では収録内容の詳細を

THE WRESTLER
(約1時間35分収録)
 私どものHPによく遊びに来ていただいている『USA−Pさん』
が、収録内容の情報を報告して下さいました。

・VHSテープをマスターにしたようで、画質&音質共に良くありません。
・英語音声のみで字幕表示は無し。
・リージョンは「0」のようです。

○本編のあらすじ
  Mike Bullard(Verne Gagne)をチャンピオンとし、世界的にも名の通った
 レスリング・オフィスを構えているFrank。
 事業的には日本への選手の派遣(事務所の壁には馬場御大の全日本の
 ポスター!)やTV、興行で潤ってはいるものの、Frankに
 「いつかプロレスというイベントをSUPER-BOWLに匹敵するようなものに…」
 という気持があったのは、レスラーの身内でさえもプロレスに対して
 「フェイクだ」「所詮、エンターテイメント」
 という蔑視、偏見によるものだった。

  そんなFrankの元にある日、プロモーターが一人の若手を売り込んできた。
 彼の名はBilly Taylor(Billy Robinson)。
 アマレスでの実績も充分な上に若く、いい顔立ちをしている彼こそ、タイト
 マッチがSUPER-BOWL級になれる可能性を感じたFrankは彼を未来のチャ
 ピオンとして売り出そうとするが、Mikeと彼のエージェントや、自分達のテリ
 リーにこだわるプロモーターからの脅迫や妨害が…

= DVD特典 =
・biography - Verne Gagne(Mike Bullard役)、Edward Asner(Frank Boss役)
 英字のみ。

・TRIVIA QUIZ
 映画の中からのクイズで静止画。全問正解しても特典は無し。

○解説&感想
  1974年に製作されたこの映画、当時としてはプロモーターと興行という
 部分を題材にした『映画』だけにkayfabe破りな部分もあったんでしょうが
 それから30年後の現在… 
 『レスリング・ウィズ・シャドウズ』や『ビヨンド・ザ・マット』等の様々なドキュメ
 タリーを経てしまった現在からすれば、ヌルイと言うか食い足りない部分も
 あろうかと思います。
 でも、バーン・ガニア主催のAWAをモデルとしているのでザッと名前を挙げる
 だけで
  ドン・ムラコ
  ワフー・マクダニエル
  ビリー・グラハム
  ビンセント・マクマホン・シニア
  ダスティ・ローデス
  ディック・マードック
  ニック・ボックウィンクル
  リック・フレアー
 といったレスラー達が本人役(himself)で登場しますし、途中で写真だけで
 がアメプロの現状の説明としてシークやフリッツ・フォン・エリック、ブルーノ・サ
 ンマルチノらが各テリトリーでの偉大なチャンピオンとして出てくるという、
 まさにプロレス・オールスター映画として観れば別ではないか、っと。
  ドキュメンタリーではありませんし、試合の収録時間は短いものばかりで
 が、プロモーターとオーナーの駆け引きやテリトリー間のいざこざ等は実際
 そうだったんじゃぁないかなぁ… と思えるようなエピソードですし、途中の
 Chapter8・「The Boys Club」の「レスリングにおけるアマチュアとプロの違い、
 とは?」という講義にも、ディック・マードックとダスティ・ローデスの二人が
 仲良く暴れているだけ(笑)ってのも含めて、オールドスクース好きの方には
 堪らない一品ではないかと思います。
 個人的には劇中、何度もプロレスが目指すものとして出る「SUPER-BOWL」と
 いう言葉が印象に残りましたね… 
 この映画から10年後、ハルク・ホーガンというスターを据えた、プロレスのSUP
 ER-BOWL『WRESTLEMANIA』をビンスJrが行う事を思うと、この映画はドキュメ
 ンタリーではないものの、その当時のプロレスを取り巻く空気、雰囲気、環境を
 残している映画だと思いますよ。


  私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコングニーさん』らも
 本DVDへのコメントが届きましたので、以下にご紹介しておきます。

  私も大変興味深く観れました。色々圧力をかけてくる地元の興行主の嫌がら
 せにヒーローの如く参上して暴れ回る、ディック・ザ・ブルーザー&クラッシャー・
 リソワスキーや、バーでハロルド坂田とクンフー野郎を相手に大立ち回りを演じ
 るテキサス・アウトローズは必見です!


 以下に『USA−P』さんの管理運営されているHPをご紹介いたします。
 (道頓堀次郎)

  USA−P’s Home Page
 
  USA−P’s Home Page - 『DVDの部屋。』


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