では収録内容の詳細を

XTREME ACTION Vol,1
(約83分収録)
 今回ご紹介するのはCZWのDVD。さてCZWの映像ってなるとワシが
ずっと当HPで紹介し続けているSMARTMARK作成のVHSテープやD
VD−Rが一般的(通販専門のVHSテープやDVD−Rが一般的ってのも
変やね)で、それ以前は他の通販店がVHSテープで発表(撮影はSMA
RTMARK?)された映像を細々とDVD−Rにして発売していた程度。
またこれまでキチンとプレスされたDVDは『No Rules... No Limits !』
てタイトルのものだけ(これも映像を撮影したのはSMARTMARK?)の
はず。こんなお寒い発売状況なので我が日本国ではなかなかCZWの映
像もファンの方々に届かないのではと案じておりましたが、本作はDVD
−Rではなく、キチンとプレスされたDVD。
『Extreme Entertainment Group』なる配給会社が過去にSMARTM
ARKが撮影した映像を借り受け(?)、ベスト版としてシリーズ化して発売
していくみたいなんや。これによって米国アマゾンなどでも取り扱いが始ま
ったので、少しは日本のファンにもCZWに接する機会が増えたんやない
やろか。

@Trent Acid vs. "Sick" Nick Mondo
 March 8, 2003, Philadelphia, PA ''Divide & Conquer''
  2003年3月8日の定期戦『Divide & Conquer』より選出された一戦。
 現在はジョニー・カシミールとの名ユニット“バック・シート・ボーイズ”を
 解消しCZW内で一本立ちしているアシッドと、2003年7月26日の『ト
 ーナメント・オブ・デス・2』を花道に業界からフェード・アウトしたニック・
 モンドの対決ですワ。試合は両者のプロレス・スキルをたっぷりと堪能
 出来る内容で、モンドによってアシッドがガラスの破片をバラ撒かれた
 椅子へと叩き込まれて憤死。フィニッシュ直前まで披露されたプロレス
 ・スキル、打って変わって披露された凄惨なフィニッシュ・シーンと、まる
 で一粒で2度美味しいグリコ(ワシも例えが年寄り臭いな)の様ですワ。
ALadder Match : Joker vs. Chri$ Ca$h
 December 13, 2003, Philadelphia, PA
 ''CAGE OF DEATH V - Suspended''
  2003年12月13日の年内最終興行『CAGE OF DEATH V』ではザ
 ンディグ率いる正規軍と、メサイア率いる反逆軍HI−Vが6人対6人
 による全面対決の『CAGE OF DEATH』戦で激突しましたが、この
 試合に勝るとも劣らない内容であったのがこの一戦。
 詳しくは既にアップ済みの『CAGE OF DEATH V』のレビューを参照い
 ただきたいのですが、ジョーカー必殺のジョーカー・ドライバーによって
 キャッシュが巨大脚立からテーブルへと叩き落される場面は正に『H
 OLY SHIT!』。こいつら、ホンマ命を張ってますワ。
BBJW Deathmatch Championship Tables Match :
 Nick Gage vs. Nate Hatred(w/Dewey)
 August 9, 2003, Philadelphia, PA ''Aftermath''
  2003年8月9日の定期戦『Aftermath』より選出された一戦。元は
 H8クラヴって名のユニットを組んでいたニック・ゲージとネイト・ヘイト
 リッドとの激突でして、しかもこの試合にはヘイトリッドが保持する大
 日本プロレス認定のデスマッチ王タイトルも懸かっていました。
 で、肝心の試合ですが中盤に披露された場外椅子櫓へコーナー・ポ
 スト上からヘイトリッドがデッドリー・ドライヴによって投げ落とされるデ
 ンジャラス・スポットを経て、戦場は何時しか会場奥の高所機材置き
 場へと移動。そしてここでテーブル2段重ねのトラップへ、ゲージがヘ
 イトリッドによってパイル・ドライバー気味に落とされてジ・エンド。
 それにしてもこのフィニッシュ、ゲージの頭部がテーブル2台を突き抜
 けて床にモロに激突した様に見え、ちょっと怖かったですな。
CNo Rope Barbed Wire Match : Zandig vs. Lobo
 July 13, 2002 - Philadelphia, PA ''Deja Vu''
  主に若手同士の試合が収録されたこのベスト版第1弾ですが、や
 はり最後はザンディグ親分の試合が欲しいところですわな。
 ならばと最後に2002年7月13日の定期戦『Deja Vu』より選出され
 た、ザンディグとロボとの宿命の対決が収録されました。
 では試合の方へと筆を進めますが、まずは試合開始早々ザンディグ
 は観客の掲げていた『XPW SUCKS ASS』ってプラカードを満足げ
 に破り捨てる(当時西海岸のデス・マッチ団体XPWがCZWのお膝元
 へ遠征していて、両団体間は緊張しておりましたんや)余裕を見せた
 ものの、直後にロボによってコーナーに立て掛けられた蛍光灯トラップ
 へと振られ、続いて蛍光灯の破片と有刺鉄線により額を大きく割られ
 て早くも大流血。けどザンディグもロボのプランチャを椅子で迎撃し、リ
 ングの四方に張られた有刺鉄線へと何度もロボを投げ付ける反撃を
 開始。ここで勢い余ったロボが有刺鉄線に髪の毛をむしり取られなが
 ら場外へと落下ですワ。続いて場外に設営したテーブル上にロボを
 寝かせ、ザンディグが自ら身体に有刺鉄線を巻き付けて高所より自
 殺ダイヴを決行!。ワシは、これで試合は幕となったと思ったんです。
 けれどザンディグにもダメージがあったか、これではフィニッシュとな
 らず両者ともフラフラでリング上へと復帰。以降も有刺鉄線と蛍光灯
 を使ったデンジャラス・スポットがいくつも披露され、ザンディグに至っ
 てはどこで何時切ったのか腕からドクドクと血を流す(スタッフがガム・
 テープを巻き付けて応急の止血処置をしていました)羽目に。
 結局ロボを有刺鉄線に貼り付けにし、ザンディグが椅子で頭部をボコ
 ボコに殴りだしたところで、本試合を裁いていたロボ陣営側のロッキ
 ン・レベルやその一派が一気に介入。当然ザンディグ一派のH8クラ
 ヴや『妻殴り』ことワイフ・ビーターも駆け付け、残念ながら試合その
 ものは無効(?)となってしまいました...。
 あ、『妻殴り』ことワイフ・ビーターですが、愛機である携帯用芝刈り
 機を振り上げての登場でして、Tシャツ越しではありますがロボの胸
 に実にキツ〜イ一撃をお見舞い。ロボの胸にミミズ腫れの傷を残し
 ておりまっせ。

【おまけ】
○バイオレンス・シーン×12個のリピート映像
  ま、改めてDVD特典映像って紹介する程のものではおまへん
 が、本編に収められた各試合からバイオレンス・シーンを12個抽
 出したものです。尚、各々のシーンに通常再生とスロー再生の2
 パターンがチョイス出来る様に仕掛けが施されていて、これはこ
 れで嬉しいおまけかな。


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