では収録内容の詳細を

このDVDはPAL方式で収録されており、通常の国産モニターでは
鑑賞できませんので、ご購入の際はご注意下さい。

HOSTILE CITY SHOWDOWN 1996
(PAL版)(約2時間6分収録)
 本DVDは96年4月20日にペンシルベニア州はフィラデルフィアの
ECWアリーナにおいて開催されたECWの定期戦『HOSTILE
CITY SHOWDOWN’96』の模様を収録したものです。

○RIOT in 前口上
  ジョーイ・スタイルスによる前口上の最中、リングにギャングスタ
 ーズが登場。ニュー・ジャック親分がマイク片手にアジテーションを
 繰り広げ始めたのですが、今度は彼等と抜き差しならん状態の
 リミネーターズまで現れて即刻大乱闘へと発展や。
 尚、本DVDは選手入場テーマが全て安っぽいインスト曲と差し替
 えられており、当然ギャングスターズの乱闘の際に必ず会場に流
 されるラップも無残にカットされとります...。
@Super Nova vs. El Puerto Ricano 
  ECW最後期の頃にはそれなりの選手へと成長を遂げるノヴァ
 ですが、まだこの時点ではお子様向けヒーローのコスチュームと
 KISS風のメイク。相手の“ザ・プエルトリコ人”も特筆すべき選手
 ではなく、まぁ所謂前座試合ですワ、と片付けようとしたらイリミネ
 ーターズが試合に介入。十八番の合体技『完全殺戮』で2人を瞬
 時に破壊してしまいました。
○お前らが暴れるのなら...
  イリミネーターズが好き放題に暴れるのならワシらかてやるデ、
 とギャングスターズがまたも登場。当然さっきの第2幕へ発展や。
ABuh Buh Ray & D-Von Dudley
 (w/Sign Guy Dudley & Chubby Dudley)
 vs.The Pitbulls (w/Francine)
  この当時のババはまだ『ドモリ・ギミック』を活用するどちらかと
 言えばコミカルな存在。この夜もボンテージ・ファッションで決めた
 猛犬使いのフランシーン嬢の艶姿にズボンの股間を押さえて客
 席から笑いを引き出しております。で、片やそんなババがどうに
 も許せないのが洒落を解さぬD-ボンって図式でしたんや。
 なんや、現在のダッドリーズと違うやんかなんて言わんといてね。
 彼等にもそれなりの歴史があるんやさかい。
 エ、試合の結果ですか。ご機嫌斜めのD-ボンが敵も味方もレフ
 リーさえも殴り付けてKOしてしまい、ノー・コンテストでしたワ。
BTaz (w/Bill Alfonso) vs. Dangerous Devon Storm
  今宵めでたくECWデビューとなったデヴォン・ストーム。サブゥ
 もどきの空中殺法を繰り出してタズに挑みますが、これはやはり
 格が違いました。タズに無造作にリング下へ投げ落とされ、スト
 ームはそのまま戦意喪失ですワ。あ、オレンジ&黒のタズ・カラ
 ーのお揃いのジャージを着用したタズのセコンド陣、彼等は『タ
 ズ・アカデミー』所属の若手連中みたいですな。
CAxl Rotten vs. Little Guido (w/JT Smith)
  現在もWWEで『純血イタリア人』ギミックを続けるグイドー(W
 WEではナンジオを名乗ってます)。しかしこのギミックの出発点
 までは御存知ない方が多いと思います。またちょっとECWの歴
 史を勉強した方も、『純血イタリア人』ギミックはグイドー、トレー
 シー・スマザーズ、トミー・リッチらにより始まったと理解されてい
 るのやないやろか。ではホンマのところをお教えいたしましょう。
 『純血イタリア人』ギミックは、なんとこの夜生まれたんですワ。
 初期メンバーはグイドーとヘタレ黒人選手のJTスミス。JTも黒
 人のくせによくも『純血イタリア人』なんて名乗ったなと思わせま
 すが、これもまァネタってことで許してやって(笑)。
 尚、折角の船出の試合もグイドーに土が付いたのですが、少々
 の事では落ち込まないJT、マイク片手に『フライ・ミー・トゥ・ザ・
 ムーン』を熱唱してグイドーを慰めております(苦笑)。
DSandman & Too Cold Scorpio(w/Missy Hyatt)
 vs. The Bruise Brothers
  これまた入場テーマが重要なサンドマンとスコーピオなのに、
 無慈悲にインスト曲に差し替えられてDVD観戦意欲を奪いよ
 るんですワ(ホンマ、残念や)。ただし試合内容は極悪巨漢双
 子チームのブルース・ブラザーズが大暴れしよるし、試合中の
 サンドマンとミッシー姉御のスケベな絡みも鑑賞可能。
 その上、乱戦にピリオドを打ったのが曲者スコーピオの放った
 滞空時間の非常に長い惚れ惚れするような飛行姿勢の月面
 水爆。単に乱戦で終わらせないところが憎いなァ。それにして
 もスコーピオ、もっともっと評価されてもエエ選手やのに...。
EBrian Lee vs. Tommy Dreamer
  96年1月5日の『HOUSE PARTY’96』において元々はレ
 イヴェンの彼女であったビューラ嬢がリングで妊娠宣言。しか
 もビューラ嬢のお相手ってのが、レイヴェンの抗争相手である
 ドリーマーってベタベタ過ぎる愛憎劇があって、これ以降レイ
 ヴェンはドリーマーの『股間のお宝』潰しを誓ったみたい。
 で、今夜レイヴェンの命を受けて出陣したのは巨漢のブライア
 ン・リー(ニセ・アンダーテイカーの前歴あり)。Dに出場したブ
 ルース兄弟と共謀してドリーマーをボコボコに。けどやはり彼
 等の真の標的はドリーマーの『股間のお宝』。なんとリングに
 仰向けに寝かせたドリーマーの急所へコンクリート・ブロックを
 置き、それ目掛けてリーが椅子で一撃や。痛かったやろなァ。
FSabu vs. Rob Van Dam
  ここまでどちらかと言うなら荒れた試合ばかりが続いた今夜
 のショーですが、この両者の直接対決はやはり魅せよります。
 もうつべこべ書いても仕方がないから試合経過は割愛するけ
 ど、ECWって団体を紹介する際のフィルムには必ず挿入され
 ているサブゥとRVDの絡みがこれ。20分弱の試合ですが、
 ホンマに見応えがありましたワ。特にフィニッシュ・ムーヴとな
 ったサブゥによる椅子⇒トップ・ロープを経ての月面水爆のシ
 ーンなんて、「あ、この場面は観た事がある」って多数の方が
 懐かしく思い出されるはずや。
GECW Championship : Shane Douglas vs.
 Raven (w/Stevie Richards & Blue Meanie)
  Eの試合においてドリーマーの『股間のお宝』潰しを実行さ
 せたレイヴェンですが、どうにも気分が晴れない御様子。
 そらそうやろ、口達者なダグラスにマイク片手にネチネチとビ
 ューラを寝取られたなんて観客達の前で言われてるんやから。
 すると渦中の人であるビューラ嬢がリングへ。しかしビューラ
 嬢、何を思ったか『ニセ松田聖子』ことカモナ・ワナレイヤ嬢と
 濃厚なる抱擁を始めた末に、「実は私達、デキているのよ」
 またもや衝撃告白。そう、ビューラ嬢とカモナ・ワナレイヤ嬢は
 レズビアンってオチでしたんや。けどこの様子を眺めていたド
 リーマーも肝っ玉の座った奴や。「そんな事気にせんデ、2人
 ともワシが面倒を見てやるワ。何と言ってもワシはハードコア
 野郎やからな」と2人をはべらして花道を控え室へ...。
 ま、これでビューラ嬢を巡るドロドロの田舎芝居にひとまずの
 区切りが付いたみたい。
 さて肝心の試合ですが、こちらは傷心(?)のレイヴェンがリ
 チャーズ君やミーニー、ブライアン・リーにブルース兄弟と持
 てる全ての駒を介入させた末、凶器が仕込まれていると噂
 のシューズでダグラスを一撃。薄氷の王座防衛でしたワ。
○ダグラス、「これでは納得できん!!」
  あれだけめちゃくちゃな人数が試合に介入されてはどない
 しようもないとダグラスは試合後のリングで大むくれ。
 するとTV王座のベルトを保持するスコーピオが現れ、止せ
 ばエエのにダグラスを挑発。遂にダグラスもプチンと切れた
 かスコーピオと、スコーピオを助けにやって来たサンドマンを
 完全KOや。ダグラスさん、これで気分は鎮まりました?


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