では収録内容の詳細を

このDVDはPAL方式で収録されており、通常の国産モニターでは
鑑賞できませんので、ご購入の際はご注意下さい。

HEAT WAVE 1999 (約2時間38分収録)
(PAL版)
 本DVDは99年7月18日にオハイオ州はデイトンのハラ・アリーナ
において開催されたECWの夏のPPV『HEAT WAVE’99』の模
様を収録したものです。

○PPV参加者、大いに語る
  本日のPPVに参加する各選手、各チームによる決意表明のコー
 ナー。順にタズ、ドーイング&キル&現リタ、ノヴァ&チェッティ、ジ
 ェイソン、ダッドリーズ、タジリ&コリーノ&ライノ&ビクトリー、ジャ
 スティン&ストーム&ダーン・マリー、リン、サブゥ&RVD&アルフ
 ォンソ。BGMもイギリス版DVDであるものの元々PPV放送された
 もののため権利関係もクリアーになっているのかキチンとオリジナ
 ル音源(ディック・デイルによるサーフィン・インストの超名曲『ミザ
 ルー』)が収録されておりまっせ。
@Nova & Chris Chetti vs.
 Roadkill & Danny Dorring (w/現リタ)
  ここでの注目はドーイングと共に入場して来た女子マネ。現在
 WWFで大人気のリタですワ。ただ彼女、ECWに在籍した期間
 が極僅かでして当時の源氏名がワシには判りませんのや。アチコ
 チ文献を調査してみてもいろいろな名前が記されておりどれがホ
 ンマなのか不明。真相をご存知な方、何処かに居られませんか。
 さて現リタ、リング登場と共に女子マネへのお約束『梅毒持ち』コ
 ールの餌食となるのですが、そんな事は意に介せずドーイング
 が求婚を開始。現リタもまんざらではないようで、婚約指輪を頂戴
 よのポーズ。でもドーイングが取り出したのはゴム製の避妊具で、
 これには現リタも激怒かと思ったら、これがなんとうっとりと指に
 ゴム製の避妊具を装着して貰う始末や(苦笑)。
 さて試合ですが、これがまた現リタの独壇場。試合途中にチェッ
 ティが当時流行していたリッキー・マーチンの『Livin' La Vida Lo
 ca』(郷ひろみもカバーしていたね)を流してセクシー・ダンスを披
 露したとたん、チェッティの股間にすがり付く始末ですワ...。
 最終的にチェッティ組に凱歌の上がったこの試合、現リタには闇
 に葬りたいであろう内容でしたな。 
 尚、現リタのECW時代の源氏名ですが、『Angelica』, 『Miss Co
 ngeniality』の二つがあり、この時点でどっちを名乗っていたのか
 は前記したようにワシには調べきれませんでした。
 追記:どうやらこの時期、現リタは『Miss Congeniality』を名乗って
 いたようです。ちなみに『Angelica』はデビュー直後のインディ時代
 の源氏名のようで、ECW参戦後も使っていたものの、すぐに『Miss
 Congeniality』に変更したみたいです。
○タズとタジリの抗争史
  タズの保持するタイトルへ挑戦の決まったタジリ。ここでは二人
 の抗争の歴史を振り返るプロモをどうぞ。
AJazz vs. Jason
  @での現リタに続いて今度はジャズ姉さんの試合。相手は『地
 球上で最もセクシーな男』を自認する『両刀使い』のジェイソンや。
 さて女VS男となるとイロモノの試合を予想されるでしょうが、確か
 にカードはイロモノではあるものの、内容はハード・ヒットでしたデ。
 椅子へのフェイス・バスターでジャズ姉さんの勝ちとなるんやけど、
 こうしてECWで揉まれているからWWFへ転進しても実力派で売
 り出される事が可能になるんやろな。  
BSuper Crazy vs. Little Guido (w/Big Sal E. Grizziano)
  『純血イタリア人』ギミックと永遠の契りを結んだ男グイドーと、
 『キチガイ・ルチャ・ドーラー』クレイジーの対戦。腕達者な両人の
 絡みなんですがグイドーがあえて受けに回ったようで、クレイジー
 により二階席フェンスからの月面水爆等の派手な技が披露され
 たため、どうしてもスポット・ライトはグイドーからは外れ気味。
 最後もクレイジーがグイドーの腕をクロスさせて変形のパワー・
 ボムを放ち試合に幕を引いたのですが、グイドー・マニアのワシ
 にはこれでも充分楽しめる内容でしたワ。
○ダッドリーズとマホーニー&スパイクの抗争史
  ま、ほとんどダッドリーズが暴れているだけ。過去の『火炎テ
 ーブル葬』の模様も挿入され、お茶の間を無闇に煽ります。 
CDayton Street Fight Tag Title Match :
 Balls Mahoney & Spike Dudley vs.
 The Dudley Boys (w/Joel Gertner & Sign Guy Dudley)
  バリバリのヒール・チームであったダッドリーズ。まずはマイク
 を握って観客を挑発開始。けどこれがやけにしつこいく、挙句の
 果てに最前列の客と罵り合いや唾の吐き合いにまで発展や。
 ワシら、こんなに悪どいチームですんやって観客に充分に意識
 付けした時点でマホーニーとスパイクが入場し決戦のゴング。
 ま、必要以上にヒールを売り物にしているダッドリーズと、細や
 かなレスリング・テクを有しないマホーニー&スパイク組の対戦
 であり、当然試合は乱闘まがいの血生臭いものとなりますワ。
 で、ダッドリーズの十八番である3Dを崩してステレオ式のスク
 ール・ボーイがベスト・タイミングで決まり、ババとD-ボンが同
 時に押さえ込まれてジ・エンド。タッグ王座の移行です。
 けどこれで収まっていては極悪ダッドリーズの名が廃りますな。
 そう、試合中客席から何度もリクエストのあった『火炎テーブル
 葬』の時間です。哀れ、マホーニーもスパイクも、可燃性液体に
 より燃え盛るテーブルへと投げ込まれてしまいました...。
 あ、その直後、マホーニー&スパイク救出に元ギャングスター
 ズのニュー・ジャック親分が登場。例によって持参した各種凶器
 による攻撃でダッドリーズを追い払っております。
DFrancine (w/Tommy Dreamer) vs.
 Steve Corino (w/Jack Victory & Rhino)
  普段着姿のドリーマーがフランシーン嬢を引き連れてリングへ。
 マイク片手にWWFやWCWのPPVを貶し、返す刀で定期放送
 契約に漕ぎ着けたTNN局をよいしょ。ただ経営難が伝えられて
 いた当時のECWなので、ドリーマーにはワシらの想像以上にこ
 の定期放送契約が嬉しかったとみえ、感極まって涙ぐむ始末。
 けど良かったね、万々歳やとならないのもまたECWのECWた
 るところ。花道にコリーノ、ライノ、ビクトリー(車椅子使用)が現
 れドリーマーと舌戦開始。で、ドリーマーがコリーノを鉄拳制裁し、
 おまけとばかりコリーノへフランシーン嬢がブロコン・バスターか
 ら飛び付き式のDDTを見事に決めたところで、何処から現れた
 かレフリーが姿を見せ3カウント。エ、3カウントが入ったってこと
 はこれって正式な試合やったの???。
EWorld Title Match : Taz vs. Yoshihiro Tajiri
  コリーノの敗北決定と同時にリングにはタジリが登場。ドリー
 マーやフランシーン嬢に日本製丸ノコ蹴りを見舞い、続いてドリ
 ーマーをタランチュラに捕らえたところで会場内にタズのテーマ
 曲が。いよいよ本日の大一番、タズの保持する世界タイトルに
 我等がタジリが挑戦する注目の一戦や。
 けどタズの売りは相手に迎合しない、ある種男臭いストイックな
 試合。って事で駒不足が一番最大の要因なんやろうけど、折角
 のタジリの大抜擢もミス・マッチに終わるんやないやろかって危
 惧しておりましたが、悲しいかなやはりこの予想は的中。
 頑固者タズ、タランチュラは拒否するし、受身の取れないTボン・
 タズプレックスは見舞うし、タジリの良さなど微塵も引き出すこと
 もなく最後はロープに立て掛けたテーブルへ向けて網打ち式原
 爆が一閃。タズらしいなと言えば、なるほどこれ以上タズらしい
 試合なんてないんやけど、ワシの感想としてはウーン...って
 のが正直なとこでした。
FJerry Lynn & Rob Van Dam (w/Bill Alfonzo)
 vs. Justin Credible & Lance Storm (w/Dawn Marrie)
  団体運営の命綱であるはずのPPV。しかし今夜は看板選手
 のドリーマーに引き続き、サブゥまでが会場に姿はあるのにマ
 ッチ・メイクから外れており、これは大きなマイナス・ポイントや。
 で、サブゥの代役としてRVDとタッグを組んでいるのが、99年
 の上半期はRVDと抗争していた『年中顔面神経痛』のリン。
 Eの試合に引き続き苦しいストーリー展開なんですが、それで
 も地味ながら相手側チームも腕は確かなジャスティンとストーム
 である事から、PPVを締めるに相応しい見応えのあるタッグ戦
 が披露されました。
 けど幕引きが何とも不可解。RVDがフィニッシュに向けジャステ
 ィンを場外テーブル葬の射程圏内に納めた途端、疾風乱入の
 サブゥがRVDにお先にとジャスティンへ空爆をお見舞い。
 あれあれって思う間もなく、RVDのヴァン・ダミネーター、リン十
 八番の変形脳天杭打ちが連続でストームに決まり試合は終了。
 しかしサブゥにエエとこ取りされたRVD、もともとタッグ結成に
 難色を示していたRVDとリン。各々が抱く複雑な感情が一気に
 噴出して最後は3人入り混じっての乱闘へと発展や...。
 あぁ、もう次のシリーズへ物語りは切り替わったんやね。


トップへ
戻る