では収録内容の詳細を

BROADCAST FROM HELL
(約2時間30分収録)
 本DVDは2004年2月発売の、3PWものとしては通算3作目となる
タイトル。さて3PWはフィラデルフィアのエレクトリック・ファクトリーって
名前のディスコ(?)を活動の拠点としているようで、今作は02年11月
から03年6月までの定期戦より名勝負(??)をチョイスしたって構成。
当然お色気ネタもバッチリと収めてられいるので、プロレスよりもこっち
を期待されている方をも裏切らない心遣いもあり。
では早速内容を御報告いたしますワ。

○オープニング・プロモ
  過去のベスト・シーンを編集したものですワ。
@Josh Daniels vs. Damian Adams
 (March 29, 2003 ''Legends Collide'')
  握手で始まり巻き投げの応酬なども見られたこの試合、アダムスの
 ハリケーン・ラナを着座式パワー・ボムにて切り返したダニエルズが
 勝利を収めております。
ADa Hit Squad (Mafia & Monsta Mack)
 vs. Blue Meanie and Roadkill
 (March 29, 2003 ''Legends Collide'')
  こちらは既にアップ済のVHS版を御参照下さいな。
BHomicide vs. Xavier
 (March 29, 2003 ''Legends Collide'')
  こちらは既にアップ済のVHS版を御参照下さいな。
CKid Kash vs. Ron "The Truth" Killings
 (Nov. 23, 2002 ''Return of the Dream'')
  ロン・キリングスって名前だとピンと来ない方も居られるでしょうが、
 元はWWEでK・クイックって名前にて一世を風靡した黒人選手。
 白人至上主義のWWEには居場所がなかったか、現在はこうして独
 立団体を地味に回っているみたいなんですワ。
 さてキッド・キャッシュとの戦いなんですが、キャッシュが序盤放った
 場外へのサマー・ソルト・プランチャが不発気味に終わり、硬い床へ
 お尻からモロに墜落。これでキャッシュは試合への意欲を無くしたの
 か、中盤以降はキリングスの独壇場。会場奥の機材置き場からキャ
 ッシュを着座式パワー・ボムにてテーブルへ沈め、WWEでも見られ
 たブレイク・ダンスっぽい動きからのバイシクル・キックも披露。
 キャッシュの反撃を期待したんやけど、これはキリングスがワン・サ
 イドで試合をまとめてしまいよりました。
 あ、キリングスなんですがフィラデルフィアの『顔役』である例の『麦
 わら帽子』及び『サングラス』の2人と丁々発止の場面もあって、こ
 れにはちょっとホッとさせられたワ(笑)。
D"Pitbull" Gary Wolfe vs. Joey Matthews
 (March 29, 2003 ''Legends Collide'')
  こちらは既にアップ済のVHS版を御参照下さいな。
EMiss 3PW Beauty Pagent
 (May 3, 2003 ''A Funkin Classic'')
  3PWって団体を文字通り身体を張って運営するAV女優のジャス
 ミンさん。彼女はブルー・ミーニーの奥方でもあられるんや。
 ここに元ECWのオーナー(ポール・Eの先代)であったタッド・ゴード
 ン氏も絡んでのミス3PW・コンテストが始まりました。
 ジャスミンさん以外にも多分仕事仲間であろうおネェちゃんが合計4
 人登場して、バナナをいかにエロっぽく食するかで真剣勝負でっせ。
 馬鹿らしいと言えばホンマに馬鹿らしいけど、これも3PWの名物や
 からDVDに収録しないって訳にはいきまへんワ(苦笑)。
FA.J. Styles vs. Kid Kash
 (June 21, 2003 ''A New Era'')
  ダブルJことジェフ・ジャレットが運営するNWA−TNAの看板タイ
 トルである軽量級のXディビジョン。全米各地からWWEに属さない、
 または属せない腕達者の猛者を集めて大盛況やそうですが、NWA
 −TNAは毎週水曜日放送のPPVのみって運営らしく、こうして週末
 になると『出来る』選手達は弱小団体からのお呼びも掛かるみたい。
 キャッシュもAJスタイルスもまだまだNWA−TNAのみでは食って
 行けないやろし、3PWにとってもハイ・レベルな試合をブック出来る
 んやから双方万々歳ってとこかもね。
 試合は日本のジュニアっぽい攻防の中にキャッシュが吊り天井でク
 ラシカルなアクセントを付けるって展開で、最後はキャッシュが仕掛け
 たコーナー上でのウラ・カンを返したAJがフェイス・バスター気味(ス
 タイルズ・クラッシュって言うんでっか?)にキャッシュをリングに叩き
 付けて勝利をゲットしとります。
GTerry Funk vs. Jerry "The King" Lawler
 (May 3, 2003 ''A Funkin Classic'')
  「ワシはWWEが憎い!、ワシはビンス・マクマホンが憎い!!」っ
 てテリー御大がマイクでなじり倒している相手は、誰あろうWWEの
 おちゃらけ解説者ジェリー・“ザ・キング”・ローラー。
 なんでもキングさんはWWEの看板番組である『RAW』や月に一度
 のPPVにさえ穴を開けなければ、他の団体(または自身が運営する
 団体)で自由に試合を行って良いって事だそうでして、たまには勝手
 気ままに試合でも楽しんでみるかと3PWに登場したみたい。
 3PWもキングさんが出てくれるならそれなりの対戦相手を用意せん
 とアカンと思ったのやろな、ある意味キングさんよりも扱い辛いテリー
 御大を招聘ですワ。
  さてどう見ても落ち武者の晒し首って感じに年輪を重ねたテリー御
 大と、やけに油っこい笑顔が印象的なキングさんの激突なんですが、
 これがキングさんの繰り出すパンチ攻撃にテリー御大は流血を強い
 られての防戦一方(けど心配せんといてや、随所にテリー御大十八
 番の持ちネタは十二分に仕込まれているから)。
 キングさんのフィニッシュ・ムーヴであるフィスト・ドロップこそカウント
 2で返したものの、場外での1発を含むメンフィス臭漂うパイル・ドラ
 イバー3連打から中指を突き立ててのストーン・コールド・スタナー
 でをキングさんに喰らわされたテリー御大、何度ももうダメかと思わ
 せたのですが、ロー・ブローから掟破りの逆ストーン・コールド・スタナ
 ーを繰り出して力ずくでキングさんを押さえ込み完了。
 パンチとパイル・ドライバーだけで長丁場の試合を構成したキングさ
 ん。キングさんの攻撃を受けつつ客席に向けて持ちネタの波状攻撃
 を仕掛けまくるテリー御大。やっぱりアンタらプロ中のプロやね。 
 いやはやこれはワシには堪らん試合でしたな。よ、名勝負!!!。
○ミュージック・プロモ
  Zeromancerって名前のゴス・メタル(?)バンドが演奏する"Dr, On
 line"って曲のプロモ・クリップに本DVDの名場面を組み込んだもの。

【DVD特典映像】
○Balls Mahoney vs. Nosawa
 (March 29, 2003 ''Legends Collide'')
  ノサワによる掛け値なしの大流血が見られる一戦。詳細は既にアッ
 プ済のVHS版を御参照下さいな。

○PHOTO GALLERY
  150秒程度の、別に大した事のない静止画像集ですワ。

【隠しトラック】
○10 Bell Salute for Ted Petty
 (Oct. 19, 2002 ''A Night for the Flyboy'')
  私どものHPによく遊びに来ていただいている『キングコングニーさん』
 から隠しトラックの再生方法をお教えいただきました。
 チャプターメニュー”MISS 3PW CONTEST”を選んで、↑ボタンを押す
 以下の内容が再生されます。
  名物タッグ・チームが多数在籍していた初期ECWにあって、一際の
 人気を獲得していたパブリック・エネミー。
 ジョニー・グランジと“フライ・ボーイ”ロッコー・ロックから成っていたチー
 ムで、ECW〜WCWと渡り歩いて3PWの第1弾DVD『BLOOD!,B
 RAWLS!& BROADS!』でも元気な姿を見せてくれていたのに、ロ
 ッコー・ロックが02年9月21日に車で移動中に亡くなってしまうんや。
 ここではロッコー・ロックこと本名テッド・ペリーさん追悼の10カウントを。


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