最近は
 将人になったらしいね)を新弟子時代から観てきたワシにとって、
 ECWマットでちゃんと日本のFMWから来たって紹介されるところ
 なんて涙々ですワ。
 この時点でベルトを所持しているオーサム(グラジエーター)も
 FMWで育ったようなものやし、そんな二人の肉弾戦に観客が
 待ってましたとECWコールを掛ける。
 FMWファンが胸を張れる瞬間ですな。
 尚、この試合はECWの年間最大PPVである『NOVEMBER
 TO REMEMBER』で行なわれており、この事実が二人の
 試合が団体からどれだけ信頼されていたかを物語っていますワ。
BSandman vs. Raven(96-12-7)
  当時レイヴェン教って新興宗教がECWに蔓延しており、なんと
 サンドマンの奥方と一人息子のタイラー君が、ビールばかり
 呑んでるダメ親父に見切りをつけて入信してしまう事態に。
 これはアカンと奮起したダメ親父が有刺鉄線戦を挑むってのが、
 サイドストーリー。流血必至の乱戦ですが、やはり宗教絡みは
 強いでんな。教祖様が勝ちましたワ。
 尚、勝ってベルトを抱きしめる姿が以前サムライTVでやっていた
 ECWアワーのオープニングに使われており、アッこの場面なら
 観た事があるわって方も多いかも。
 さて、その趣味の方でもない限り、誰しも体にキズが入るのは嫌や
 ろけど、乳首をカバーするように白いテープを巻いている教祖様。
 あんまり格好いいものではありませんな。
 現在も今ひとつブレークしないレイヴェンやけど、この辺りに
 思い切りの悪さを見た感じですワ。
CDudley Boyz
 vs. Little Spike Dudley & Ballz Mahoney(99-8-14)
  ババとディーボンによる末弟スパイクいじめが、これでもかって
 堪能できるタッグ王座戦。ラストは場外に机を縦に二つ並べ、
 そこに火を放っての、情け容赦なしの火炎テーブル葬。
 それまでもたいがいボコられているのに、スパイク君もよく受けきり
 ますな。ホンマ、何かクスリでもキメてリングに上がらんと、
 やってられんやろに。あれ、そう言えばスパイク君の名前の頭文字
 を並べると、禁制薬品になりますやんか(笑)。
DThe Eliminators
 vs. Terry Gordy & Steve Willliams(96-10-26)
  ポールEが創作した最高のチームがサタンとクローナスから成る
 イリミネーターズ。そうか?、他にも良いチームはあったやろって思う
 んやけど、この際それについては触れません。
 さて今夜、彼等の挑戦を受けるは人間魚雷ゴディと殺人医師
 ウイリアムス。この頃、ECWでは両チームの抗争を煽りまくっており、
 衛星放送のガオラで放送されていたECWの番組内でも、サタンと
 クローナスが思いのたけをぶちまけていました。
 試合はコッテリした内容で、最後に当夜あとの試合でトミー・ドリーマー
 とブライアン・リーの高所マッチに使用される、リング上に設置された
 やぐらの上からサタンがエルボー・ドロップを放ち終了。
 それと、人間魚雷と殺人医師は日本の団体に作ってもらったので
 あろう、背中にカタカナで名前が入ったジャンパーを羽織って
 登場して来るので、ここら辺りもお見逃しなく。
ETaz vs. Sabu(97-4-13)
  ECWの初のPPVである『BARELY LEGAL』より二人の
 長期に渡った因縁の決着戦。先にも書いたガオラでの放送の際も、
 初のPPVの事実上のメインを張る試合やから、番組を上げて伏線を
 張りまくり、煽りに煽ってましたワ。
 またECWの名物アナウンサーであるジョーイ・スタイルスが
 いちいち「カ・タ・ハ・ジ・メ」、「フ・ジ・ワ・ラ・アーム・バー」と技を連呼
 してくれ、嫌でもプロレスって芸では、日本と米国が地続きで
 ある事を証明してくれます。ま、まずは一度観て下さい。
 最後にどんでん返しも用意されてますし。
FTommy Dreamer & Beuluh
 vs. Shane Douglas & Francine(96-12-7)
  非常に濃密な試合が続きましたが、最後は男女混合タッグ戦で。
 もう最近は男と女が絡むなんて珍しくもなんともなくなりましたが、
 ハプニングとは言え、後にクイーン・オブ・エクストリームと崇められる
 事となるフランシーンのおっぱいポロリが収録されているのは
 嬉しい限り。ガオラでの放送の際は、モザイクが掛かっていたものが
 無修正で拝めて、非常に得をした気分になれます。
 勿論ワシもDVDの特性を活かし、ズーム・アップとコマ送りでタップリと
 楽しませてもらいましたワ。ヘッヘッヘッ...。

以下はDVD特典映像です。
@EXTREME MOMENTS
  過激シーンや事故シーンを集めた小コーナー。
 収録されているのはニュー・ジャックの自殺ダイヴ(99-11-7)、
 会場高所でタズのスープレックスにより机の上へ突き落とされる
 ドリーマー(日時不明)、試合開始早々ベノワのスープレックスが変な
 角度で決まり、モロに脳天からリングに落ちて試合が出来なくなる
 サブゥ(94-11-5 : November to Remember '94)。特にサヴゥの『事故』
 は、観ているこちらの背筋が寒くなるような代物で、はっきり言って気分
 のエエものやないですワ。
AWRESTLER BIOGRAPHIES
  主要選手の紹介(文字のみ)
 『PATH OF DESTRUCTION』収録のものとは重複しません。
BACCLAIM VIDEOGAME PREVIEW
  ECWのTVゲーム紹介用プロモ。ゲーム画面と実際の試合のシーン
 が交互に流れるんですが、ゲーム画面のショボさだけが目立つ、どな
 い贔屓目に見ても販売促進には結びつかないであろうプロモや。

<総評> ECWものを評しようとすると、ワシの思い入れもあって
 どないしても悪く書かれへんのやけど、実際これだけの試合が収録
 されていたら文句なんて書けないやおまへんか。
 なんや、開き直るんかいなって思われるでしょうが、そんなアナタに
 こそ観てもらいたい1枚ですワ。

  私どものHPによく遊びに来ていただいている『USA−Pさん』から
 隠しトラックの情報をいただき、当方で検証してみました。
 隠しトラックの再生方法
 @MENU画面でSPECIAL FEATURESを選択する。
 AWRESTLERS BIOGRAPHIESを選択する。
 BCUCTAS JACKにカーソルをあわせる。
 C←ボタンを押す。
  と、スーツ姿で決めたカクタスのマイク・アピールが再生されます。
 内容は当HPで既にアップしたECWのDVDのどれかに収録されて
 いたものなんですが、ちょっとどれだったのか思い出せませんワ。


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