では収録内容の詳細を

このDVDはリージョン『1』なので注意して下さい!

THE ULTIMATE RIC FLAIR COLLECTION
(DISC-2)
(DVD3枚組:合計約10時間30分収録)
DISC−2

★★ Ricky Steamboat : The Rivalry ★★

○Ricky Steamboat : The Rivalry
  フレアー、スティムボートとの抗争史を語る。

○Ric Flair vs. Ricky Steamboat
 (from Clash of the Champions VI, 4/2/89)
  DISC−1のウインダム戦が素晴らしかったので、なかなかあれ以上
 の試合は収録されんやろなァって考えておりましたが、スティムボート
 相手の1時間にも渡ろうかとする3本勝負は、ウインダム戦に勝るとも
 劣らない見事な内容でしたワ。
 この試合、実況席には現WWEの重役JRと、『元祖ハードコア』テリー
 ・ファンクが陣取っており、スティムボートがベルトを保持しているって状
 況でして、早くも本試合の『その後』が窺い知れる感もしますが、そんな
 気の早い予想はひとまず横に置いておき、まずは1本目から。
 ゴング早々の両者による面の張り合いから始まり、グランドを主体とした
 非常にベーシックなムーヴが披露され、スティムボートの仕掛けた小包
 固めを絶妙のタイミングでフレアーが返し幸先良いスタート。
 続く2本目はスティムボートによる徹底したフレアーの足への攻撃から、
 掟破りの逆四の字固めスポットへと移行し、最後はダブル・アーム式の
 チキン・ウイングにてスティムボートがフレアーを抱え上げ、フレアーの
 口から「まいった」を引き出す事に成功。
 そして運命の3本目はフレアーによる正調四の字固めスポットが長時
 間続いた末にスティムボートが2本目同様ダブル・アーム式のチキン・
 ウイングにフレアーを捕らえたのやけど、体力が底をついたのか両者そ
 のまま崩れ落ちるようにリングへと倒れ込み、フレアーは左足をロープ
 の外へ出していたものの3カウントを入れられてしまいますんや。

○The Greatest Match
  フレアー、スティムボートとの名勝負数え歌を語る。

○Ric Flair vs. Ricky Steamboat
 (from WrestleWar, 5/7/89)
  前記の試合内容が素晴らしかったためか、一ヵ月後に早くも同一カ
 ードによる世界王座戦が組まれました。
 リング・サイドにはウィットネスとして『鉄人』テーズ、パット・オコーナー
 の両重鎮、『元祖ハードコア』テリー・ファンクらが顔を揃えており、これ
 から世界王座戦を行う2人に無言の重圧を掛けているのやけど、これ
 も先の試合同様無闇な流血ジョヴや反則攻撃等を排除して両者の持
 つレスリング・スキルだけで構成された見応えある一戦でしたワ。
 試合はスティムボートにボディ・スラムで投げられたフレアーが、『風車
 の理論』のごとく相手の勢いをそのまま利用してスティムボートをクル
 っと丸め込み電光石火の3カウントをゲット。
 フレアー、6回目のNWA王座返り咲きの瞬間ですワ。
 尚、試合決着後、JRによる勝者インタビューに顔を突っ込んできたタキ
 シード姿のテリー・ファンクが押し問答の末にフレアーを襲撃。
 場外テーブル上でフレアーにパイル・ドライバーを喰らわせ、次の挑戦
 者は俺だとの意思表示を行っております。

【この章のボーナス映像】
○Ric Flair & Barry Windham
 vs. Ricky Steamboat & Eddie Gilbert (1/21/89)
  豪華な顔合わせによるタッグ戦。けどスティムボートとフレアーの遺
 恨を盛り上げるためか、スティムボートのパートナーであるエディ・“ホ
 ット・スタッフ”ギルバートの出番が少なく、しかもやっとリングに入って
 来たと思った途端、彼の出番は無残にもカット。試合はスティムボート
 のハイ・クロス・ボディにてフレアーに土が付いておりますワ。
○Steamboat's three-man workout
  スティムボート売り出しのために組まれたと思われる1対3のハンデ
 ィ戦。ここでの注目はジョバー役を与えられたダスティ・ローデスの息
 子であるダスティン・ローデス(現WWEのゴールダスト)か。
 あ、結局試合にはフレアーが介入して情けなくもスティムボートに返り
 討ちされるのやけど、スティムボートの左胸にはフレアーが見舞った
 逆水平チョップによる痣がくっきりと付いていて...。
○Flair calls out Steamboat
 (from Clash of the Champions V, 2/15/89)
  ゴージャスなお姉さん5人を引き連れたフレアーがリング上からステ
 ィムボートを挑発。これに怒ったスティムボートがフレアーの高価なジ
 ャケット、ワイ・シャツ、スラックスをズタズタに引き裂いたものやから、
 哀れフレアーは黒のブリーフ姿を衆人の前に晒すことに。
○Controversy Recap
  前述した様に4月2日の世界王座戦の3本目はフレアーの左足が
 確かにロープから外に出ており、これを巡って両陣営間で論争が巻き
 起こることに。以下は皆さんの好き勝手な主義主張のコーナーです。
 ◆Flair's Lawyer
   まずはフレアー側の弁護士デニスさんの主張。
 ◆Jim Herd
   続いてWCWのお偉いさんらしきジム・ハード。
 ◆Ricky Steamboat
   続いてスティムボート。
 ◆Ric Flair
   最後はフレアーの俺節。
○WrestleWar Pre-Match Intervie
  5月7日、世界王座戦直前のフレアーの俺節。


★★ Terry Funk : Hardcore ★★

○Terry Funk : Hardcore
  フレアー、テリー・ファンクとの抗争史を語る。

○Ric Flair vs. Terry Funk
 (from Clash of the Champions IX, 11/15/89)
  WCWによるWWFのお膝元ニュー・ヨークでの興行。当然敵対団体
 であるWWFの脅威となるカードを組む必要もあったのやろけど、これ
 に選ばれたのがフレアーとテリーとの『アイ・クイット』戦での激突や。
 DVDのチャプター・タイトルには『ハードコア』なる文字も見えて、さぞや
 荒れた試合になった事やろと思っておりましたが、21世紀のデス・マッ
 チのように有刺鉄線や画鋲や工業用ホチキス攻撃などが駆使されるな
 んて事は当然なく、椅子攻撃や流血ジョヴさえも披露されませんでした。
 ここら辺り、当時のTVの放送コードなどとも関連があるかもね。
 で、それならばこの試合が看板に偽りありの『ハードコア』なのかと問わ
 れると、それもまた否なんですワ。あえて形容するなら、オールド・スク
 ール式のケンカ・ファイトとでも称しましょうか。
 フレアーが試合中に繰り出した数え切れない数の逆水平チョップは、全
 てがテリーの右胸の肉を抉るような痛烈さで、これだけでも充分に『ハ
 ードコア』を名乗る資格があり。ニュー・ヨークを本拠地にする都会的に
 洗練されたWWFのプロレスに対し、NWAの流れを引き継ぐWCWが
 南部の泥臭く男臭い伝統的なプロレスで勝負を掛けたなんて見方は考
 え過ぎやろか。試合はテリーのウイーク・ポイントである左膝へ集中攻
 撃を繰り出したフレアーが、止めとばかり四の字固めを敢行。
 ここまで理詰めで責められては、テリーも「アイ・クイック、降参や」と言う
 しかありまへんでした。
 
【この章のボーナス映像】
○Press Conference (6/22/89)
  フレアー対テリーの一戦に向けた記者会見。  
○Bagged (from Clash of the Champions VIII, 9/12/89)
  フレアー&スティング対ディック・スレーター&グレート・ムタのタッグ
 戦(これもコンプリートで出して欲しかったな)にテリー・ファンクが乱入。
 フレアーの頭部にビニール袋を被せて首の部分を縛るなんて凶行を。
○"I'll shake his hand!" (11/4/89)
  テリーのインタビュー。
○Flair's Rebuttal (11/4/89)
  フレアーも負けずに俺節で返答。
○"You're gonna say 'I Quit'!"
  これもフレアーのインタビュー。
○New York Knock-Out Promos
  フレアーとテリー、ご両人のインタビュー。
○Pre-Match Interviews
  『アイ・クイット』戦直前の両者のインタビューが収められてます。  
 ◆Terry Funk
   テリーさん、どうもマネージャーのゲイリー・ハートとはしっくりとは
  行っていないようですな。
 ◆Ric Flair
   こちらは試合直前のフレアーですワ。
○The Plane Crash
  75年10月4日、フレアー、ジョニー・バレンタイン、ティム・ウッズ(
 ミスター・レスリング)、プロモーターのデヴィッド・クロケットらの乗っ
 た小型飛行機が事故を起こしたんや。ここではWWEの『コンフィデ
 ンシャル』からの映像で、当時の事故の模様を振り返っております。
 それにしてもこの時の事故でバレンタインは引退を余儀なくされたの
 に、フレアーはなんて運が強いんやろか。
○History of The Horsemen
○A Day in the Life of The Horsemen
  こちらも『コンフィデンシャル』からの映像で、フレアー、アンターソン
 兄弟(←業界兄弟やデ)、タリー・ブランチャード、後見人のJJディロ
 ンからなるユニット、“オリジナル”『4人の騎士』の思い出をどうぞ。
 あ、現在のWWEでフレアー、HHH、オートン、バティスタが組んで
 いる『エボリューション』の原型がこの『4人の騎士』なんやろね。
 
【隠しトラック情報】
@チャプター画面の【A Day in the Life of The Horsemen】にカーソル
 を合わせて【左矢印】を押すと87年6月に収録されたフレアーのマ
 イク・アピールが再生されます。


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