では収録内容の詳細を

MASTERS OF THE RING
(約2時間27分収録)
 私どものHPによく遊びに来ていただいている『USA−Pさん』
が、収録内容の情報を報告して下さいました。

※このDVDはリージョン「0」のようです。

アメプロマニアによるホームビデオカメラでの撮影なので、画質・音質
共によくないです。試合によってはエプロンサイドだったり、2階席からの
ズームだったりする上に手ブレなども結構ありますし、編集もザクザクで
すから普段WWEのDVD品質しか接してしない方は期待していると痛い
目を見ますので覚悟を。

・収録試合の日時、主催、場所が記載されていないのでレビューを書く
にあたってネットで調べたものを転載しましたが、間違っている場合も
あると思うので、あくまで「目安」程度に思って下さい。

@ Vampiro VS. Pirata Morgan with Super Crazy
  - 5/3/98 Culiacan, Mexico ?
  「screw job match」と題されてはいるものの、内容としては「セコンド
 によってレフリーがベビーのフォールの見逃しやヒールの反則を見逃し
 てしまう」という、ごくありきたしな試合にしか観れませんでした。
 オチにしてもレフリーが見てないスキを突いての金的からPirata Morgan
 が押さえ込んでルチャらしいゆっくりした3カウントフォールで勝ち、って
 のですからハメられたのはレフリーくらい。
 スポットにミスがあったようにも見え無い、ごくごく普通の試合にしか見
 えず、何故にこんなのが収録されたのか意味不明です。

A Eddie Guerrero & Art Barr VS. Santo & Octagon
  - 1994 AAA's only foray into pay-per-view
  副題に「The losing tag team will lose thier hair or masks」とある
 この試合、思いっきりダイジェストになっているようにかなり緩い試合です。
 エディ組が先勝するもののアッサリとサント&オクタゴン組が2勝、エディ
 組が追いついて…
 というものなんですがコレ、9月発売予定のエディさんの個人物DVDに
 収録予定だそうですから、そちらで観た方がいいと思います。

B Terry Funk VS. Doug Gilbert
  - 日時、主催、場所不明。
 (スタッフのTシャツに「I.W.A」の文字があるが…)
  副題は「hardcore dog coller match - the fight goes everywhere!」と
 ありますこの試合、よく知った相手とよくやった試合形式ゆえか冒頭の
 マイクでのお客さんの掴みから御大としては手馴れたものらしく、どこぞ
 の公民館みたいな会場を目一杯ノビノビと使った試合です。

C Konnan VS. Perro Aguayo
  - 11/6/94 AAA/IWC When Worlds Collide PPV
  副題の「cage match」、それだけのもの。これも大幅なダイジェスト
 なってますが特筆すべきスポットやアクシデントがあるで無し、@と同様、
 何故に収録されたのか悩む試合。『BloodBath』で退屈した人にはスキ
 ップポイントかと思われ。

D Chirs Benoit VS. Too Cold Scorpio
  - 11/93 CA ?
  「classic technical battle」と題されたこの試合、この組み合わせは
 WCWでも行われて『Hard Knock』にも収録されていますが、あちらが
 煌びやかで大観衆の会場なのに比べ、こちらは薄暗いレンガ壁の倉
 庫かバーのような場所に設置されたボロボロのリングで、空席だらけ
 でおそらく3,40人程度の観客の上にタチの悪い酔っ払いのように
 デキ上がってます。
 ただの最初のレフリー紹介のアナウンスに「You Sold Out!」と野次るわ、
 いざ試合が始まっての序盤の腕のとりあい程度で「折っちめぇ!」、
 間をとれば「Benoit Sucks!」「Not Too Cool!」などと役割関係無しの
 野次とからかいが延々と続き、明らかにイラついた感のあるベノワが
 一度客に注意するもブーイング。
 途中でベノワが自らロープを広げて手招きするも…
 こんな状況でも腐ったり投げやりになる事も無く仕事をするベノワが、
 野次に集中力を切らしたのか所々でミスのあるScorpioをフォローして… 
 という試合がフル収録されていますが、なんか観ていて辛いドサの
 風景、ですね。
 WM20の時「それまでの色々な事がよぎった」と言ってたベノワですが、
 この夜のような事もあの日の涙の中にあったんでしょうかね…

E Liger VS. Great Sasuke
  - 6/1/96 World Wrestling Peace Festival '96
  (Los Angeles Sports Arena)?
  副題には「two Japanese legends wage a fierce war on each other」
 とありましてほぼフル収録ですが、日本人の私からするともぅ少し海外
 での試合らしさが欲しかったような気もします。
 まぁ、「あの時代の新日本Jr.のまんま」ってのに意義があるんでしょうね。

F Konnan & Rey Mysterio Jr.
  - 日時、主催、場所不明。
  「Riot footage」という副題のままで、試合終了後のミステリオが肩車
 されてる(手に持っているのはPsicosisのマスク?)ところから始めるの
 ですが、試合内容か結果に納得しなかったのか観客がゴミを投げつけ、
 そしてイスまで投げ込まれた事でKonnanがキレて、投げた観客の方に
 向かっていってイスを振り下ろした事で観客、爆発。
 怒号とイスが飛び交う、照明を落とした隙に逃げ出すレスラーと暴れる
 観客達…
 短いものなんですがリアルのラティーノ・ヒートっぷりがよく出ているかと。

G Psicosis & Heavy Metal VS. Rey Mysterio Jr. & Ultimo Dragon
  - 6/1/96 World Wrestling Peace Festival '96
  (Los Angeles Sports Arena)?
  今から観るに夢のカード、でしょうか。ソフトとして何度か観る機会の
 あった私にはあまり魅力の無いものでしたが、そうでない方には歴史の
 1ページとしてほぼフル収録されたこの試合は楽しんで頂けるんでは
 ないでしょうか?

H Sabu VS. Al Snow VS. Surprise Wrestler
  - 9/11/94, California ?
  まだ髭の無い頃のアス・スノー先生とダミアンを従えたサブゥが試合を
 行うのはどこかの小学校の体育館と思しき場所。手の取り合い、パンチ、
 チョップというベーシックな流れから次第にヒートアップしてサブゥのイス
 を使った技も披露され… 
 と、いう試合もダミアンも介入してアル・スノーのフォール負け、となる
 試合そのものも良いのですが、ここからが「ウリ」でございます。
 勝ったサブゥが二人がかりでアル・スノーをボコっているところに救出に
 現れたのは私服姿のテリー御大! 
 颯爽とブチのめしてダミアンを羽交い絞めにするもアル・スノーのイス
 誤爆で御大ブチ切れでの追いかけっこに。
 あまりに収集がつかなくなったのか、御大がいなくなったのを見計らって
 リングに自分達で設置した誰も乗せてないテーブルへコーナーポストから
 サブゥがダイブする、ってお客さんへのボーナストラックで終わろうとする
 のですが、暴れ足りないのか観客へのサービスのつもりなのかまた
 現れた御大、リングでアル・スノーとやり合うのですが、ぶちのめした後も
 怒りが収まらずゴジラの如く暴れ、怒鳴りまくり、脱いだシャツで客を引っ
 ぱたき、やっと会場から出たかと思ったら… 
 いくらお客さんへのサービスが大事っても、ちょっとやり過ぎてスベった
 んじゃぁ(笑) としか思えない尻切れトンボな幕引きの仕方も含めて
 御大ワールド。でもこれ、試合をした当人らにとっては堪ったもんじゃぁ
 ないですよね(笑)…

【総 評】
  アメプロ版ブートレグ(海賊版)と言ってもいいこのDVD、胡散臭いジャ
 ケで一番大きいエディさんが全然メインでもウリでもない、ってのも含めて
 ジャンクな一品ですが、客席やリングサイドからの撮影だけに臨場感だけ
 はあります。
 ただ、殆どの試合がダイジェストなうえにその試合までの流れ等の説明も
 実況も無いのでコレを御購入されるのなら収録レスラーにある程度の思い
 入れが無いと辛いかと。まぁブートレグってそういうものですけども。
 私としてはB、D、F、Hでモトは取れた、とは思いましたが…



以下に『USA−P』さんの管理運営されているHPをご紹介いたします。
 (道頓堀次郎)

  USA−P’s Home Page
 
  USA−P’s Home Page - 『DVDの部屋。』
 


トップへ
戻る