では収録内容の詳細を

VIOLENT OUTBREAK
(約69分収録)
 『Extreme Entertainment Group』なる配給会社が過去にSMAR
TMARKが撮影したCZWの映像を借り受け(?)、ベスト版としてシリー
ズ化して発売する事としたらしいDVDの第2弾をご紹介。
既にレビュー済みの第1弾DVD『XTREME ACTION Vol,1』同様、またま
た血生臭い映像に満ち満ちた内容でっせ!。
尚、本DVDですが、ワシは大阪梅田のイグニッション・レコードさんで2,
500円にて購入しました。別にイグニッション・レコードさんに義理立て
するつもりはないけど、米国から通販で購入すると注文先によって多少
の額の差異はあろうと送料込み20数ドル必要となるので、通販に絡む
手間隙を思うなら2,500円ってのは非常に良心的ではないやろか。

@No Rope Exploding Barbed Wire &
 Exploding Tables Death Match : Lobo vs. Zandig
 June 25, 2000, Sewell, NJ ''They Said it Couldn't Be Done''
  既にレビュー済のDVD−R『Apocalypse』や、現在入手困難の同
 じくDVD−R『They Said it Couldn't Be Done』にも収録されていた
 2000年6月25日の定期戦『They Said it Couldn't Be Done』より
 選出された一戦。
 実況によると米国初の爆破系試合って事で、ザンディグ親分とロボ
 が相対しております。詳細は『Apocalypse』の方で確認いただきたい
 のですが、もともと試合時間が短かったものが、何故か本DVDでは
 ダイジェスト収録となっており、僅か3〜4分程度にバッサリと編集さ
 れていて、これは何とも残念でしたな。DVDって長時間収録が売り
 やし、本DVDはトータルで70分弱の収録時間。それなら、この試合
 を完全に収める事も可能やったのになァ。よってこの試合をノー・カッ
 トでご覧になりたいのなら『Apocalypse』ってDVD−Rをどうぞ。
A200 Light Tubes Death Match :
 Nick Gage vs. Wifebeater (w/Big Mack Smack)
 June 25, 2000, Sewell, NJ ''They Said it Couldn't Be Done''
  既にレビュー済の現在入手困難なDVD−R『They Said it Could
 n't Be Done』にも収録されていた、2000年6月25日の定期戦『Th
 ey Said it Couldn't Be Done』より選出された一戦。@に引き続き、
 実況によるとこれが米国初の蛍光灯200本マッチ(そらそうやろ、
 CZW以外にこんなアホな形式の試合をする団体はないやろから)
 だそうで、これまた@に引き続きカット率は低いものの本試合も残
 念ながらのダイジェスト収録や。
 試合は淡々とした(それだけにかえって不気味でもあるんやけどね)
 蛍光灯による両者のド突き合いで、両者とも血まみれとなった末に、
 『妻殴り』ことワイフ・ビーターがトレード・マークの携帯用芝刈り機を
 持ち出しニック・ゲージの肉体へ痛烈なる一撃をお見舞い。
 けどゲージも大したものや、芝刈り機によって受けたダメージを乗り
 越えて画鋲付きのボクシング・グローブにより『妻殴り』に反撃開始。
 最後は十八番のフロッグ・スプラッシュ(withテーブル&蛍光灯)で
 『妻殴り』を撃破ですワ。ウーン、ダイジェスト収録なのが悔やまれ
 る一戦ですな。
BFans Bring the Weapons Match :
 Justice Pain & Johnny Kashmere (w/Trent Acid)
 vs. Nick Mondo & Jun Kasai
 April 14, 2001, Smyrna, DE ''Un F'n Believable''
  2001年4月14日の定期戦『Un F'n Believable』より選出された
 一戦で、当時CZWと交流のあった大日本プロ所属の葛西(キチガ
 イお猿らしく、シッポの付いたトランクスを着用)が試合に参加して
 いるのがミソ。試合は元々思い切りの悪いデス・マッチ・ファイター
 である(と少なくともワシは断定しとります)『正義痛』とこジャスティ
 ス・ペインと、身体に傷が付くのを嫌がってロング・スリーヴのTシャ
 ツ着用で現れたジョニー・カシミール相手に、葛西&モンドがとこと
 ん我が身を削るって内容でして、まぁこれ程痛めつける側と痛めつ
 けられる側がはっきりと分かれているのも珍しいなあ、と。
 けど攻められっぱなしの者が最後に勝つってのもプロレス業界の
 慣わしであり、場外有刺鉄線ボードに寝かされたモンド目掛けてカ
 シミールが放ったフィニッシュ狙いのセントーンがモロに自爆。
 これをすかさず葛西が押さえ込み、大逆転でモンド&葛西組に凱
 歌があがる事に。尚、終始相手側をボコり続けた末に詰めをミスっ
 た『正義痛』&カシミール組ですが、試合決着後に葛西のシッポに
 油を染み込ませてライターで点火するなんて腹いせを慣行。
 哀れ葛西、ご自慢(?)のシッポが丸焦げになってしまいました。
 あ、この試合は@やAと違って完全収録でしたデ。
CCZW World Heavyweigh Championship :
 Zandig (w/Trent Acid) vs. Wifebeater (w/Big Mack Smack)
 May 12, 2001, Smyrna, DE ''Stretched in Smyrna''
  2001年5月12日の定期戦『Stretched in Smyrna』より選出され
 た一戦で、CZW認定の世界王者であった『妻殴り』ことワイフ・ビー
 ターにザンディグ親分が挑戦って図式。まず試合序盤、ザンディグ
 親分が『妻殴り』の蛍光灯攻撃によりザックリと額を割られ、ここに
 有刺鉄線ボードを抱えた『正義痛』とこジャスティス・ペインが登場。
 『正義痛』はコーナーに立て掛けた有刺鉄線ボードにザンディグ親
 分を叩き込むし、『妻殴り』は『正義痛』や追って乱入した他のスタッ
 フらとも共謀の上で、ザンディグ親分の身体をロープとコーナー・ポ
 ストを使ってリング上に対角線に縛り上げ、蛍光灯攻撃により無残
 に裂けたザンディグ親分の背中の傷口に、SMショーよろしく溶け
 た百目ロウソクまで垂らすなとどまさにやりたい放題。
 文章で表現するとワシの表現力のなさもあって残酷さがなかなか
 伝わらんやろけど、ここまでの凄惨さって格別のものがおましたワ。
 で、劣勢のザンディグ親分を救えとニック・モンド、ニック・ゲージ、ネ
 イト・ヘイトリッドが現れ、『妻殴り』側には新たにロボまでが加わり、
 試合は一気に3対3のタッグ戦へと変容(ザンディグ親分はダメー
 ジが深く、担架で運び出されました)。ここら辺りから観客席とリン
 グ内との分け隔てのない全くの無政府状態へと試合は一気に加
 速し、狭い場内のアチコチで蛍光灯等を振り上げて6人が戦うもの
 やから観客達もとことんヒート・アップ。試合の映像自体、ハンディ・
 カメラによって人間の目線で撮影されているので、まるでモニター
 画面を見ていると自分自身が当日の会場で間近に乱戦を観てい
 る錯覚に陥いりますんや。ホンマ、今にもモニター画面から蛍光灯
 の破片が降り掛かって来そうで、これは皆さんも是非味わっていた
 だきたい大迫力(3D方式の映画どころの話やないデ)。
 尚、ザンディグ親分のストレッチャー・ジョヴ(当日の興行名とも深く
 関係)により世界王座の行方や如何にと思わされましたが、当の
 ザンディグ親分が『妻殴り』のトレード・マークである携帯用芝刈り
 機を片手に試合の最終幕に復帰。『妻殴り』に掟破りの携帯用芝
 刈り機攻撃を喰らわせ、そのまま『妻殴り』の巨体をリフト・アップ。
 リング上に無造作に置かれていた蛍光灯の束へと『妻殴り』を投げ
 落として、自身4度目の世界王座へと就いております。
 あ、この試合も@やAと違って完全収録でしたデ。 
DBJW World Heavyweigh Championship
 200 Light Tubes Death Match :
 Nick Gage vs. Nate Hatred
 August 23, 2003, Dover, DE ''Respect''
  2003年8月23日の定期戦『Respect』より選出された一戦で、
 ネイト・ヘイトリッドの保持する大日本プロ認定のデス・マッチ王座
 が懸かっているのがミソ。試合はもはやお馴染みの、CZW名物
 蛍光灯200本マッチ。例によって例のごとく血で血を洗う残酷な
 内容となっておりまが、詳しくは既にレビュー済みの『Respect』
 ご確認いただけますでしょうか。
 あ、この試合も@やAと違って完全収録でしたデ。 

【おまけ】
○バイオレンス・シーン×24個のリピート映像
  ま、改めてDVD特典映像って紹介する程のものではおまへん
 が、本編に収められた各試合からバイオレンス・シーンを24個抽
 出したものです。尚、各々のシーンに通常再生とスロー再生の2
 パターンがチョイス出来る様に仕掛けが施されていて、これはこ
 れで嬉しいおまけかな。でも本編@やAを完全収録した方が良
 かったのでは、ってのがワシの偽らざる思いですワ。


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